「ホラー映画の皮を被った超絶トンチキな大オカルト映画。ネタとして割り切れるかどうかで評価が分かれる作品かも。」“それ”がいる森 最凶線さんの映画レビュー(感想・評価)
ホラー映画の皮を被った超絶トンチキな大オカルト映画。ネタとして割り切れるかどうかで評価が分かれる作品かも。
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まずはじめに、"それ"の正体について言及したいと思います。
"それ"の正体は、なんと【子供を捕食して増殖する人喰い宇宙人】だったのだ!!!!!
はい………その気持ちは分かります………
なんじゃそれ??マジで金返せよ!!ってなりますよね………
自分も"それ"の正体が分かった時は全く同じ気持ちでした。
ただ見ていくうちに、これはもしかしたらオカルト映画をパロディにしたネタ映画なんじゃないかと思い始めてきました。
なぜそう思ったのかと言うと、まず宇宙人のキャラクター造形が明らかに怖がらせるというよりは確実に観客を笑わせに来ているからだ。
おそらくグレイ型の宇宙人をモチーフとしていると思うが、体のバランスが圧倒的に変だし、顔の表情とかも怖さよりもファニーさの方が強調されているように感じました。
極めつけは、宇宙人が捕食するために開く食中植物のような巨大な口と、瞬間移動みたいな宇宙人の移動の仕方。
さすがにこのシーンを見たときは、あっこの映画はネタなんだと確信することが出来ました笑
あと終盤の小学校が"それ"側にとっての大ビュッフェ会場と化してる感じも面白かったです。
たしかに子役の演技はヒドいし、安っぽいドラマパートには反吐は出ますけど(特に序盤の小学校での一連のシーンはNHKのさわやか3組を見てんのかと思いました)、オカルト映画をパロディにしたネタ映画として見ればなかなか楽しめる作品だと思いました。
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