劇場公開日 2023年8月11日

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「アクションにしても、キャラクターにしても、綾瀬はるかを活かしきれていない」リボルバー・リリー tomatoさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0アクションにしても、キャラクターにしても、綾瀬はるかを活かしきれていない

2023年8月11日
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いくら荒唐無稽な話だからといっても、敵の陸軍部隊がヘボ過ぎるのではないか?
こちらの弾は百発百中なのに、相手の弾はまったく当たらないという描写には、いつの時代のアクションなのかと、逆に驚かされる。
拳銃一丁で部隊を壊滅させてしまうというリアリティのなさもさることながら、銃を撃つときの反動がまっくないというガン・エフェクトのお粗末さも、この手の日本映画の現状を見せつけられた気がして悲しくなる。
徒手格闘にしても、それなりに頑張ってはいるのだが、キレや迫力という点では、「ジョン・ウィック」は言わずもがな、日本映画の「ベイビーわるきゅーれ」にすら遠く及ばない。
敵から追われていることを認識していながら、なんの緊張感もなく日常を過ごしている主人公たちの間抜けぶりにもイライラさせられる。
何と言っても、綾瀬はるか演じるタイトル・ロールのキャラクターがまったく活きていないのは、残念としか言いようがない。
「るろうに剣心」のように、自分の過去を悔いて戦うことを避けているようにも見えないし、「グロリア」のように、母性本能に目覚めて少年を守ろうとしているようでもない。
何を考えているのかがよく分からないので感情移入ができないし、散々戦って少年を守り抜いた挙げ句の「戦いでは何も守れない」という台詞など、支離滅裂な言動も多い。
そもそも、悪いことをしていたのは、陸軍ではなく、豊川悦司演じる実業家の方ではないのか?
その実業家は、経済力で平和を築くと言いながら、多額の資金で具体的に何をやろうとしていたのか?
どうして陸軍に資金を渡すことはダメで、海軍ならよいのか?
そういうポイントとなるところに説得力が感じられてこそ、ファンタジーはファンタジーとして楽しめると思えるのである。

tomato
大吉さんのコメント
2023年8月24日

リメイク案追記しました

大吉
tomatoさんのコメント
2023年8月14日

「反戦」の雰囲気を出したいがために陸軍を悪役にしているのでしょうが、それにしても弱すぎますね。
プロの戦闘集団としての手ごわさが微塵もなく、ショッカーの戦闘員以下の位置付けでした。

tomato
ともちゃんさんのコメント
2023年8月14日

陸軍弱すぎは、僕も思いました。あれじゃ〜国を守れないでしょ!って。まあ、陸軍大佐がヤクザ風情に簡単殺されるようじゃ、まあそうなんでしょって感じですけどね。

ともちゃん
tomatoさんのコメント
2023年8月13日

綾瀬はるかだけでなく、行定勲監督にも期待したのですが、やはり、アクションを撮れる人ではなかったみたいですね・・・

tomato
大吉さんのコメント
2023年8月12日

期待しますよね。

大吉
tomatoさんのコメント
2023年8月12日

う〜ん!
綾瀬はるかが悪かったのではなくて、誰が演じても、映画のデキは変わらなかったのではないかと思います。
むしろ、もう少しマシな作り方をしていれば、彼女の身体能力を活かしたアクションや、これまでのイメージを覆すようなキャラクター造形ができたのではないでしょうか?

tomato
ビビさんのコメント
2023年8月12日

綾瀬はるかだから活かしきれてないって説はありますか?
なんか、全く同じような感想なんですが、綾瀬はるかがやるからこうなったんじゃ?なんて

ビビ