アンビュランスのレビュー・感想・評価
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爆走救急車VS警察
銀行強盗×救急車で爆走という破天荒すぎる設定をマイケルベイが指揮したザ•ハリウッド映画。
冒頭の銀行強盗シーンではフラグ通りに上手くいかず、破茶滅茶な状態で逃亡シーンに繋がる。この強盗シーンから映画の8割は救急車でひたすら警察と追いかけっこをするというストロングなストーリー構成だった。しかし、随所でハラハラするシーンが設けてあり、文字通り手に汗握る場面が多かった。
目線としてはジェイクギレンホールを始めとする強盗側で物語が展開するため、追われる恐ろしさに全振りしていて楽しめた。
絶体絶命の中で描かれる兄弟愛、家族愛も繊細に表現していて、あらゆる要素を網羅した映画だった。
規模がぶっ飛んでるため、1人の命と大勢の命のフォーカス具合でここまで命の重さに差が出るとは思わず、冷静になった時に笑ってしまった。
急げパトカー、救急車
結構サイコな筋書きのクライムアクションであり、救急医療ものだったと思いましたが、まずこの場合の「サイコ」は使い方が合っているのか自信がありません。誠に不思議で、かつ半端な感じも強かったですが、結局、ラストまであれこれ予測する愉しみはなくなりませんでした。
ジェイク・ギレンホールはシュールなギャングだし、救急医のキャムには侠気が溢れているし、この二人がこの先、何をするか?
◉圧倒的な緊迫感がベースなのに、含み笑いの種も途切れない
救急士と市警とSWATとギャングそれぞれの時間が重なり合って、序盤は緊張感に包まれていた。それは中盤も終盤も切れることはなかったのですが、警官のデイトの申し込みが血しぶきのキッカケになった所から、シリアスに微かな笑いが寄り添うことになった。
フラミンゴやらブルドッグやら、緑色とかのギャグの流れが続く。死者や重症者が続出している事態なのに、いつ犯人や追跡する刑事群が笑い出しても、それはそれで話が成立してしまいそうなと言う意味で、半端で愉しい作品であると思った訳です。
第一、キャッチコピーが「それは、単純な銀行強盗のはずだったーー」ですからね。「単純な」って……
◉ウィルの生真面目な逃走劇は、ずっと病院まで続いた
ウィルの運転は技術としては、ジミなぐらいスマート。でも、相手の車に掠りもしないですり抜けるわ、迫ってくる車は横転させるわ、こんなカーアクションも悪くないです。
自分たちの車は緑色に塗り変えて、それまでの塗装に変身した車が次々現れたシーンは、シュール感さえ醸し出していました。ここからファンタジーに変わるのか!
なお、どうしても一つスッキリ納得できないことがありまして。
銃撃で殺しかけた警官の命を必死で救おうとした、ウィルの行為に感動して、助かった警官がこの人は撃ってないと言ってしまうのは、やはり笑いを狙ったものですか。
許されざる者
神経質で真っ黒な遺伝子を継承しているダニーは最高でしたね。さすがはクセ者ジェイク・ギレンホールです。そしてマイケル"クラッシャー"ベイ監督も手腕を発揮してイベント大渋滞ムービーに仕上げておりました。ただでさえ大渋滞なのに、映画ネタや文化・世代ネタ等をトッピングし放題なので、終始半笑いでございました。
それでも評点が抑えめなのは…主人公でした。直情的な上に中途半端な善人仕様なので、笑えるボンクラキャラ達とは違って本気のボンクラに感じちゃいました。ストーリーを動かす役としてやらされてる感じもありましたが、なんつーか「ダメ」ですね。奥さんもちょっと…ね。そこを除けば、救命士もバックボーン含めて良かったし、荒唐無稽な所も「大渋滞ムービーだしね♪」と、楽しめました。
「ザ・ロック」の件、短かったけれども好きな会話だったなぁ(笑)。あと、隊長と犬とITチームの女性隊員ね。
ザ・ロックは元プロレスラー
どうせマイケル・ベイだと思って、危うくスルーしてしまいそうになったけど、映画館で観て良かったと思える作品でした。冒頭の救命救急士カミーユ(エイザ・ゴンザレス)の活躍を見て、串刺しリンジーちゃんが助かるかどうかってところでハラハラさせられ、キャムの瞳に吸い込まれそうになった。最初っから涙・・・もうキャムに心臓を掴まれた感じ・・・いや、脾臓か。ミシェル・ロドリゲスとかペネロペ・クルスをスクリーンで初めて見たときのドキドキ感と同じ。どうもオイラはラテン系女性に弱いようです。
そんなマイケル・ベイ監督。たまにいい映画を作ってくれるので侮れない。『バッドボーイズ』や『ザ・ロック』といった自虐的とも思えるギャグも入れてくるし、逆にメル・ギブソンは『ブレイブハート』は傑作だと称えてもいる。『バンブルビー』(製作)の時のように、映画で使われている音楽にしても好みが合うのですが、今作ではクリストファー・クロスの「セイリン」をクライマックスでぶち込んでくれた。思わず歌っちゃったじゃないですか!サビだけだけど。やっぱりAORが好きなんですね。
まぁ、最初のタイトルロゴから本気度を感じた作品でもあり、AMBULANCEの文字“LA”だけが色違い。日本語表記ではアンビュランスの“ラン”だけを違えているのもお洒落。この“LA”が最後のタイトルでは緑色になるというのも、思わず声を上げそうになってしまった。ところで、AMBULANCEの文字が反転してるのは何故なんだ?という疑問も多い中、緊急車両が近くを通ったときにバックミラーなどで確認し進路を譲ることができるという単純な答え。まぁ、反転させなくてもわかりますけどね・・・日本でも増えているようです。
ノンストップアクション!やっぱりこの言葉に尽きます。みんな慌ててるし、緊張しっぱなし。キムの苗字をパクとか訳の分からないことをギレンホールが言ってたけど、もしや「キム・パク」で緊迫感を表してたんじゃないかと・・・まぁ、救急車内での手術なんてのもキャムの元カレ医師やゴルフ中の医師の落ち着いた指示によって何とか切り抜けます。医療系ドラマは日本でもアメリカでも大人気。これにクライムアクションをプラスしたもんだから、満足度もかなり高い。カーチェイスもね、「ありゃ軍人の運転だな」とか専門的。CGよりも本物を使った撮影が多そうだったし、ヘリの追跡とかおバカな転覆とかオールドファッションを感じた。逆に新しいといえばスマホの映像をパソコンに飛ばしていたり、オンラインで指示を得てたところ。GPSは最初にぶっ壊しちゃいましたもんね。
「Battery is dead」とかでデッドという言葉を使いますけど、人質が死んだかどうかという非常時にパソコンの充電が切れるとは・・・まさしくdeadだよ!などと、これは他の作品(ゾンビ映画か?)でもギャグで使われてましたよね。忘れましたが。とにかく、マイケル・ベイに泣かされた!エンドロールも『トランスフォーマー』の5作目以降極端に短くしてくれたし、もう嬉しいやら悔しいやら・・・
マイケル・ベイの決意
マイケル・ベイ監督の決意あふれるアクション映画の秀作。優れた映画には「この作品を観てくれ!」という吸引力があるがこの作品にはそれを強く感じた。最近は韓国映画に押され気味のハリウッド映画だけどアメリカが意地をみせた格好になった。こんなシンプルな物語を最後まで魅せたきったベイ監督の手腕がものすごい。その最大の功績は映像だ。実写にこだわったダイナミックでキレ味鋭いアクション映像には引き込まれっぱなしで、疲れたよ😅。ドローンによる撮影など実験的ともいえるショットに勢いがある。ジェイク・ギレンホールも迫真の演技で映画をひっぱる❗️彼はほんとにいい俳優さんだね。いやもう完全におもしろかった‼️😆最後にはホロリとさせる人情話もある。これを映画館で観られてよかったー。最近はヒット作しか長く上映されない。この作品も公開から二週間がたち今日でほぼ終了状態。この機会を逃したらBlu-rayでの鑑賞が限度。映画は映画館で観てこそ真価が伝わるものだ。また、エンドクレジットもダラダラ流さないでぱっぱと終わらせたことも新鮮。それにしても邦画のレベル低下は危機的状況だ。上映前の宣伝ですら観るに耐えない。これに同じ料金を払って観にくる観客が可哀想になる。
映像は激しく、ストーリーは甘く。
銃撃戦やカーチェイスは、もはやハリウッドの独壇場だ。
あらゆるカメラワークを駆使して、観る側を退屈させることはない。
この分野で、出来ないことは、ほぼないだろう。
ストーリーは、血のつながらない兄の銀行強盗に巻き込まれたり、FBIとロス市警が対立したり、マフィア同士で仲間割れしたりと、特に目新しいものはない。
被害者が犯人をかばったりすることがあることは、よく言われているが、最後の警察官の「彼は命の恩人だ」は、どうなんだろう?
ちょっと、甘すぎるんじゃないだろうか?
弟のウィルが銀行強盗を手伝うのも、子供の治療費のためだとは思うが、ちょっとリアリティを感じなかった。彼の性格だと、拒否することは確実だろう。
このあたりが描けていないと、ただのアクション映画になってしまう。
ぜひ、劇場でご確認ください!
最初から最後までハラハラドキドキ満載
怯えながら笑えた手術シーン
まさかの落涙
配信と劇場の違いの一つに音響もある。今日は家では楽しめない派手なアクション物をと選択。数カ月ぶりのバイクで立川立飛まで。それがまさかの落涙となるとは…。
序盤からこれでもかとドローン撮影を駆使し、数秒に刻まれたカットで見せるアクションが続く中、一人ひとりのバックグラウンドエピソードが挟まれて深みが醸し出される。
白人と黒人ながら兄弟として育ちつつも志向の違いから離れた2人。物語の終盤まで言いあいが続き、やはり本心は打ち解けられないのかと想われるものの、互いに本当に思い合っていることが敵との争いの中で明らかになる。
車中でセイリングを二人でイヤホンをシェアし兄弟関係を改めて意識する場面。当初のアクションを聴くという狙いとは異なるものの、劇場の音響でこれを聴けたのは幸福だった。
ラスト、キャムが病院の建物に入るところで桜(恐らく)が映り込むのも良かった。そして彼女は最初のシークエンスで事故から搬送を担当した女の子を見舞いに向かう。あのときは運ぶのが仕事と言っていたのに。彼女が変わった。
ところでエンドタイトルが近来稀なほど短かったのを良いなと思ったんだが、もしかして配信対応なのか??ムムム。
ザ・ドタバタ映画です。
エンドロールに注目😁
まぎれもなく「マイケル・ベイ作品」
最初予告を見た時、マイケル・ベイ監督にしてはスケールが小さい感じがするなと思ったのですが、それは大間違いでした。
さすがはハリウッドの破壊王。
彼の手にかかれば救急車は誰にも止められない重機関車となり、LAもまたコンクリートジャングルの戦場と化す。
いつものようなゴージャスな制作陣&予算で作られた映画ではないので(それでも高額ではありますが…)、凄まじいCGがあるわけではなく車もトランスフォームする事はありません(笑)
しかしそれでもこの映画はまぎれもなく「マイケル・ベイ作品」だと実感させられます。
容赦なく破壊される物の数々。
激しい爆発で木の葉のように宙を舞う車。
まるでCGなど使わなくともド派手なシーンは撮れる!という見本のよう。
また映像の魅せ方、特にカメラワークが凄く、一部どうやって撮ったんだこれ?💧と思わせるシーンもあるほど。
「貸せ!ここはこうやって撮るんだっ!!」という監督の声が聞こえてきそうな迫力のアングルが満載。
80%がカーアクションで出来てるんじゃないかと思う程ぶっ飛んだ映画でした(;^^)b
ビバ、マイケルベイ監督!
マイケル・ベイ
オリジナル版未見だが、おおよそ手当り次第何でもかんでも破壊する様な映画ではないだろう。
ハリウッドの破壊王ことマイケル・ベイ監督は、過去作全てでやりすぎアクションを描いた。本作でも今までの破壊数ではまだ足りないと言わんばかりにやたらと美化された警察車両をぶち壊す。
クルマ好きでも知られるマイケル・ベイだが、「トランスフォーマー」を観ればそれがより分かる。前作の「6アンダーグラウンド」でもライトグリーンのアルファロメオ ジュリア等が登場したが、本作には警察車両の中に、日本が誇るスーパーカー、ニッサン GT-R NISMOの姿が。壊しやしないかヒヤヒヤしていたが、それは無く安心した。公道での追跡車両なのにバチバチのNISMOを用いるあたりは流石である。
ストーリーは監督が監督なので大きな期待はしていなかったが、感情に訴えかけるシーンが多く、人物像を丁寧に描いていたのが無礼ながら意外だった。そんな本作で注目すべき点は「兄弟」の絆である。血の繋がりは無い二人が、幼少期から多くの苦難を乗り越えて互いに成長し、今の今まで繋がっているという背景から描かれる二人の物語には、グッと来るものがある。この二人は性格も対照的なのだが、それも明確に分かるほど演者の演技が凄いのも特徴だ。車中でのハイテンションのやり取りはマイケル・ベイの好み(?)なのだろうが、そのシーンでも二人の性格の違いがはっきりと分かる。やはり映画には実力派の俳優が必要だと改めて感じた。
破壊シーンについてはもう述べたが、それ以外のシーン全てにおいて、マイケル・ベイ節全開の為、ファンはもはや安心するレベルでは無いだろうか。階段を上がるシーン一つにおいても光の加減やカメラワーク等にスタイリッシュさを感じる。また、本作ではドローンによる撮影もされており、今にも増してスピード感や臨場感が倍増している。ドローンならではのカメラワークは楽しめるだろう。どんなシーンでも全力精神なのは相変わらずだ。これらは彼にどんな作品を撮らせてもそうなるに違いない。いつの日か日本のラブコメでも撮って欲しい。後ろから抱きつかれただけで車が派手に火花を散らして何十回転もしてクラッシュするのだろうか笑。とにかく本作は全編に渡って「らしさ」全開ですぐにトップギアに入る起爆剤付きだ。これはやはり劇場鑑賞がやはりベストだろう。
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