「幸福か倫理か」シャイロックの子供たち うぐいすさんの映画レビュー(感想・評価)
幸福か倫理か
なかなか予告で観た展開に辿り着かずやきもきしながら観ていたら、徐々に短いシーン達の『点』が繋がっていく巧みな構成だった。
また、絶対的な主役がいる作品というよりは、現金と巨額の資産が動く環境にいる人々に降りかかる誘惑と誇りを描いた群像劇になっており、その2点で良い意味で予想を裏切られた。
動機や経緯を詳しく描くことで、金融に限らず全ての職業倫理に訴えかける内容になっているのも見所。
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