「チャールズ・カレンの本性。」グッド・ナース 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
チャールズ・カレンの本性。
実話をもとにした医療サスペンス。その程度の予備知識だった。そして現在、テレビでドラマ「トラベルナース」を放送中のせいか、自販機の前に座り込むエディ・レッドメインとジェシカ・チャステインのチラシを見た時、犯罪に立ち向かう"優秀な看護師"のコンビだとばかり思っていた(事実誤認)。だから、エイミーの不安と恐怖は、自分も共有しながら見た。まさか、という気持ちで。
日本でも似たような事件もあった。そして、今でもどこかで進行中なのだろうな。人知れず。いや、知っているのに知らぬふりで隠ぺい、か。保身に走る医療現場には、モラルなど存在しないのだよなあ。残念ながら。罰は、18回の終身刑を受けて、2403年までの刑期、というアメリカ流の裁き。それでもこういう犯罪を犯すサイコパスは、なくならない。それもまた、残念ながら。
救いは、人の心を開かせるのは圧力や強要ではなく信頼である、というメッセージがあることか。
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