「数あるヘタレ貞子映画の中で遂に」貞子DX シゲさんの映画レビュー(感想・評価)
数あるヘタレ貞子映画の中で遂に
ホラーテイストを薄めてコメディ路線に方針転換(?)
24年前の名作「リング」で日本ホラー映画の旗手となった
貞子さんだがそれ以降は怖いとは程遠い惰性で撮った駄作ばかり。
今作も序盤に犠牲者が出る少しだけホラーなシーンはあるけれど
その後は主人公のIQ200天才女子大生とインチキ霊媒師と
ヘタレ占い王子のドタバタ喜劇。勿論本人達は呪い回避に必死で
悔しいがこのくだらないやりとりが以外に面白い。
制作側の狙い通り占い王子のグダグダ演出が見ていて超ウザい。
ハリウッド最強のウザキャラのジャージャー某を思い出した。
ネット上に「呪いのビデオ」動画が出回るのは前作の焼き直しで
目新しい所はないのだが前記の通り脱ホラーと凸凹バディの
謎解きミステリーに特化した事で近年の貞子映画より面白かった。
ビックリ大音響の怖がらせ演出には飽き飽きしていたし
ホラーに免疫があるのでこう言った路線も悪くない。
決着の付け方もオリジナルの呪い回避方法の進化版といった感じで
毎日ご苦労様です。死ぬまで付き合うんならいずれ劣化するVTRは
いつでもどこでもネット上で閲覧できるデジタルデータに
変換した方が良いですね。
それとひとつ疑問。
ビデオをダビングしていた霊媒師はなぜに感染していなかったの?
YOU様
私めのつたないレビューにコメントありがとうございます。
なるほど、そう考えれば辻褄は合うのかな?
24年前に読んだ原作の設定は頭から欠落していました。
と思いつつもIQ200の天才がこの事に気付かない
訳がないという事で単純に脚本ミスでしょうね(笑)