「どんどんどんどん西部警察に近くなっている件」エクスペンダブルズ ニューブラッド 宮内 浩さんの映画レビュー(感想・評価)
どんどんどんどん西部警察に近くなっている件
なんかコンセプトが変わってきている。1,2あたりは80年台のアクション俳優を集めて、敵も味方もゲスト出演で、当時の感じのスタントを楽しむ。と言うスタイルだったけど、前回あたりから当時の人がどんどん抜けて、今回はブラックジョークを売りにしようとしている感じ。
しかもたぶん日本人が笑えるジョークって少ない。敵の下っ端がSNS眺めながら「俺のヒーローだ会ってみたい」と言っている後ろでステイサムがナイフ構えてるのはクスッときたけど、他は「あー、笑わせようとしてんだな」程度。
指輪にまつわるイザコザは完全にスタローンが悪いのにステイサム巻き込んでメチャクチャだし、しまいにゃあ賭けの相手を身代わりで惨殺しちゃうってのと、出てくる爆弾のデカさが、西部警察の特別番組を連想させてくれたよ。
あれは神田正輝が悪者役だったんだけど、銃撃戦でもなんでもなくいきなり弟を殺されたし、ラストは神田正輝の背後にカタカナで大きく「ニトログリセリン」て書いたタンクがドーンと置かれていてガッカリさせられたけど今回のはそれにかなり近いものがあるよ。
コメントする