「化学モノには倫理問題がつきもの」スパイダーヘッド ハムカツ太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
化学モノには倫理問題がつきもの
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まぁまぁかなーって感じです。
クリヘムが出てるのと、トップガン見たあとなので、マイルズテイラー、ジョセフコシンスキー監督への期待から鑑賞しました。結果として、悪くはないんじゃないかと思います。
良かった点
・役者たちの演技
薬の影響で感情をコントロールされる内容であるからこそ、感情の切り替えのシーンで魅せられる俳優たちの凄さ。特に、主演2人のクリヘム、マイルズテイラーの演技は素晴らしかった。
クリヘムは最初からずっとニコニコしていたが、どうも心の奥底では笑っていないような笑顔を見せ続けたところがよかった。最後の飛行機の墜落前には、たくさんの感情が入り乱れておかしくなるシーンは、個人的にはちょっと微妙かもっと思いましたが、あれは完璧にこなすことは、かなり難しいそうやなって印象です。
マイルズテイラーは、薬を注入させる側の人間で、多くの表情を見せてくれました。最後のリジーへの承認を求められるシーンでは、静かな装いではあるが、どこか心の中で燃えたぎるジェフの怒りを感じさせる素晴らしい演技を見せてくれました。
悪かった点
・良くも悪くも展開が読める
話の流れとしては、科学者が新たな薬品を開発するために、倫理に反する実験を行い、それから脱出するという、まぁ、映画好きなら割と見たことあるような展開でした。その点、気軽に見れる良さはあるものの、パンチが足りないような感じが後味に残りました。
まとめ
まぁ、内容がわかりやすいので、見やすいし、俳優たちの演技も素晴らしい。個人的には、もう少し、ダークな雰囲気に振り切って、サスペンス要素を強くしても面白いんじゃないかと思いました。
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