「邦題を付けるのは難しかっただろう。」キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性 Naokisky2さんの映画レビュー(感想・評価)
邦題を付けるのは難しかっただろう。
「キャスティング『ディレクター』はアカデミー賞を取れない」とかに邦題をしないと、この映画の意図が伝わらないと思った。キャスティング担当者に「ディレクター」と呼ばせることを頑なに認めない「監督集団」のことを明らかにしたドキュメンタリーとして勉強になった。それにしても、ニューヨーク派の快進撃、アメリカンニューシネマの成り立ちを見られたのは面白かった。作家性を排除して利益重視の産業化を進めているハリウッド大作主義のカウンターとしてネットフリックスたちが台頭してきたことを面白く思う。歴史を学ぶことの大切さを実感する。
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