劇場公開日 2022年9月30日

  • 予告編を見る

「阿部サダヲさんの演技」アイ・アム まきもと crisp_vitaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0阿部サダヲさんの演技

2024年2月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

阿部サダヲさん、魅力的な演技する。
それだけでやっぱり場が持つ。

最初の方のシーンなんて、説明まったく無しに展開していくけど「まきもと」という人物から目が離せない。
特に何も起こってないのに。
なんでもないことをしているのに、一気に惹きつける。
その人物の癖づけ。毎回同じ動作で几帳面な動き。
そんなひとつひとつが丁寧で、
役を魅力的にするのが上手だな、と思う。

目線、言葉のテンポ、間、リズム。
ぷ、と笑うのに程よい力加減がプロ。

坪倉さんの、赴任してきて初めて部屋のクローゼット開けるとこ、上手だった。
正確にはクローゼット開ける3秒前くらいにジャケットを取り上げる顔から面白いの始まってた。
あそこテンポ好きだった。テンポというかリズムか。
はいここクローゼット.ジャケット取ります開けますズザザザ
リズム良かった〜巻き戻して2回見た。

満島ひかりさん、安定に上手。安心する、上手すぎて。
上手すぎて、何が上手かわからないくらい自然なのだ。
自然すぎて、上手さが映画を邪魔しない。
ストーリーを、引き立てて、作品自体の底上げをぐぐぐぐっとする力がある。

宮沢りえさんの、はかなげ加減、いいね。
手に入れても手に入らない、どこか行ってしまいそうな
そんな儚さが、宮沢りえさんにはある。
うっとうしい儚さではなく。それが魅力に変わる

俳優陣が魅力的な演技をするから、それを見るのが楽しい映画だった。

cris