「知らない愛情の扉を開ける物語です」プレゼント・パーフェクト バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
知らない愛情の扉を開ける物語です
この系統は前向きに観ないのですが、北海道が舞台ってことで鑑賞です。
ま、ボーイズラブ物ではあるのですが、なんだろな?他のボーイズラブ物を見たことないからアテにならない感想になっちゃいますが、同性愛がメインとは思えなかったんです。それよりも人間愛かな?って。人が傷ついた人間に寄り添う、見守る、穏やかで優しい世界を描いたお話かな?BLにシフトしていないからこそとても見やすいのではないでしょうか?
惚れた腫れたの話ではないんですよね。ですから、ラプストーリーメインの盛り上がりがあるわけではないのです。それよりも「まさか、自分がこの世界に?」って戸惑いやら葛藤やらを描いていますね。そのような経験がある方には共感できる部分がとっても多いのではないでしょうか?その部分もやさしーく描いているんですよね。柔らかく。
また、単純ではあるものの納豆をメタファーとして使っている辺りは、監督の実体験なのかな?かなりわかりやすいですが「これもアリだな」って受け入れること、先入観は人間的な豊かさを増やすために邪魔ってことなのかなぁ?
本作は序章的な感じでした。もしかしたら続編あるのかなぁ?ラストはなかなか良い終わり方です。トーイのラストの葛藤、完全に次につながってますよね。
正直、北海道じゃなくても良かったような気がしますが・・・(笑)何か理由があるのかな?
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