「いい意味で予想を裏切る映画」人生の着替えかた ヨコヤマさんの映画レビュー(感想・評価)
いい意味で予想を裏切る映画
「人生の着替えかた」は「missing」「ミスりんご」「お茶をつぐ」のまったくテイストの異なる三編の独立した短編から構成されていて、三編ともに秋沢健太朗さんが主演を務めています。
三編でまったく異なる役を演じる姿は同じ俳優さんかと驚くほどの演技力で、とりわけ「お茶をつぐ」の聴覚障害者の青年という難しい役どころを、声に出す言葉ではなく手話で喋り、表情や視線の使い方で魅せる芝居は非常に胸を打ちます。
三作品とも3〜4日と非常に短い撮影期間で撮られた映画だそうで、駆け足で粗いと感じる部分もありますが、だからこそ真に迫る熱量が詰まっていて、とても見応えのある映画でした。
2.5次元舞台でも活躍するイケメン俳優が主演の映画と聞けば色眼鏡で捉えてしまう方もいるかと思いますが、そんな方にこそ是非見て欲しい映画です。
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