「上手くまとめられた脚本」破戒 モスマムさんの映画レビュー(感想・評価)
上手くまとめられた脚本
原作をaudible で聴き、予想外に面白かったので映画を見てみました。原作は86時間かかる長編小説です。それを2時間の映画に上手く凝縮しています。父親の死や実家への帰省、猪子蓮太郎の病など、いくつかの重要場面がばっさり省略されていますし、台詞も、原作の登場人物とは違う人が喋っていたりしますが、全体のメッセージは損なわれることなく描かれています。
主人公が影響を受ける猪子蓮太郎は、原作では大声を出して主張することはなく、物静かな思想家という印象です。
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