「息子よ」ブレット・トレイン chakauooさんの映画レビュー(感想・評価)
息子よ
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原作は未読、伊坂幸太郎作品ということで気になって鑑賞してきました。
愉快な音楽×バイオレンスシーン満開シネマだったのでドルビーで見るべきだった…
殺し屋ものだけど軽快に見れる楽しい映画。
ミカンとレモンの登場シーンで、「もうこの2人ずっと見ていたい」ってなり物語の中へ。
敵キャラがものすごい数出てくるけど、
全員キャラが濃すぎて誰も霞まない。みんな好き。
そして、唐突な登場シーン。スーサイドスクワッド味がちょっとある。
敵の人数はてんとう虫の7つの点に因んでいるのか?いや、2人余る……
あっ!最後7人の不幸を背負ってホワイトデスに向かうのかと勝手に納得。
もうひとつのお楽しみポイント、
序盤から勢いよく散りばめられた日本の記号的イメージ。
…サイバーパンクな繁華街ネオン、ポップカラーのアニメ、仁義なヤクザ、80年代ロッカー風ヤンキー、ハイパートイレ、和室に書道、刀でサムライ斬り、真面目で紳士的そうなのに嫌なやつ、寿司、ワサビ, etc.
現実だと有り得ない…なんて思ってしまう気持ちは忘れてみる。
日本を舞台にした映画って日本のここが求められてるんだ!という視点でみると次はどんな仕掛けが?!と楽しくなってくる。
「今の日本だとないでしょ」という気持ちで創作をすると、せっかくの日本のエンタメ要素を捨ててしまっているのかもしれないと感じさせてくれた。
それでもやっぱり気になってしまった、絶対に日本の父が言わなそうな言葉「息子よ」。
でも真田広之が言うと様になってしまう威力。
(Hey,Sonは違和感ないのになぜだろう)
しかし、水は高すぎる笑
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