劇場公開日 2022年5月13日

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「真正面から質す かわされても 繰り返す」教育と愛国 北枕寝二さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5真正面から質す かわされても 繰り返す

2022年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

いつもの映画館で
大竹まことのラジオで
深澤真紀さんが紹介していて
予告編をチェックし是非観たいと思った

金曜日以降は時間が変わって昼の回しかない
今日まで1時間早退すれば観れると
まぁ明日は休暇だし…(運転免許更新があるが)

うーん ちと真面目過ぎかなと
パンケーキとか香川一区みたいなユーモアが欲しかった
監督のインタビューなどを観ても確かに真っすぐで
直球の人なんだなと
その人柄がそのまま出た映画なのだと思う

オラとしては なんだか権力があって気味が悪いヤツらを
笑い飛ばしてほしいという欲求があったのだが
丸腰で殴り込みだからなぁ
東大の名誉教授へのインタビューが象徴的

そうはいってもこういうテーマを正々堂々と問う姿勢
爽やかだし 見習いたいとも思う
嘲笑ばかりではダメなのだ
真正面から質す かわされても 繰り返す

オラは大学3年にゼミに入るまで
教科書に書いてあることが正しいと
無批判に受け入れるような人間だった
ゼミの先生が教材の学説などにいちいち難くせをつける人で
目からウロコが落ちた その先生には感謝している

君が代の斉唱とか国旗掲揚とか
ちゃんと根拠を質す人たちがいる
昔は いいから黙ってやればいいのにと思っていた
今でも正直なところはどうでもいいと思っている

一方で 細かく言う人がいないと
権力者のいいようにされるという危惧を感じるようになった
だからそういう細かく言う人に敬意を示すようになった
オラたちの代わりに一生懸命になってくれている
自分ができることではないのだが
せめて敬意を示すのだ(共産党の人とか)

それにしても相手側の陣営の知性のなさよ
アベスガマツイは反知性だよなぁ
橋本だの大阪府知事(名前忘れた うがい薬の人)などの面々は
反知性主義の勢いを利用して成り上がろうとしている

映画終了後はいつものごとくベンチでビール
この上ない自由な時間
350を2本飲って 2次会は久々のラーメン花月嵐を堪能
店を出たら土砂降り cats & dogs
でも大丈夫 明日休暇だし…(運転免許更新があるが)
電車に乗っている間に雨は晴れた
天は我に味方した

北枕寝二