シン・感染恐竜のレビュー・感想・評価
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狂った詐欺映画
とてもじゃないが星は付けられません!
庵野監督のシン・シリーズと韓国映画からパクったような如何わしい邦題。原題はEbola Rex、エボラ出血熱のウイルスを保有するティラノザウルス。
感染した恐竜とは斬新な思い付きのようですが1953年に制作されたユージーン・ルーリー監督によるモノクロ特撮怪獣映画「原子怪獣現わる」でもリドサウルスがまき散らした血液は謎の病原体を含んでおり、多くの人が感染症の犠牲になってしまうくだりがありましたからパクリでしょう。
ポスターもゴジラ映画を想像させるがこれがとんだ詐欺映画。
ポスターの片隅に「うわっ!ダマされた!」とあるのはクレーム対策か、配給会社のせめてもの良心かもしれません。
映画でも冒頭から絶叫女王という妙ちくりんなキャラが解説役で登場、まるで紙芝居のような仕立てですが、真に受けないでと、荒唐無稽な内容への布石に思えます。
T-レックスは確かに一匹出てきますが何故現代に登場か、出自は不明、予算が無いのでシーンは数分程度、人々がエボラに感染した描写は無く言ってるだけです、その割には植物まで感染して枯れたとかエボラのせいで恐竜が賢くなったとか意味不明、ただ、恐竜保護を訴える市民が喰われるところはかなりブラック。最後は行方不明というのは続編狙いかも。
映画の大半は得体の知れない賞金稼ぎのカウボーイもどきが森を徘徊する様子、メインはホモの狂ったおやじがホモ友達を監禁殺害するホラー話だから、もはや恐竜映画ではありませんね。
せめてもの救いは長いクレジットを除けば賞味1時間足らずと短いことくらい。
それでも賢明な映画フアンなら時間を無駄にせず避けるでしょうし絶対お勧めは出来ませんが、気になるのは物好きな方、鑑賞はくれぐれも自己責任ということで・・。
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