「トランスフォーマーが登場しないトランスフォーマーが見たい人に勧めたい」アンビュランス kekeさんの映画レビュー(感想・評価)
トランスフォーマーが登場しないトランスフォーマーが見たい人に勧めたい
トランスフォーマーで地味に思っていたことで、
なぜか軍人たちの戦いに熱さやダサさや笑いがあるなあと。
その人間くさい部分のみを詰め込んだような作品。
最後まで緊張しっぱなしで、いつ誰が脳天を撃ち抜かれてもおかしくない状態が続く。
何が正しいか間違いかといった説教じみたシナリオも無い。
運命を決めるきっかけは銃弾であったり、言葉であったり、家族の存在だったりする。
あとはGTAを彷彿とさせるメチャクチャ展開。
・救急車を盗んで運転する
・ヘリやらパトカーがずっと追いかけてくる
・ギャング仲間が協力してくれる
・車体にペンキを塗る
・車が走らないような変なところを走る
・弾数無制限。
↓ストーリー
弟は妻の手術のためにお金がほしいので兄に相談。
兄弟と仲間たちで銀行強盗をするために侵入。
制圧したあたりで偶然にもパトカーが到着。
警官Aが降りてきて、なんと銀行員をナンパし始める。
警官Aが異変に気づいた時既に遅し、あえなく人質に。
逃げる途中で警官Aを撃ってしまう。
パトカーに乗っていたもう一人の警官B、激昂する。
警察がわんさか来て追い詰められる手前、救急車が警官Aを助けるために入ってくる。
警官Aを乗せて発進したところで兄弟が救急車をジャックする。
警官A、救命士、兄、弟の4人で逃走開始。
弟の運転さばきでパトカーをまく。
警官Aいよいよ死にそうになる。
兄弟にとって警官殺しはやばすぎるので、救命士に助けさせる。
救命士が抵抗やら脱出やら試みるが失敗する。
手が足りないので兄弟も協力する。
銃弾を取るためにリモート手術を行う。
弟と救命士が変な友好関係になる。
兄弟の仲間が協力しにきて、警官が沢山死ぬ。
警官Bはギャングの一人を殺害。
救急車は無事に仲間のアジトに逃れ、大金ゲット。
しかし救命士と警官Aはギャングの顔を見てしまったので殺す必要あり。
兄は同意。弟は猛反対。
兄弟でギャング仲間まで皆殺しにしてしまう。
救命士は状況が分からず、手違いで弟を撃ってしまう。
弟は盗んだ金の一部を妻に渡すよう、救命士に言い残す。
兄、救急車で病院を目指す。
病院は警察に包囲されていて詰み状態。
兄は弟が撃たれた怒りで、救命士を見せしめに殺そうとする。
弟、兄を撃つ。
兄は「すまない」と謝りながら絶命する。
弟は手錠をかけられて突っ伏したまま、泣き叫ぶ。
警官B、重傷の弟をすぐに連行しようとする。
救命士、弟を放っておけず助ける。
弟も警官Aも命を救われ、一部のお金はこっそり妻の元へ。
AMBULANCE。
ぶっとんだ人間たちがきちんと大暴れするアクション娯楽作品だった。