フレッシュのレビュー・感想・評価
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Icky Kidnapping Tale
Fresh is a dating nightmare: What if the nice guy you give your number is a cannibal and locks you up and eats you alive? Pretty grim content for Disney+. The film is a rather stylish, film festival crowd pleaser. Adam McKay in the production keeps things up to speed, while Mimi Cave proves she's a promising director that can deliver a well told story. Stan dances in American Psycho territory.
人肉
プロモーション画像ではDaisy Edgar-JonesとSebastian Stanがいて、赤地にサイケデリックなゆがみでFreshとロゴされている。(filmarksのサムネで使われている手パックとは違う画像です。) 映画をよくご覧になる方ならご同意いただけると思うが、プロモーション画像をパッと見て「センスいいな」と感じた映画は、たいてい映画もいい。 まっとうなプロダクトは映画以外もいいのであって、ポスターデザインはダメだけど映画は良かった──というパターンはあまりない。(と思う。) 監督はmimi caveという人で来歴にはミュージックビデオやショートがあったが(長編)映画はこれがデビューになっている。が、演出は確か。センスも画像に感じたとおりだった。 映画監督が初回作品からプロフェッショナルな素地をもっているのに接するたび日本映画と比較してしまう。この稟性なセンスの格差はなんなんだろう。 まあそれはいいとして。 海外ホラーにはアスター級の大物も次々にあらわれるが、ぴりりとからい山椒な小品にもたびたび出くわす。さいきんだと(じぶんの見た範囲なので網羅性はないが)スマイル、ナイトハウス、ボディーズボディーズボディーズ、The Rental、The Stylist、セイントモードなど、小粒だけど光るところをもったホラー、Freshもそんな佳作だった。 ヒロイン役ノア(Daisy Edgar-Jones)はマッチングアプリで出会いをさがしていて冒頭その失敗例からはじまる。 カニバリズムをあつかうホラーだが、一方で噛み合わない男女のデート描写が妙にリアルで可笑しい。 批評家も肯定に振っていてRottenTomatoesは82%と81%、imdbは6.7だった。 バッキーバーンズのSebastian Stanがこの映画では人肉食道楽をやっていて、若い女を捕まえて監禁し切除した部位を自分で消費したり富裕層に提供したりしている。若い女なのは、それがいちばん美味しいから。 ノアも捕まるが、演技で信頼を得て口淫するところまでもっていき陰茎を食いちぎって復讐を遂げる。 とはいえスラッシャーではなくコメディが主意で、言いたいのは男女関係の形骸性みたいなもの。明るいBerlin Syndrome(2017)という感じ。 ようするに意思疎通ができていない男女間は、勘違いしている男と、たんに力に屈して従順なふりをしているだけで常にその状況から逃げようとしている女の関係性のようなものだ。──と映画Freshは言っている。 主人公ノアはそういう気遣い(勘違いする男と調子を合わせる自分というポジション)をする出会い系デートにほとほと嫌気がさしている。 そんな彼女の前に現われたスティーヴ(Sebastian Stan)が珍しく当たり男かと思ったら人肉食いで、監禁して生かしながら部位を切除し食っていくとかぬかしやがった。(生かしておくのはFresh(鮮度)重視だから。) 結論はツいてないことと世にいい男がいないことへの嘆き。ゴアは控えめでEdgar-JonesとStanの尻アゴを見くらべながら楽しめた。
映像と音楽はポップだが、内容はエグい
「ザリガニが鳴くところ」を見たことから、同作で好演していた彼女の主演作ということで視聴。 人肉食繋がりでは「RAW少女の目覚め」ほどエグくないし、テーマが難解でもない。 もっとカジュアルな作品。 とはいっても、家族やカップルでみるべきではない。 本作で描かれる「人肉食」は何か他のモノのメタファーではないだろうか?セクハラ&パワハラとか、(心理的)束縛とか、ヒモ男とか、依存とか… そうだとしても、それらに立ち向かう女性の強さを描くのに、「人肉食」は使わないだろう、とは思うし、それを使うならもっとコメディ路線にする、ってやり方もあったように思う。 とは言え、主演2人は楽しげに演じていて、そういう意味でも楽しめる。
君は特別、笑顔を見せて……は? デートの面倒さ < 友だち!
お肉食べたくなった!! 見てるコッチも危険な魅力に取り憑かれていくよう…挑発的で興味を引く! デートのすべてが合わないデイジー・エドガー・ジョーンズが、スーパーの果物売り場で狂気のセバスチャン・スタンにナンパされるところから始まる。『ゲット・アウト』の"セックス・スレイブ!"お笑い担当友人みたいな友達もいる。 ノア!血も滴る美味しいピンク色の人肉はいかが(※焼いて取るので実際はそんなに出ません)?イカレ野郎 vs シスターフッド 主演二人、男と女としての魅力が本作をまた一段と魅力的にしているよう。マッチングアプリの普及に伴い、会ったこともない相手とデートすることが普通になった時代に他人事じゃない。どんなサイコパスかも分からないし。縦横無尽に動き回るカメラワーク。サントラもいい。終盤はタラちゃん『デス・プルーフ』のカート・ラッセルボコボコシーンが少し頭をよぎった。 Welcome to my world. 勝手に関連作『ゲット・アウト』『デス・プルーフ』
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