「鑑賞前と鑑賞後でまるっきり印象が変わった映画」まなみ100% ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞前と鑑賞後でまるっきり印象が変わった映画
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正直、期待していなかった。わざとらしい恋愛映画なのかとおもっていた。
伊藤万理華、宮崎優など、最近ちょくちょく見かける女優さんが出ていることもあって、作品に入り込みやすかった。
話だけおうと、ただのダメ男が未練たらたらで過ごしていくだけなのだが、(予告編含め)最初にある程度の結末が見えているだけあって、結末に至るまでの心理と成長を想像することが楽しかった。
「ボク」にとってまなみはどんな存在なのか、
まなみにとって、ボクはどう映っていたのか、
そして、一見、正反対の『まなみ100%』というタイトルにつけられた意味は
正直、「ボク」には共感はできないし、理解もできなかったが客観的には本能(性欲)と理性が両立(対立)の様子が描かれているのはわかりやすかった。
性欲がメインで動いているようなボクに対しての、まなみのサル語でのやりとり。
誰とでもキスをしたがるけれど、キスはどちらに入るのか。
「一回したら後悔する」というまなみの言葉。
きれいとか、かわいい、とか性的な部分だけでなく、自然体でいられるかどうか。
先輩が病気になって、そういう部分でなくても好きでいられるかどうか。
印象的なのは、
まなみと靴を踏み合っているシーン。
そして、自分で髪を切って、先生は拒否するけど、彼女は髪を受け入れて、整えてくれる最後のシーン。
きっとこれからは、うまくいくのだろう。
これが大人にになっていく、ということなのかな、と。
2023年劇場鑑賞95本目
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