かがみの孤城のレビュー・感想・評価
全446件中、301~320件目を表示
原作未読ですが面白かったです
見る前は謎解きやSFチックなゲームをするのかと思っていたのですが違いました。
真面目な内容で集められた子供達が鏡の中での交流を通して悩みを解決する過程がよく描かれていたと思います。
同時期に上映されているアニメ映画のすずめの戸締まりと比較するとあちらはエンタメに寄っていてあまり真面目に考えずに楽しむ、こちらは現代の子供の悩みについて考えさせられる映画でした。
話の構成もよく出来ていてどんでん返しが多くありました。比較的分かりやすいので賛否はあると思いますがこうなんじゃないか?と展開を予想しながら見るのも面白いと思います。
悪い所をあげるとするとまずは特典内容ですね。見る前からここで星半分マイナスです。3種類ランダムというのはどうなんでしょうか。私は一回しか見ませんが別の時期に3つとか選べるようにしないと特典が欲しくて複数回見る人が可哀想です。
予算が有名アニメ映画と比べると少ないのかチープに見えてしまう部分もありましたが仕方ないと思います。あんまり面白くなかったのですずめの戸締まりにつぎ込む予算を少し回して欲しい。
あとはこんなことに気づかないのか?という内容にツッコミを入れたくなる所もあったのでツッコミどころが許せない人にはおすすめ出来ません。
純粋に人を想う貴重な作品
近年のオシャレでキラキラ作画を魅せるアニメとは違う。本当に観る人の人生のために作られている映画作品。
ファンタジーミステリーを通して、今の生きづらさの先には、数々の可能性があるのだと人を励ます作品。既存の学校に居場所を無くした中学生が主人公ですが、登場人物も多いですし、とりまく大人模様もあり、大人でも自分ごととして力をもらえる。
原監督が職業監督に徹したとコメントしているように、原作の辻村さんの「あの時の10代の私に届けたい物語」を2時間で伝えることに徹したのだと思った。
かつての自分にかけてやりたい言葉、それはそれだけで同じような誰かを救う可能性がある強いメッセージだと思います。
謎解きも分かりやすいかもしれないし、オシャレな表現はない。かなり地味な前半がゆっくり進む。
でもだからこそ、2時間でこころちゃんの心の機微が明確に立ち上がっている。
そしてラストで彼女は一気に突き進む、その爽快感がすごいです。
真面目な話です
急にリオンくんの家族にフォーカスするのがうーーん
ひとことReview!
イジメなどで生きるのが辛くなった子供達への応援歌か。悩みは一人で抱えるのではなく、他人に打ち明けて、共に悩み、打開していく。それが大事だと言う事を教えてくれる。
SFやファンタジーの諸要素を見事に融合させつつ、紛れもなく優れたジュブナイル作品として完成した一作
2018年の本屋大賞を受賞した辻村深月の原作を、未読のまま鑑賞した観客による感想です。
原作未読の上、ほとんど予告すら見ていなかったので、どんな物語なのか全く未知だったのですが、それがむしろ奏功して、上映中は登場人物達の目線で、この物語に様々に張り巡らされた謎を体感することができました。
上映が始まった直後は、確かに美しくて味のある映像だけど、表情や動きが乏しくて、何だか地味な作品…、と感じていました。しかし程なくして、彼らの境遇が徐々に明らかになってくると、この静かな描写も物語の一部なのだということが理解できました。
鏡を通じて別の世界の城に入り込むという設定や中学生の彼らの言動や悩み、そしてやがて明らかになる孤城の世界の謎など、作中には様々な要素が張り巡らされています。実際のところそれら一つひとつは既存の小説や映画で見たことがあるようなものが多く、真新しさを感じる場面はそれほど多くありませんでした。何なら、本作と同時期に公開している大ヒットアニメ映画と被る要素も。しかし本作は、そのような、既におなじみとなった(場合によっては陳腐と思えるような)要素を巧みに組み合わせて、見事な世界観を構築した上に、物語としても比類のないものに高めているところが素晴らしいです。優れた原作があるとはいえ、原監督はアニメの超絶技巧だけでなく、物語の作り手としても一級の作家であることを証明しました。
なお、本作が好きな方には、映画ではなくゲームなんだけど、「題名にとある数字の入った、本作とほぼ同じ年代の少年少女達が主人公の作品」を是非おすすめしたいところです(本作の内容にかかわるため、あえて題名は伏せるけど)。
キャラデに騙された(>。<)。
主人公が幼く見えたから観るのを悩んでいたのだが、観に行って正解でした(>。<)。ファンタジー観過ぎて、途中で展開や人間関係読めちゃったけど、それでも面白かったし・・・泣けるねえ(ToT)。
こういうキャラデだと、大人にはハードル高いから、そこで損してるかも(´ω`)。ただし、予告編にこの主人公の声を多用したのは正解。大人・・・特に年寄り(私)には、この島本須美タイプの清楚な声に弱いのだ(^m^ )。で・・・
めっちゃ個人的な意見なのですが
この主人公演じてる声優さんで
いつか・・・ぜひ・・・
『ナウシカ』の続編
作ってほしいな(*゚∀゚*)。こういう声質・・・イメージピッタリだと思うけどなあ(o゚∀゚o)。まだちと下手くそだけど、この子の今後に期待する(^O^)。
てか、もっと公開時期ズラせば良かったのに・・・と思ってしまう( ̄▽ ̄;)。『すずめの戸締まり』『スラムダンク』『アバター2』『Dr.コトー』などと同時期(ノД`)。なんなら『ワンピース』にも、話題はほぼ持って行かれてる(>。<)。それでもそこそこな興行収入上げてるから、良かったのかな?。
これは辻村深月がスゴイとしか
題材はありふれてるの。
原作がポプラ社から出てるし、少年少女向きの話だと思うのね。
ふつうに描かれたら、かつての少年少女は物語に入り込めない。でも、きちんと、引きずり込んでくれる手腕の高さ。
みんなが現実世界で会えないのはなんでなのか、どういう関係性なのかは、そんなに複雑な設定じゃないんだけど、明らかになるところの面白さはあって、ラストで現実世界での関連を描いて納得させる。
手練の技だね。すごいよ辻村深月。声優も豪華で良かったよ。
うーん
間違いなく良作
原作未履修で行きましたが全く問題ありませんでした。
まずとにかくわかりやすいです。
少し複雑なストーリーですが、伏線から結末までめちゃくちゃ分かりやすく仕上げられてます。
小さい子供から大人まで楽しめる難易度です。
本格的な隠し要素、ミステリ等を扱う作品を普段から観ている人にとってはわかり易すぎる、もどかしいと感じるかもしれませんが、扱ってるテーマを考えると全ての年齢かつライトな層まで皆が楽しめるこれで大正解だと思います。
観る人の気持ちに寄り添った素敵な作品です。
ストーリー
びっくりするくらい良いです。
そりゃ本屋大賞取るわって感じ。
今作いじめを扱う描写があるのですが、教師やいじめっ子の解像度の高さといったら、ちょっと辛くなるくらいです。(トラウマになるレベルではありません、安心してください。)
だからこそお子さんが居る方はぜひ一緒に見に行って欲しいです。
今後何かあった時、思い出すような作品になると思います。
こころが引き摺られるシーンがピーク
評価は高いようですが、自分はダメでした。
声の演技は壊滅的で、感情の機微が読み取れない。
また、演技の匙加減(アニメ的かリアル寄りかなど)は、作品のリアリティラインに直結します。
そのあたりがフワフワしていて、没入できませんでした。
オオカミさまは、神のように善悪に無頓着な存在ならあれでよいが、正体からすると合ってない。
内容としても、伏線が分かりやすすぎて驚きがない。
時間軸のズレやオオカミさまの正体、アキやスバルの将来など早い段階で読めてしまった。
・誰もフルネームを言わない自己紹介
・序盤、家に戻るだけで、時間もあと15分あるのにやたら緊迫感のあるBGM
・「“南東京の”雪科第五中」など不自然な台詞
・喜田島先生にはみんなのことを訊かない
・ファミコン世代なのに正宗のゲームを「こんなに進んでるなんて」で済ませる昴
・あれだけ心変わりしといて「必ず好きになる」と言われても。。
・善処できるんかい
など違和感のある点も多数。
クライマックスも、
偶然萌を見かける→家に呼ばれる→ヒントになる絵が飾られている(引っ越し2日前、段ボール山積みの家で)→同じタイミングで食べられる仲間→17時以降に城に入るもお咎めなく、救出
ってのはご都合主義にも程がある。
絆が育まれる描写も足りてないし、演技ののっぺり感も相まって上滑り。
絵面は綺麗だけど、アニメーションとしては動きがおかしい所も多く、靴音も微妙にズレていて気になってしまった。
高山みなみを使ったパロディは、この作風でやることではないでしょ。
こころのファッションだけが、観ていて楽しい要素でした。
大きな伏線回収
良作
全446件中、301~320件目を表示