「やられたらやり返す勧善懲悪の話じゃなかった。」シャイロックの子供たち 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
やられたらやり返す勧善懲悪の話じゃなかった。
池井戸潤が原作の銀行もの。ちょっとハードル上げすぎたかな。
まずは佐藤隆太演じる滝野が、橋爪功演じる石本のプランに乗っかり、10億の融資を決める。
ん?滝野いい人にしか見えないぞ。ははぁん、良い人が悪事に巻き込まれる話で、阿部サダヲ演じる主人公の西木と上戸彩演じる北川が2人でそれを暴いてハッピーエンドってやつかなって思ってたら、あら?融資ってこんな感じで確定していくもんなの?柳葉敏郎演じる店長の九条が1番悪い奴みたいな流れなんだけど、法的には犯罪ではないって事?この感じだと銀行員は皆んな詐欺まがいの仕事してるみたいだ。知人が銀行員で融資の担当だとこんな事やれるんだあ〜。まさか西木が!自分も銀行員の友人が欲しくなっちゃったよ。
内容とは関係ないんだけど、この東京第一銀行の支店がある場所、自分家の近所の長原。びっくり!洗足や雪谷や旗の台や自由が丘など親しみのある地名がバンバン出てきて楽しかった。
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