「「ホントに大っ嫌い」」神は見返りを求める bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
「ホントに大っ嫌い」
あれですよ。ワタクシの過去の経験からはですよ。お互いが人間性を晒し合った男女間に芽生える「大嫌い」ってのがあってですね。男女間の友情、ってのともちょっと違う。キミ・あなたを求めたいけど、あれだけやり合った挙句で、もうそんな気分になれないです、的な。
ちょっと脱線します。参院選です。街には「選挙に行こう!」ポスターが貼ってあります。広島市のポスターは青い背広姿の中年男性です。最初見た時、「ん?政治家じゃないよね。俳優さん?って言うほどの男前でもないし。色、黒。誰や、このオッさ...あ。黒田さん(元カープ)!御免なさい、誰やこのオッさん扱いして、御免なさい、御免なさい...」(以下無限ループ)。
そうなんですよ。黒田さんは、広島県民にとって「神」です。イヤ、神以上の存在です。それを思えばですよ。最近、人々は安易にカミカミ言い過ぎですw
動画配信する人、の映画と言えばアンドリュー・ガーフィールドの「メインストリーム」、小野花梨ちゃんの「プリテンダーズ」などがありましたが、共通しているのは「動画配信者に対しては批判的な立場を取っている事」です。この映画の中でも優里自身が語るように「後々まで残るものじゃない。くだらないのは分かってる」。一時しのぎの娯楽。易くて薄いコンテンツ。見合わない高報酬。承認欲求の暴走。「頑張っている自分」に対する自己評価の高さ。などなど。
3作に共通するのは「挫折」。「メインストリーム」は、そこから更に狂気に走りますが、邦画2本は「軌道修正」、というか「目が覚める」。
またまた脱線ですが、先日、歴史や政治をネタにしている「海外在住の元お笑い芸人Youtuber」の動画を見て、愕然としました。米軍がなぜ沖縄に基地を作ったのか?と言う内容なんですが、完全に素人の妄想です。軍事・兵器の技術・戦略、全てに対する知識・認識に誤りがあります。こりゃ酷いw
そうなんですよ。クオリティ・真偽のほどはさておき、醜悪としか言いようのないコンテンツを、一方的に公開して万単位の人目に曝すことが可能である、と言う社会の怖さ。イヤイヤイヤ。これは動画配信者に限らずか?大手メディアの方が凄いっちゃ凄いw
ムロツヨシがストーカーするだけのホラー的作品かと思いきや、結構深かったし、社会批判としては適切にツッコミどころにツッコミが入っていて共感もできました。
良かった。
結構。