シャイロックの子供たちのレビュー・感想・評価
全245件中、101~120件目を表示
「半沢直樹」好きにはお勧めしない。
勉強しまっせ
わるいやつら
帯封
帯封に日付まで入っているなんて!知らなかった。つい最近、銀行から引き出したときには、怖かったのですぐカバンに入れてすぐ他行に入金。帯封なんてすぐに破り捨ててしまったけど、取っておけばよかったなぁ。滅多に見ることがないんだし・・・
時代なのでしょうか、大金を下ろすときって必ず「何に使うんですか?」と係に聞かれる。自分が詐欺に遭いそうな人間に見えるのだろうか、マニュアルに沿ってるだけなのか、単に興味本位なのだろうか・・・詐欺撲滅するのなら、一体いくらから訊ねるのだろうか。銀行員の方にに逆に問いたい。ATMでの引き出しが最も詐欺に絡んでるだろうに・・・ふと思い出したのが、貯玉していたパチンコ店から20万円ほど下ろした(?)ときにも聞かれたこと。「君にプレゼントを買うためだよ」などと言っておけば良かったと後悔するばかり・・・(アホ)
そんな帯封が二つの事件を結びつける。競馬はねーよなぁ。今じゃ高額の場合、現金で勝ち馬投票券買う人は少ないだろうになぁ。などと思いつつも、これも観客にわかりやすく説明するためなんでしょうけど、「貸す方が悪い」「返せばいいってもんじゃない」という銀行員の本質にも迫るいいドラマだったと思います。
最も気になるキャラは木南晴夏でした。『20世紀少年』の小泉響子以来存在感がありました。てか、いつも気にならなかっただけか。
池井戸潤作品、『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』を見たことないので、余計なことは書かないでおきます・・・(汗)
日に日に麻痺していく世界
普通に面白かったですよ
「ゆっくり流れるのが好き」
今までの池井戸作品とは違った「ヒューマンドラマ」。
痛快な展開で、見終わった満足感は高い。しかし「シャイロックの子供たち」というのはどういう意味なのかすぐには呑み込めなかった。シャイロックというのは「ヴェニスの商人」に出てくる、強欲な金貸しのことだ。一方銀行は、資金を事業者に貸し付けて経済を支える重要な役割を担っている。単なる金貸しとは根本的に違うはずだ。しかし、銀行マンでありながらシャイロックのような私利私欲に走る金貸しになってしまう者も少なからずいる。この物語は、そんな悲しい銀行マンを描いているようだ。
銀行マンとシャイロックは紙一重である。誘惑に負けたり、良心に一瞬目をつぶればすぐに転落する。「金は返せばいいというわけではない」という黒田のセリフは、銀行マンの高い倫理意識を表したものだろう。そしてそれを守れなかった自分の弱さへの自戒でもある。
阿部サダヲが(主人公の)西木を演じることで、この作品の性格がほぼ決まったと言える。上からは期待されない、出世コースから外れた銀行マンの意外な大活躍である。阿部サダヲにぴったりの役どころと言える。銀行と詐欺事件というとてもカタイ話なのにヒューマンドラマっぽくなっているのは、阿部サダヲのキャラクターが効いている。西木と一緒に不正を追及する北川と田端も、池井戸作品に共通している「真剣勝負」のような緊迫感というよりは、微笑ましい感じになっている。
今までの池井戸作品からすると物足りなさを感じる部分もあるかもしれないが、これはまた違う味わいのとても楽しい作品になったと思う。
基本は性善説。だけど、やられたら倍返しだってな!
「倍返し」は、池井戸潤の描く銀行には必ず出てくるのかな。
忌み嫌われた金貸しの守銭奴にも、守銭奴なりの正義はある、か。騙されたのはこっちのほうだ、悪意で騙したほうこそ悪い、と。テンポよくて、"日曜劇場"感もあって、キャラもわかりやすくて、当然、どんでん返し的なラストを持ってきてるし、まあまあ楽しめた。
だけど、そもそも、大ごとになった時点(滝野が腹くくった時点とでもいうか)で、滝野が赤坂なんちゃらに乗り込めば一件落着の方向に進んだんじゃないのかな?という疑問、石本もよくも平気で長原支店に顔を出せるなという疑問、、、いろいろとモヤついてしまっていたんだよな。小説ならそこのあたり丁寧に仕掛けがされてるのだろうか。
しかもラスト、なんだ、みんな、同じ穴のムジナですか。みんな、身きれいなわけではないんですか。勧善懲悪よりも妙にリアルだから、それはそれでいいのか。
死んでなくて
全245件中、101~120件目を表示










