「アイ・ラブ まきもと」アイ・アム まきもと talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
アイ・ラブ まきもと
センターに阿部サダヲさん、まきもと理解者にでんでんと篠井英介、話をしてくれる松尾スズキに國村隼と脇が固まれば大丈夫~と思って見始めました。
会話のズレを意識した脚本が良かった。空気を読めないというか読まないまきもとは言いたいことと言うべきことはストレートに言うし、几帳面で真面目に誠実に行動する。笑える箇所がたくさん。
まきもとの住まいはキッチンもリビングも必要最低限の物だけがきれいに清潔に美しく置かれている。デスクの上の物は「その時」の必要最小限の物だけが真っ直ぐに絶妙な距離を保って置いてある。いつも時計を見てから金魚にエサ、ハンガーにかかっているのは黒系のジャケット数着に白ワイシャツ数枚のみ。いつも手ぶらだけれどメンソレータム含めて必要なものは常に持ち歩いている。
人の話聞いてわかってんのかなあと思っていたけれど、まきもとが書いた人物像要約は的確で正しく美しくもあった。まきもとは死や人と接することで色んなことを学ぶ人であった。家では水しか飲んでなかったのに紅茶をティーカップで飲む、赤ちゃん抱っこのスタイルをしてみる、場違いの所へおしっこする、カメラから白鳥を覗いてみる、頑張った・・・。
想像を超える展開でかなりビックリしたが全体的に邦画っぽくありつつ邦画っぽくなかった。何に依るんだろう?原作だろうか?広ーい田圃、色が変化する大空、野に咲く花々のアップ、遠くの山々、自然の映像が美しかった。
こんにちは‼️
おっしゃる通り、『◯◯◯◯、今こうなってました❗️」は色々と応用が効きそうです。
アメリカ映画では、初対面の人でも、映画ネタが分かる相手と『あ、アレね!』と意気投合するようなシーンがありますが(今日は少しフォースが弱くて商談がうまくいかないようで😅、なんて言えたらいいな)、日本もそうなればなぁ。
今の職場で、それは無理でござるよ、とか言ってもポカーンとされそうです。