人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版のレビュー・感想・評価
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死を客観視するという事。
本作はドキュメンタリーであり、実在する日本で最高のアルピニスト山野井氏の経歴を追っていく作品です。
私的には、沢木耕太郎「凍」の印象が強かったのですが、やはりママでした笑(不要な指の選択があっけらかん!)
また、アルピニストはやはりネジが2-3本飛んでいるのが普通なんだなーと思いました。(奥さんの妙子さんは5本はイってます。)
ご両人の肌艶が良いのが印象的。我々の紫外線対策とは…⁈
何気ない感じですが、普通じゃない富士山のシーンや、謎な伊豆の岸壁登頂などcrazyな事が、さも当たり前風に語られます。
是非、人生お疲れな方・命を考える方は映画館でご観賞下さい♪色々考える映画かと思います。
木の下で眠られる事を切に願う!
足跡の凄さと飄々した人柄
世界的に唯一無二な方
奥様の妙子さんも物凄いキャリアの方ですが、山野井さんもまた空いた口が塞がらないほどの物凄い方です。クライマーという余り一般的ではない世界の神様のような存在であり、一直線に人生を歩む人で、夭折することもなく現在もご活躍されているといった信じられない奇跡的かつ半ば伝説となっている方です。余りの飄々とした雰囲気に呑まれてしまいますが、本物の天才とはこういう人だと感じる。奥様もやはり天才的な人ですから、二人の天才が共に生活しているのが不思議にも思える。凡人から見たら常軌を逸している生き方も、天才にとっては当たり前のことであり、反対に「何故、そこに止まっているのか?」と問われているようで不甲斐なさを覚える。「あなたは天才だが、私はただの凡人でしかない」認めざる得ない事実を認めて、素直な賞賛と拍手を送りたい。
山野井泰史という奇跡の人
山野井泰史さんを知ったのは、沢木耕太郎氏の『凍』だったが、それ以来、ドキュメンタリー番組やノンフィクション作品、ご本人の著書、ブログなど密かに追いかけてきた。
自分自身はクライミングをするわけでもなく、単にとんでもない才能に感動して憧れるだけなのだが、それでも昨年のピオレドール生涯功労賞を受賞された際も、さほど話題になっていなかったのが個人的にはとても残念だった。
今回、こうして一本の映画作品になったことで、更に多くの人に知られることになると期待している。山野井さんの生き方が、きっと誰かの人生にも良い影響を与えてくれると思うから。
長年、関係を築いてきてくれた監督に、感謝申し上げます。
それにしても、山野井泰史さん本人はそれはもうもの凄い、人間離れした奇跡の人なのだけれど、その人の側にずっと居続けてくれる、妙子さんが更に凄い、と思うのは私だけではないと思う。
独歩、そして二人でゆく
紺色の宇宙に近い色の空に向かって登る。サイコーの景色。ソロの魔力。
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