アンビュランスのレビュー・感想・評価
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もはやネタ
映画館で観たらまた違ったのかも知れませんが、如何せんテレビで観たので迫力が半減してしまいました。で、そうすると展開の雑さ以前に、穴だらけのストーリーが気になって仕方なくなってしまうという。
マイケル・ベイだし、ストーリーなんて有ってないようなものなんですが、今回は割り切り過ぎでしたかね。とにかく破壊の限りを尽くし、ドローンか何かで新しいアングルとスピード感を生み出してはいるんですが、それを2時間強見せられても。。。この内容だったら90分くらいでちょうどいいのではと思ってしまいました。
でも、やっぱりマイケル・ベイだけあって映像のセンスと狂気は他の追随を許さないですね。
心臓あと4つは必要
命を救うことの難しさと、殺すことの簡単さ
映画開始15分で銀行強盗が始まっちゃいます。
この急な展開はマイケル・ベイファンにはたまらない展開。
しかし秀逸なのは、その15分の間で最低限の人物紹介の
仕方に無駄がなく、すんなり入っていける。
途中から入って来た人物も絶妙にキャラクターづけされてて
無駄がない。
銀行での銃撃戦から
救急車でのカーチェイス、
飛び交う銃弾と、ぶっ飛ぶ車。
いろいろ言いたいことがあっても、
そこはマイケル・ベイ。
言わないのが約束。
中盤、カーチェイスが中だるみしてきたころから
派手なカメラワークが控えめになってきて、
スローモーションなんか使っちゃったりして、
人間ドラマの方にフォーカスされていきます。
アクションファンにとっては、
「ドラマとかいらねーよ、もっと派手に!」
となってしまう展開だが、この映画はそうはならない。
冒頭15分のそぎ落とされた人物描写が効いている。
警察側、犯人側、そして救急側、それぞれにちゃんと
感情移入できる絶妙な間合い。
よくできた展開だと思います。
とは言え、個人的には100%アクションか、
100%ドラマかに振っていただいた方が
好みなので、この映画の評価は低いんですけどね。
最後まで見れるくらいには
2時間を超えるあまりに長い救急搬送。
裏切らない「破壊王」
逃走、救命、交渉、過去を"これでもか"と畳み掛けてくるのは圧巻。
無謀な作戦を『大丈夫』と考える犯罪者の心理、正常性バイアス。逃走するしかない"救急車"という狭い空間の中で、"良心"と"欲"と"思惑"が激しく交差する。
物語の展開が素晴らしく、中弛みする事なくテンポ良く進むストーリー。カーチェイスのスピード感、臨場感も良い。細かなカットで登場人物の深掘りもあって、観ていて感情移入しやすい。
が、カーチェイスでのパトカーの無駄なクラッシュ、爆発が多過ぎなのは閉口。運転している警察官はどこまで無謀で下手なのか。火薬でも積んでるのかと思う程に、爆破が起こる。時には必要な演出も、加減を間違えるとリアリティーが無くなってしまう。
キャムのスキルが全てを物語っているが、さすがにやり過ぎに感じてしまった。人命というギリギリの線は、維持して欲しかった。あれで死なないのは、さすがに違和感しかない。
と、突っ込み始めたらキリのない脚本ではあったが、それでもラストは満足だったので☆+0.5。そして、こんなにも短いエンドロールの映画は記憶にない(笑)
誠実なハリウッド映画
CGではなくリアルにこだわった映画で、CGでは出せない生の迫力、臨場感・空気感が映像から伝わってきました。ヘリと車のチェイスシーンは圧巻。ドローンも多用でおもしろいです。台詞回しもユーモラスで、ストーリーは昨今の仮面ライダーの「勧?善?懲?悪?」のような間に?が入り込むような複雑さがない勧善懲悪。
平たく言ってしまうとうと8割カーチェイスなので、そういった意味ではマッドマックスにも似ているかなと思いました。ただ、ストーリーとして人種や退役軍人の問題、なくならない麻薬カルテルの存在など、タイトルの「救急車」は「社会」の比喩なのか、目に見える事件事故は救えるが、見えない問題は救えないような。
怪我をする→911→出動→救助→病院へ→助かる・助からない
「怪我をする→911→出動→救助→病院へ」が、救急車の仕事。そこから救えるかどうかは知らないというもの。これはヒロインも「病院に届けるまでが仕事そのあとはどうでも」的なことを言っていた。今回、この「救急車」が、兄のダム(ジェイク・ギレンボール)だったわけで。
兄のもとへ(911)→銀行強盗する(出動)→運転手をしろ(救助=兄のサポート)→現場へ(病院へ)→成功か・失敗か
本作は、この「成功か・失敗か」の道中がほとんどで、救急車に乗っている間は「成功」している。『シュレディンガーの猫』のような哲学的なメッセージも深読みすれば受け取れる。救急車には乗せる=救済措置はあるただそこから先はどうなるかわからない。アメリカ的な映画でした。なによりマイケル・ベイのアクション監督ぶりが最高です。
ベイさんが爆走する救急車が通ります。道を空けて下さい
オリジナルはデンマーク映画らしいが、その色が無いくらいTHEハリウッド・アクション。いや、ベイさんアクション。台詞の中で『バッドボーイズ』や『ザ・ロック』をネタにもしてるし。“ザ・ロック”は映画でもあるし、人の名前でもある。
ベイさん映画を見るのは『トランスフォーマー 最後の騎士王』以来。Netflix映画『6アンダーグラウンド』はまだ見てないので。CG多用とごちゃごちゃ内容に飽きてきた『トランスフォーマー』の鬱憤を晴らす、怒涛の生身のアクションの連続。原点回帰とでも言うべきベイさん節爆走!
妻の癌治療の為、大金が必要な帰還兵ウィル。
血の繋がらない兄ダニーに相談。兄は犯罪者で、銀行強盗を企んでいた。
誰も死傷者の出ない計画…の筈だった。不謹慎だが、何か不測の事態が起きなければ面白くない。
たまたまこの銀行に用があった警官二人。外で待っていた一人が異変に気付く。
白昼の銃撃戦。死傷者も。救急車(=原題“アンビュランス”)急行。
さらに、ウィルが一人の警官を撃ってしまう。
ダニーとウィルは救急車をジャックして逃走。撃たれた警官と救命士キャムを乗せて…。
劇中ほとんどに渡って繰り広げられる逃走カー・アクション。
絶対捕まるものか。意地でも逃げ切ってやる。出口の見えぬ終点まで降りられない。
あちこちにパトカー。ヘリにも追い掛けられ続ける。LA市内を堂々巡り。
ダニーはもはや気がイッちゃってる。妻の為犯罪に手を染めてしまったが、軍人でもあり善悪葛藤するウィル。
血の繋がらない兄弟の絆、時には対立。
ダニーをジェイク・ギレンホールがハイテンション怪演。
ウィルをヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が熱演。
アンサンブル色も濃い。
極限状態下、手当てを続けるキャム。エイサ・ゴンザレスの熱演と魅力が光る。タイトルからしても彼女の役回りこそ真の主役かもしれない。
撃たれ、重体の警官ザック。
人質の彼を気に掛ける相棒警官のマーク。
捜査の指揮を執る警部。愛犬とのドライブ中に呼ばれ、パトカーに乗せられた愛犬の方が気掛かり。
ダニーを知るFBI捜査官。
ダニーは犯罪者仲間にヘルプを求め…。
それぞれの信念、正義、思惑が交錯。誰一人として途中下車を辞さない。
小惑星衝突や真珠湾攻撃、善悪ロボットVFXバトルよりスケールは小規模だが、それでもアクションのド迫力ド派手さは引けを取らない。
序盤の銀行襲撃~銃撃戦は臨場感満点。
救急車、パトカー、ヘリの大チェイスは圧巻。見ている我々はずっと救急車に同乗しているような錯覚。
CGに頼らず、本物で魅せたベイさんのこだわり。
カメラワーク、アップテンポの展開、矢継ぎ早の編集。
スリル、ユーモア、エモーショナルなドラマ。
グロも。
爆走最中、撃たれた警官の緊急手術。キャムは勿論医者じゃない。医者の元カレやその同僚とリモートで繋ぎ、指示受けながら処置。
皮膚を切り、内臓を掴んで…。
ベイさんはプロデュース作ではグロホラーも多い。
頭のてっぺんから尻尾の先までぎっしり、金太郎飴のようなベイさんムービー!
つまり、ツッコミ所も多い。
その爆走車内の手術。ハラハラスリリングな見せ場だが、そんな状況下で手術出来る…?
出血。血を止めるのに使用したのは、頭に付けていた髪留め。しょ、消毒は…?
銀行襲撃も穴だらけ…と言うより、外から丸見え。計画中、誰もそこを考えなかった…?
最後はまさかの“死人に口なし”!? おまけに、撃った相手を庇うお人好しだらけ!?
一応これ、犯罪だし、死傷者も出ています。
とは言え、久々とも言えるベイさん節をたっぷり堪能。
本領発揮のド派手アクションに度肝を抜かれ、ツッコミつつ胸熱くさせる。兄弟の関係、救命士としてのプロフェッショナル…。
“エンタメ王”ベイさんの真髄を見た。
銀行強盗の映画で、まさかウルっとするとは!!
ノンストップアクション映画。
激熱アクション映画に人間ドラマを絡めて泣かせる!
銀行強盗は計画があまりに杜撰?
というか?今時、銀行強盗がアメリカでは頻発するのか?
強盗をする30秒後には、警官多数集まって、10数台のパトカーが追走する。
犯人の用意した逃走車は直ぐに運転役が撃たれて役に立たず、
走って逃げる犯人たち!!
エイヤっと手近にあったアンビュランスに飛び乗る、
ダニー(ギレンホール)と義弟のウィル。
ウィルは元軍人のスキルを生かして運転が天才的に上手い。
2人でクリストファー・クロスの「セーリング」を、歌う余裕も
あったけど、
救急車の中にはウィルに誤射され瀕死の警官ザックと
救命士のキャム(エイザ・ゴンザレス)がいた。
エイザ・ゴンザレスは若くて綺麗でキリッとしてて、
とても魅力的。
しかも心根優しく勇敢で有能。
この映画のヒロインと言える。
彼女無くしてこの映画は、こんなに人間的に
ならなかったと思う。
キャムは、ぶっ飛ばす車内で、ザックの命の火を消さぬよう
さまざまな医療行為をするが、
スマホを医師に繋いで遠隔指示で手術するシーンは、
この映画のハイライトのひとつ。
カーチェイスに次ぐカーチェイス!!
CGが少ないのはとても良い。
カメラアングルやスピードなど技術で見せるのが
マイケル・ベイ流。
カーチェイスに凄く立体感があり格好良い!!
目が回る、兎も角速いカーチェイス。
ラストで涙したのは人間ドラマが、きっちりと織り込まれているから・・・
ダニーと養子の弟ウィルの幼い日の回想シーンが何度も入り、
2人の仲良しぶりが微笑ましい。
ウィルの妻の腫瘍の手術代が22万ドル以上する。
保険会社も相手にしてくれず、
策に窮したウイルは嫌々、兄ダニーを頼る。
(金持ちなんだから、すんなり貸せばいいのに・・・
(犯罪オタク・・・クレイジーはギレンホールの得意分野!)
(銀行強盗に強引に誘うなんて・・・やはり下衆男だ!!)
ラスト10分間は泣かせのパート。
マイケル・ベイ監督って、こんな感じだったっけ?
そう言えば昔、「アルマゲドン」でも泣かされたっけ!!
(アメリカで癌になったら、キツイわ・・・と実感する映画でもある)
過去鑑賞
優しい嘘
2022 141本目
ベイ監督トランスフォーマー撮りすぎて実力落ちた?
久々のベイフィルムを楽しみにしていたが、駄作感は否めない
下から舐めるような顔アップの撮り方がしつこい、逆光の演出もしつこい
ドローン撮影を気に入ったらしく不自然なハイスピード空撮差し込まれる
カーチェイスの途中で突然かかるBGMの違和感がすごい
爆発と美女は安定なので期待通り
「やたら面白い」
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