「雰囲気は文芸ハードボイルド」リボルバー・リリー bionさんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気は文芸ハードボイルド
監督は、文芸的ハードボイルドにしたかったのかな?
それだったら、細見慎太役には演技ができる俳優をキャスティングしないと無理だよね。綾瀬はるかが、せっかくクールなセリフを決めても、相手役が素人くさい演技じゃ雰囲気が台無し。
幻想とか幻覚がインサートされてもいいんだけど、リアルとごっちゃになって、せっかくのアクションシーンに水を差している。
こんな中でも、光っていたのが、シシド・カフカと古川琴音。シシド・カフカは雰囲気もたたずまいもハードボイルドそのものだし、古川琴音は、ニヒルな笑顔で百合をサポートする。
女性3人組だけのスピンオフが見てみたい。
佐藤二朗のサイコキャラ、板尾創路の下衆キャラがあるかと思えば、阿部サダヲが演じる将校は、やたらと真っ直ぐで、チグハグ感は否めない。
色々ともったいない作品でございます。
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満塁本塁打さんのコメント
2023年8月12日
こんばんはおはよう御座います。古川さんとシシドさんは光ってましたね 佐藤二朗、板尾創路、阿部サダヲは良かったですが取り巻きとこの3者の力学関係が部下関係がよくわかりませんでした、朝もやが大正アクションに似合ってました。ちぐはくといえばおっしゃるその通りですが、大正時代の力学は魑魅魍魎ですので、私的には良かったです。大正時代は実はあんまり把握されてないので、勿体無いのは事実ですが 帝都物語以来に楽しみました。長文すみません イイねありがとうございました。😊