「VEY FILM 満喫」アンビュランス night runnerさんの映画レビュー(感想・評価)
VEY FILM 満喫
コロナ禍の2020年、停滞する映画界の中でマイケル・ベイ監督は逆に好機ととらえ、ロックダウンのロサンゼルスで撮影を行ったそうだ。
大スクリーンで観てこその、マイケル・ベイ監督の様式美が炸裂。NHKBSの『美の壺』のテーマに取り上げられてもいいくらい。
ど迫力のカメラワークと映像とサウンドに一気に引き込まれアドレナリンがでまくる。楽しめる。
ど迫力シーンがずっと連続するため、観ている側の興奮する閾値・ハードルが上がってしまい、沸騰するくらいの熱湯(あつゆ)なんだけど、慣れてしまってゆ〰️っくり浸かっている温泉みたいに、追跡シーンがずっと続くのもマイケル・ベイそのもの。
車内で外科処置するってか!とか、追ってくるパトカー達はあたかも動線が決まっているかのようにクラッシュしまくるでしょ!とか…… 様式はぶれない。
ファーストシーンというか、映画が始まって10分くらいまでの登場人物それぞれが映し出される冒頭が、無駄なくスタイリッシュで一気にストーリーとベイワールドにも引き込まれた。
ところで……劇中に出てくる『LAリバー(ロサンゼルスリバー)』って!!!
ロサンゼルスを流れる、川底、護岸が全部コンクリートで覆われ固められた、もしかしてT2(ターミネーター2)の舞台にもなった川ですか!?
あらゆることでコーフンした。
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