荘園の貴族たち

荘園の貴族たち

解説

「ラザレスク氏の最期」「シエラネバダ」などで国際的に高く評価されるルーマニア出身のクリスティ・プイウ監督が、19世紀ロシアの哲学者ウラジーミル・ソロビヨフの著作「三つの会話 戦争・平和・終末」を映像化した会話劇。

19世紀末、第1次世界大戦前夜のハンガリー領トランシルバニア。クリスマスイブの日、大地主ニコライは広い荘園の屋敷に友人たちを招待し、貴族の夫人やロシアの将軍夫妻らが集まった。さまざまな価値観や文化や宗教観を持つ彼らは、死と反キリスト、進歩と道徳について長い会話を繰り広げる。しかし議論が白熱するにつれて文化や考え方の違いが浮き彫りになり、険悪な雰囲気が漂いはじめる。

2020年・第70回ベルリン国際映画祭「エンカウンターズ」部門で最優秀監督賞を受賞した。

2020年製作/201分/ルーマニア・セルビア・スイス・スウェーデン・ボスニア・ヘルツェゴビナ・北マケドニア合作
原題:Malmkrog

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