「終始アクションに徹した潔さ!御大マイケル・ベイの集大成のような映画。」アンビュランス カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
終始アクションに徹した潔さ!御大マイケル・ベイの集大成のような映画。
クリックして本文を読む
ドンパチとカーチェイスで130分強の長尺を延々と見せる、ある意味究極のお祭りドライブアクション映画。
おそらくロサンゼルス市全面協力のもと、ヘリやドローンを駆使した空撮で市街地戦やフリーウェイでのカーアクションを見応えのあるものにし、ニュース実況のようなノンフィクションぽさと臨場感を出す事に成功したのはさすが御大というところか。
ファーストクレジットのジェイク・ギレンホールはかなりクズな役どころだが、クズに徹し振り切った演技が光った。
ヤーヤ???3世は根は良い人間という設定なんだろうが、結局どっちなんだよというメンタル崩壊キャラを好演したが、どういったマインドで演じたのか知りたいと思った。ガンに犯された奥さんのために拒否しつつも何だかんだで強盗の手助けをし、挙句警官を撃ち、結局大金を手に入れ、警官を撃ったのもダニーということになった。そもそも自分が撃った警官を必死に助けようとしながら、逃げ回る事で多くの犠牲者を出し、義父の旧友の手下を平気で撃ち殺すなど命の重さのバランス感覚が完全に麻痺している。
ヒロインで救命士役のエイザ・ゴンザレスは美しいが、瀕死の重傷を負った警官をスマホリモートで勝手に手術を行い、何故かヤーヤ???3世を撃ってしまいながら同じように助けようとする。
“出来る感”満載で登場したアメカジ刑事もさほど活躍せずに殉職したのは残念だったwが、
あの無人の車がリモートでマシンガンを連射しまくるシーンは、ちょうど中だるみしているところに最高の刺激になり一番盛り上がったシーンだ。
まあ、四の五の言わずアクションを楽しみたい人達には是非おすすめの映画だと思う。
コメントする