今夜、世界からこの恋が消えてものレビュー・感想・評価
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綺麗な世界観で最後までだれることなくとても引き込まれた!! 冒頭の...
綺麗な世界観で最後までだれることなくとても引き込まれた!!
冒頭の泉がノートを隠していた理由、絵のことの嘘をついた理由。泉がどんな気持ちでその嘘をついたのかわかってから思い返すと辛い。透の存在を消していく作業をするシーンも辛い。。守ることと同時に裏切ることにもなる、そんな古川琴音のあの泣きのシーンはそんな、想いが痛いほど伝わってきた。演技がめちゃくちゃ凄くて圧巻……
美しくて儚い、彼女の記憶には透はいないけど、心は透のことを憶えている。
近年でみた恋愛映画の中で一番良かった。
浜辺美波の面影を感じながら福本莉子の演技を観ていた。かわいいキムタ...
浜辺美波の面影を感じながら福本莉子の演技を観ていた。かわいいキムタクだなあと思いながらなにわ男子くんを観ていた。
設定が非現実的でなかなかファンタジーの世界に入って行けず、1日で恋人気分になるなんてなんて尻軽女なんだ、と観ながらチョイチョイ思ってたが、ある日男子くんが彼女の部屋に訪れたとき、彼女の親友がベッドの掛け布団をめくったら出てきた日記を前に毎日絶望の寝起きでも彼女は逃げないというようなことを男子に、そして視聴者である私にも強く言った。
確かに毎日毎日昨日の記憶がない中日記をガッツリたっぷり読み返し、というか毎日新鮮な過去日記を初めて読むのも大変なのに昨日までの、そしてまた昨日までのの積み重ねの自分になりきる精神状態が、とても恋愛するレベルまで到達するのか、疑いたくなる気持ちがある。でも彼女は毎日毎日それをやって逃げないのだ。しかしそれを続けさせるのは幸せに満ちた昨日までの日記のおかげなのだ。そうなのだ、男子くんのおかげなのだ。
その男子くんも映画に都合よく使われ突然のお別れ。
だが、一瞬スリリングな気分になった。彼女の親友は男子くんが好きだったから、だから彼女の親友が彼女の男子くんを彼女の記憶障害をいいことに奪い取った、いやそれは無理でも男子くんとの仲を裂いたと一瞬思った。
だがそれは違った。
いろいろ小憎いシチュエーションがあって、男子くんのお姉さんが彼女の日記から男子くんの名前を消すという残酷な作業を請け負い作業中にやっぱりお姉さんは泣いてしまう。あざといシーンであった。
男子くんには生きていて欲しかった。うーんでも彼女の中で記憶とは別のというかそれも記憶なのかもしれないけど消えないものがあってそうやって彼女と生きてるとかいうんでしょ。人間いつかは誰だってお別れはあるけども。
人を好きになるのは一瞬、でも好きでい続けるのには記憶が必要なのだろうか。
それとは別に彼女が男子くんがタイプなら、毎日フレッシュな恋でそれはそれでドキドキが増し増しだったかもしれない。
結局、いろいろ思えて面白かった。
泣きました
一見ありがちな記憶がなくなる、という設定ですが
毎日を大切に過ごさなければ、と思わせてくれる映画です。
最後はいい意味で期待を裏切られました。
主人公の2人のふわっとした雰囲気にとても癒され、
古川琴音さんの切ない演技には涙を誘われました。
泣けました
SNSで泣ける映画って何度も出てきたので視聴させていただきました
泣けました…
親友やお姉さんの気持ちを考えると涙が止まらなかったです。お姉さんがパソコンで日記を書き換えるシーンは特に辛かった、、
でもちょっと展開が早く感じました
あと心臓病って遺伝するっけ??
まさかの展開、、
まさか真織ではなく透が最後に亡くなるとは思いましませんでした。いい意味で裏切られた👍🏻
内容としては、みっちー演じる透もりこちゃん演じる真織も役者にどこか似てる部分もあり自然と引き込まれて行きました!
ありとあらゆる方面から感動する
恋愛映画なんだけど、友情も家族愛もあって色んな方面から感動した…
なにより親友の古川琴音、日記を持って泣きながら走る姿に切なさと愛と罪悪感、透を共有できない寂しさみたいなものを感じて泣いた…
あとは2人の両思いが確実になった瞬間は泣いたね…透の返した言葉が素敵すぎて…この瞬間が続けばいいのにって視聴者なりに願いました。
記憶障害×絵で、ある他の映画を思い出して似てるのかなと思ったけど全然違かったわ!三木監督味が出てて素晴らしかったです。
キャスト最高👏演技最高👏
いや〜素敵な時間でした…
どうか2人はずっと親友でいてくれ…
ところでどっこい、透みたいな男子、どこかにいませんか????????
全力で私も取り戻したいwwwwwww
透の極限の優しさに打たれました。
ひとは死んだら!
愛するひとの思い出の中で生きたい・・・
普通はそう願います。
しかし神谷透の選択は、
「ぼくを真織の記憶から消してくれ・・・」
でした。
それは真織への究極の愛(思い遣り)
自分を真織の記憶から消してまでも、
真織を守りたかった。
透は優しい、
亡くなった母のレピシを受け継ぎ、
アイロン掛けと料理を身につけて、
姉を家事から解放して、執筆を支え、
そして真織に、
「日野の明日を楽しいことで埋めてあげる」
そんな優しい男の子。
あまりにも優しすぎるので、
正直言って、綺麗事の世界観・・・と思ってしまう部分も
ありました。
「前向性健忘症」
そんな病気も本当にあるのかとちょっと疑ってしまいました。
一日で記憶がリセットされるなんて・・・
取り敢えずネット検索してみました。
「前向性健忘」と、
「逆行性健忘」とあって、
「前向性健忘」は、障害時点以降の記憶障害を言い、
近時記憶の記銘力障害である。
「逆行性健忘」は遠隔記憶の想起障害で、
障害時に近いほど忘却されやすく、遠いものほど保たれる。
健忘症候群では両者が見られる。
《ちゃんとありました》
30分の居眠りで、全て忘れる・・・
一晩寝て起きたら全て忘れている・・・
拡大解釈のひとつと言えなくもないけれど・・・
たしかに記憶障害に悩む人は多くなっています。
コロナの後遺症でも、かなりの人が記憶障害に苦しんでいるし、
人の記憶は日々に薄れてしまうし、高齢ならなおのこと・・・
若年性アルツハイマーや認知症など他人事でないです。
しかし薄れていく記憶の中でも消えないで
最後まで残る記憶が必ずある。
真織の家族・両親そして親友の泉、
みんなが真織に優しくて真織を見守る姿は美しい。
泉の健気なまでに真織を守り、背負い込む姿に打たれます。
(古川琴音さん、さすがでした)
そして主演の2人。
道枝駿佑さん。
福本莉子さん。
若い2人は瑞々しくて実に初々しかったです。
悲しいラストの筈なのに前向きになれる
生きる勇気をもらえる作品でした。
神谷は日野の中で永遠に生きる。
心は君を描くから
韓国で大ヒットしているらしい。韓国で公開された実写日本映画歴代2位で、1位の『Love Letter』に肉薄。
確かに韓国でウケそう。韓国ラブストーリーでお馴染みの“記憶障害もの”。
韓国のみならず、記憶障害×ラブストーリーは古今東西鉄板ジャンル。本作もその例に漏れず。
三木孝浩監督さすがの手堅い手腕で、氾濫する若者向けラブストーリーの中でも凡作にならず、記憶に残る。
こういう題材の場合、記憶障害側と支える側というのが定番設定。
そうでありつつ、双方の視点からでも“訳あり”恋物語になっている。
女子高生の真織。朝起きると、部屋中にメモが。
彼女は事故の影響で“前向性健忘”という記憶障害に。眠るとその日の記憶を忘れてしまう…。
この事を知っているのは両親と、親友の泉。
毎日毎日“昨日の私”が書き残した日記を読み、何があったか引き受け継ぎ、何事もなく“今日の私”でいる。
日記に気になるメモが。“神谷透くんのことを忘れないで”。
画を描くのが上手な真織。泉によると、たまたまモデルになってくれた人らしいが…、彼の画が幾つも。
その透。
ジャニーズが演じているので若者向けラブストーリーお馴染みのモテモテイケメン王子と思いきや、これと言って取り柄の無い平凡な男子高校生。
唯一の取り柄は、優しさ。クラスメイトへのいじめを止めさせる為、促されるまま同級生の女子に告白。
いじめっこたちは見事にフラれる所を嘲笑うつもりでいたようだが、何とOK。条件付きで。
その女子が、真織。
記憶障害の真織と偽の告白をした透。
真織は透の事情を知るが、透は真織の記憶障害を知らない。
ひょんな事から“偽りの恋人”として付き合い始めた二人。条件が3つ。
放課後まで他人でいる。連絡は簡潔に。本気にならない。…
翌日になると全て忘れてしまうので、透の事をこと細かくメモり、明日の私に引き継ぐ。ぎこちなさや初々しさがいじらしい。
ある日の公園デート。ぽかぽか陽気で、真織はつい寝てしまう…。記憶がリセットされ、目の前にいる“彼”が分からない。何とか日記で状況を理解するも、真織は記憶障害の事を透に打ち明ける。
真織の事を思いやり、真織の苦にならないよう、打ち明けた事は明日の私に秘密にし、偽りの恋人を続ける透。
明日の日野(真織)も僕が楽しませてあげるよ。そう言って。
真織の画の才能に名アドバイス。記憶は忘れてしまうが、画を描く記憶は覚えている。“手続き記憶”。
本気にならない。割り切っているつもりが…、頭では分かっていても、心は正直。
次第に惹かれ始める。真剣になっていく。
花火の下で、初めてのキス。
明日にはまた忘れてしまうかもしれない。日記で読み返せば何があったか知れるけど、この記憶と想いを覚えていたい。
本気になってもいいよね…?
事情を抱えている真織だが、透もある秘密を抱えている。
父親は小説家を目指すも、全く書けず、自堕落な日々。
そんな父と二人暮らし。家事は全て透が請け負っている。
実は姉がいる。家を出た姉。その姉というのが、意外な人物。
心臓の病で母親をすでに亡くし、複雑な家庭環境で育った薄幸の少年。
てっきり家族や身の上だと思っていた。
邦画ラブストーリーの定番とは言え、終盤まさかの展開に…。
なにわ男子なんてメンバーの顔や名前どころか興味すら無かったが、道枝駿佑の事は覚えていそう。誠実さ溢れる好演。
言うまでもなく福本莉子がキュート。『思い、思われ、ふり、ふられ』『屍人荘の殺人』などに出ていたが、本作での好演こそ記憶に残りそう。
共にナチュラルかつ、複雑な内面さも。
松本穂香や萩原聖人らが脇を固める中、親友・泉役の古川琴音が非常に印象残る。特に終盤は大きな役割を受け持つ。
終盤のまさかの展開。
心臓の病で亡くなった母親の遺伝なのか、透も心臓が弱い。
ある時検査を受ける。それから間もなくして…。
透は急死する。
泉はショックを受ける。共通の読書の趣味があり、真織を大事にしてくれる大切な友達として好きでいたが、密かに泉自身も透の事を好きだったんじゃないかと滲ませる。
でも何よりの悩みは、真織にどう知らせるか。
日記を読み返せば、透と付き合っていた事を知る。そして透が亡くなった事も知るだろう。毎日毎日、その悲しみが繰り返される。
が、日記を読まなければ…。知らなければ…。
生前の透から頼みが。もし自分に何かあったら、日記やメールや写真などから自分の事を消して欲しい。
真織に辛い思いをさせない為に。
泉は透の姉に手伝って貰って、透の遺志通りにする。
開幕シーンと終盤の卒業シーン。実はこの時、透はすでに…。全てが消され、真織は覚えていない…いや、知らない。透と過ごした日々の事を。それを踏まえて改めて見ると、非常に胸打つ…。(これらを見たい為に二度見た)
真織と透の大切な一日一日を消していく。積み重ねてきた思い出を消していく。
本当にこれでいいのか…?
本当に、覚えていないのか…?
自分のした事に嗚咽する泉。
真織が描いた画。
本作のハイライトと言えよう。
若いキャストたちから瑞々しい魅力を引き出し、透明感ある映像美と繊細な演出。
正直若者向けラブストーリーは好んで見るジャンルではないが、近年見て記憶に残った同ジャンルはほとんど三木監督作。
たまに外れもあるけれど、この人が手掛けるラブストーリーは安心して見られる。
昨夏にジャンルの違う3本の監督作が公開されたが、やはり最も“らしい”。
真織の記憶は少しずつ回復傾向に。
透の事を思い出す日は来るのだろうか…。
今すぐは無理かもしれない。あるかもしれないし、無いかもしれない。
が、私の中に刻まれ、蓄積され、その存在が確かに残り、あり続ける。
タイトルとラストの台詞が素敵で、いつまでも心に残る。忘れない。
例え世界からこの恋が消えても、心は君を描くから。
この映画の個人的な是非ポイント
(完全ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
この映画の個人的な是非のポイントは、寝てしまうと前日の記憶を失ってしまう主人公の日野真織(福本莉子さん)の恋人となった神谷透(道枝駿佑さん)が心臓病で亡くなり、これ以上は日野真織を悲しませたくないという神谷透の生前の願いから、2人の友人である綿矢泉(古川琴音さん)が、日野真織の記憶代わりの日記から神谷透の記述を消去するところだと思われました。
この日野真織の記憶代わりの日記から、恋人であり大切な存在だった神谷透の記述を消去する綿矢泉の行為に、個人的には深い納得感がありませんでした。
もしかしたらその理由の1つに、神谷透の心臓病の話が唐突にやって来すぎなのかもしれないとも思っています。
ただ、この日野真織の記憶代わりの日記から、恋人であり大切な存在だった神谷透の記述を消去するというのが、この映画の根幹であると思われるので、そこへの深い納得感のなさは映画の評価への個人的なマイナスポイントにはなってしまうとは思われました。
この大切な人の記述を消去する深い納得感ある別の理由を見つけ出すことが出来れば、よりよい映画になったのにとは、残念ながら思われました。
福本莉子さん道枝駿佑さんの演技はみずみずしく素晴らしく、古川琴音さんもさすがのお芝居で、神谷透の姉の神谷早苗(松本穂香さん)や神谷幸彦(萩原聖人さん)の小説にまつわる神谷家の描写も感じが出ていて、そこから考えても惜しい作品だなとは僭越思われました。
真織の毎日を楽しいで埋めつくしたいという純粋な透君の気持ちと、大事...
真織の毎日を楽しいで埋めつくしたいという純粋な透君の気持ちと、大事な2人のために辛い選択をした泉ちゃん。出てくる人みんなが温かくて、私も誰かの心に無条件に愛を与え、心に温かい記憶を残せる人でありたい。本当に観てよかった。
予想外の結末
公開1ヶ月後くらいに観に行きました。ですが映画館はほぼ満席。上映開始すぐに隣から涙を啜る音が聞こえてきましたが私は全く泣けませんでした。メインキャストの顔は綺麗で話も面白いけど泣けるほどではないなぁと思いながら映画も後半に差しかかりました。やけに透の母親の話をするとは思っていましたが透の隠し事を勝手にファンタジー的なものだと思っていました。あんな結末になるとも知らずに。
花火の胸キュンシーンにほっこりしていたのも束の間、あれよあれよという間に物語は進んでいき私の涙も止まらなくなっていました。泉の抱えているものが大きすぎて観ているこっちまで辛くてたまらなくなりました。最初はおふざけで始まった恋はいつしかとても大切なものになっていたところに心打たれました。透いい人すぎるよ。
テンポ感や映し方などすごく観やすい作品だったと思います。キミスイとかが好きで泣き映画を観たいという方は是非。
心が洗われる!
主役のお2人が、かわいらしくて、見ていると終始微笑ましかったです。
相手の人生を、楽しいこといっぱぃに埋めつくしたい。
笑顔で生きていく。ということは、大切なことだと改めて思いました。
日記を改ざんするのは、意志の尊重とはいえ、主役男性の生きてきた証が消えてしまう気もして、あまり良い描写とは感じませんでした。
体に何かを抱えていても、実際自分自身がその立場にならなければわからないことも多いと思いますが、笑顔でいること、人と接することで、自分の心も明るくなり、前向きな人生が送れるのではないかと思うことが出来る映画だと思います。
何度も繰り返すことで人の心に刻み込まれていくモノ。それも人の記憶の一部となるのです。観た後にじわじわ心に沁みてくる作品です。
最近観て面白かった作品の、同じ監督の作品が
他にも上映中だと気がついて鑑賞することに。
※ 同時に3本公開中だったのですね すごいなぁ
◇
主な登場人物は、そんなに多くない。
主人公? の少年A と
ヒロイン? の少女A と
同級生? の少女B の、概ね3名(…だけではないですが)
少年A (神谷透=道枝駿佑)は高校生。 同級生との流れで
少女A (日野真織=福本莉子)に「付き合って」と勢いで告白。
「うん いいよ。付き合おう」 と交際が始まる。 おぉ。
ある日のデート中、うとうとしてしまう真織。
目を覚ました彼女が、小さく悲鳴を上げる。
「あなた 誰?」
「前向性健忘」 ぜんこうせいけんぼう
高一の時に彼女が遭遇した交通事故 の後遺症。
事故の前の事は覚えている。 けれど
事故の後の事は、眠ると記憶から消える。 …うわぁ
朝、真織が目を覚ます。
彼女はまず、「日記を読め」というフセンを見る。
そして、前日までの自分が書いた日記を読み返す。
それをすることでようやく
彼女は昨日までの自分に追いつくのだ。
そんな彼女の症状を知っていて
何か辻褄の合わない事態が起きたとき
真織を混乱から救って支えてきたのが
少女B (綿谷泉=古川琴音)。
絵を描くのが好きな真織。
スケッチブックには、神谷透の絵が増えていく。
大きなキャンバスにも、彼の絵を描きだす。
真織に笑顔の時間が増えてきた。
当初、神谷透を快くは思っていなかった泉も
神谷透の存在を認めるようになる。
そんなある日、神谷透が泉に話しかける。
「もしも僕に何かあったら
彼女の日記から 僕を消して欲しい」
うーん。
何かフラグが立ちましたけど…。
◇
とまあ
二人の関係はどうなってしまうのか
ストーリーが進むに連れて話の先が気になり
引きこまれていきました。
この作品、不思議な魅力があります。
いくら説明に文字を費やしても
作品の本質を上手く伝えられない気がしています。
ぜひ自分で観て
どんな作品かを確かめてみて下さいませ。
※ …って、上映館の数、少なくなってきてますね…(汗)
もっと早くみておけば良かった。
◇ 鑑賞後に振り返って
鑑賞中は、もちろん
ストーリーの展開の通りに作品を観る訳で
途中では、登場人物の行動の意味や理由や
そういったものが分かりにくい事があります。 …よね ?
この作品、
エンディング時点からストーリーを逆上り
その時点での主人公たちの心情を振り返ってみたら
より一層
一人一人の行動や心情の揺れ動きが良く読み取れ、
共感の想いがいっそう深くなりました。
何て気持ちの暖かくなるストーリーなのかと
心に沁みてきました。
哀しい終わり方をしたと思っていたのに
ハッピーエンドのお話を見た様な
そんな気分にさえなっていて
そのことに自分でもびっくり です。
観て良かった。
◇最後に
一番辛い思いをしてきたのは、
「ヒロインの親友の子」
ですよねぇ。
ヒロインの一番の理解者であり続けるだけでも
相当しんどい。
もう一人の理解者が出来て、良かったなぁ
との思いも束の間。 よりによってこの男から
更に重荷を背負わされてしまうという…
陰の主役は、この娘かと思います。 うん。
※演じた古川琴音さん。
「メタメルフォーゼの縁側」などで見てましたが
この作品での演技に魅了されました。
”神谷透君を忘れないで” のメモを見つけた時の
表情の変化とか…もう なんというか。 ふぅ
◇最後の最後に
日記を読み返して一日が始まる。
その日課が、10年20年と続き
日記も数十冊になっていたら…
う~ん 読み返すだけで
一日が終わってしまいそうです。
◇最後の最後の最後(…おーい 汗)
絵を描くことで、神谷透の事が
真織の記憶に残るようになったのであれば
そして、それを本人も期待したのであれば
彼の人生も悪くはなかったのかな と
そんな風にも思うのでした。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
中盤まで良かった!!
福本莉子さんの存在に依るところが大きいですが、海岸~花火大会までは丁寧に作ってあって楽しめました。花火大会でキスした事がないので、「ああ、良いな」と思いました。男の子のお父さんの描写は全部要らなかったと思います。男の子の病気設定と退場が唐突で、例えば海岸でヒロインを探す際に「俺、走るの苦手なんだよね」とかあれば良かったです。キャスト一覧を見て彼が主役だったのかと言われれば違うと思いますし、単にジャニーズの若手を初主演にして箔付けしたかったのだと感じました。日記改竄のシーンで「記憶を取り上げる権利は誰にも無いし、単なるエゴだ」と感じたので、感動的なBGMが流れて違和感を感じました。欠損して幸せへの感度が上がるのは欠損した人間にしか分からないと考えながら観ていたのですが、それで日記を改竄するという周りの人間のエゴとの対比を描いたのかと一瞬思いましたが、特にそういうテーマでも無かったです。日記を改竄する事に両親は同意したというか、知らずに貸し出したんだなというのは想像するしかなく、両親の同意は不可欠だと思いますので描写不足に感じました。日記改竄について、親友は謝りましたが、男の子のお姉さんは謝らなかったので大人として不味いと思いました。親友は演者のせいか何か鼻に付く印象だったので、改竄に手を染める事でバランスが取れていました。タイトルに「今夜」とありますが、花火大会の夜などに何か悲劇的なイベントがあった訳では無いので、単に毎晩寝ると忘れるという事だけでしたら昼間でも寝ていますし、タイトルは雰囲気で付けたような印象でした。中盤まで丁寧だと思いましたが、特に終盤はイマイチに感じました。
儚くて愛おしい。
この物語が始まる時から、この物語は終わっていた。
結末は分かっているのに、いや、分かっているからこそ、儚くて切ないのだろう。
さまざまな障壁を乗り越え紡ぐ恋。記録の中でも、彼女は確かに恋をしていた。
ただ純粋に、想い合う彼らの日々と、その尊さ。
彼女の記録が、記憶に変わるとき、彼の姿はもうこの世にはないのだと、そう分かった時のやりきれなさ。
儚い恋の行方を、観客はただ見守ることしかできないのだ。しかし、その時間、その空間こそが、確かに儚くて愛おしいものなのだと、この映画が教えてくれた気がする。
^^
すごく儚くて「君の膵臓をたべたい」に似た透明感たっぷりな映画でした。中盤までのストーリーはとてもよくてどんどん互いに惹かれあっていくのが伝わり感動したのですが、神谷くんが亡くなったシーンだけは納得いきませんでした。心臓突然死で亡くなることはよかったのですが、あんまりにもぽっくり死んでしまったのですこし物足りなかったです。デート中に心臓を抑えるシーンとか、「僕はずっと日野のそばにいるから」といったあとに目を伏せ寂しそうな表情をする神谷くん単体をカメラで抜いたりとか、そういう場面があれば涙腺ズタボロ神作間違いなしです。
そして主題歌でヨルシカを選んでくださって本当にありがとうございます(土下座)。天才以外にいいようがありせん。マッチしすぎてました😢😢😢
全66件中、1~20件目を表示