「彷徨魂」彷徨う魂 ポンポンさんの映画レビュー(感想・評価)
彷徨魂
この映画は、動物が軽視され物扱いにしかされていない現実を目の当たりにした作品だと感じました。
もし、自分の家で飼っている愛するペットが虐殺されていた。なんてことがおきたとしたら、いてもたってもいられない。
それは、動物とて犯人に対して深い憎悪がわくことは避けられない事と共感しました。そんな飼い主側の葛藤をも描いた作品でしたが、ただ残念なのは犯人を殺害しようとしてしまったこと。幸いにも未遂に終わりましたが、後味がなんとも悲しい結末になってしまったことが残念に思いました。だが、この映画を通して感じたのは、人間側が動物に対して残虐行為を犯した罪は軽く、犯人に対して主人公が犯した罪は実刑とその差のあり方には納得が行かず、動物軽視をする法律は変えなくてはならないと強く感じました。
動物を虐待虐殺するような人間はいつか人にも危害を加えることは避けられない事実であり、それを軽視する法律はあってはならないと思います。
監督がこの映画を通して一番伝えたかったことは、この部分であろうと思いました。
ということで、動物愛護の方も含め多くの人達に是非観ていただきたいです。
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