劇場公開日 2023年4月7日

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ザ・ホエールのレビュー・感想・評価

全228件中、21~40件目を表示

4.0神とは?

2024年4月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

難しい

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映画イノッチ

3.5情が湧き起こってくる

2024年3月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

 器具が無いと立ち上がれないほどの極度肥満のチャーリーを、友人で看護師のリズが面倒をみている。8年前に彼はリズの兄アランと一緒になるために、妻子と別れていた。しかしアランの死が原因で、今の体になってしまっていた。もう先が長くないチャーリーのもとに、8歳で別れた娘エリーがやってきて。
 同性愛のために妻子の元を去ったチャーリーに対し、エリーの許せない気持ちはわかります。ストレスのために、ここまで太ってしまったことも共感できない。しかし物語の終盤まで来ると、チャーリーに対する憐憫の情が湧き起こってくるのが不思議でした。そして大事にしていた「白鯨」の感想文で、「人生でたった一つ正しいこと」とチャーリーはまさしく浮かばれる。アメリカでも、浮かばれると言うのか。
 特殊メイク前を見るとブレンダン・フレイザーは、ずいぶん肥えたんだな。

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sironabe

2.5なんとも言えない終わり方

2024年3月21日
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ニョロ

3.5娘の感情爆発シーンがとても良い。 2階に住んでいるのは危険だ。

2024年3月21日
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ナイン・わんわん

4.0愛はそもそも歪なもの

2024年3月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ダーレン・アロノフスキー監督は、『ブラック・スワン』ではナタリー・ポートマン、『レスラー』ではミッキー・ロークと、主人公の心の闇を極限まで描くのが特長だ。バレリーナ、レスラー、そして今回はオンライン講師。
それぞれの心の闇は底なしだ。
この作品のブレンダン・フレイザーもしかり。同性愛者の死で、過食症になった200Kgの巨体の男の極限を体当たりで演じている。
彼のメイクアップは圧巻で、立つこともできない身体は、悲惨の度をはるかに超えている。
余命がない男とヤンキーな娘と金がない妻と、どこにもプラス面はころがっていない。
おまけにトランプの支持層が多い中西部のアイダホが舞台ときている。

だが、彼らをほうっておけないなにかが、この作品にはある。
それはおそらく、ダーレン・アロノフスキー監督が、一貫として「歪な愛」を描いているからだろう。
逆を言えば、愛はそもそも歪なもの、と描写する彼の演出がお見事というしかない。

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ジョー

4.0過去の誤ち

2024年3月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

食べ続けることで自らを殺めようとしていた彼も、最後の最後にやっと報われた。
「過去の誤ち」を償えず、最後を迎える人の方が多いのでは。
私もいつか「過去の過ち」を償える日が来て欲しい。

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上みちる

3.0極度の肥満体で、死を目前に控えた男の最期の5日間。 観ていて息苦し...

2024年3月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

極度の肥満体で、死を目前に控えた男の最期の5日間。
観ていて息苦しかった。
呼吸をするのも大変そうで、笑っても咳き込んでしまうという。
ただ、献身的に尽くしてくれる看護師の友人がいたことは救いか。

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省二

3.0クジラ

2024年3月12日
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正直最後の演技は素晴らしいと思うけど、感情移入が難しい。

愛する人を失えば勿論どん底に落ちる、でも生きている人達に目を向けるのが普通、皆生きてりゃ苦しい事ばかりの人生。

正直言えば、オスカーはエルビスのオースティンバトラーであるべきだったと思う。同じ特殊メイクながら、バトラーは完全に憑依されてた、それ程の演技。
どうでもいいんだけどね。

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ken

4.5絶対に誰からも愛されず突き放され味方もいない彼、だからそれを理解したいんだな!

2024年3月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

幸せ

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The silk sky

3.0最後までなぜ巨漢なのかわからなかった

2024年3月10日
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鑑賞方法:映画館

アメリカでは「あるー」って状況なのか?

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mikyo

4.0ボロボロ泣きました

2024年2月15日
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鑑賞方法:映画館

舞台挨拶は抽選ハズレてしまったので、会えた方が羨ましい。

これもボロボロ泣きました。アカデミー賞主演男優賞は個人的にオースティン・バトラーも推してたけど、ブレンダンで納得。

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りんごあめり

4.5いやそりゃ泣くよこんなの。まあもらい泣きだよね。そんなベタな泣かせ...

2024年1月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

いやそりゃ泣くよこんなの。まあもらい泣きだよね。そんなベタな泣かせかたしなくても良かったのにな。

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まるぼに

4.0常に登場人物の心理を想像させる脚本は、ノミネートされるべき!

2024年1月12日
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鑑賞方法:VOD
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レオン

4.0鑑賞動機:ダーレン・アレノフスキー5割、フレイザー久しぶり!5割

2024年1月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

今のボディスーツってこんな本物みたいなんだ。シャワーシーンも普通にゴシゴシ洗ってて、少なくともスクリーン上で観る限り、フレイザーが実際太ったと言われてもわからないくらい。
劇場で見逃してたので、観られてよかった。アレノフスキー監督にはひどい目に合わされているので、ストーリーの行き着く先は予想できることもあり、また心を折られる鬱展開を覚悟してはいたけれど…。
血圧の測定値にドン引きする。倍じゃないですか。回想以外はほぼ室内だけど、小道具など色々と細かいところまで気配りされてる。

あ、OUP の収載誌を見てる。どうせならPubmed を調べてたどり着いてほしかった。(無茶振り)

このエンディングがいいかは正直わからない。でもチャーリー/フレイザーの渾身の歩みからは、少なくとも前半にはなかった強い意志が感じられて、深く心動かされた。

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なお

5.02023 178本目

2023年12月31日
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悲しい

素晴らしい演技、ストーリー、ブレンダン自身も過酷な経験をしカムバックした本作

娘と父親の交流。悲しくも良作です

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しゅん13

4.0米国の中産階級の下の方の人々を描いた映画

2023年12月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

肥満が世界的に問題になっている現在、272キロの巨体の男を映像で見るだけでも価値がある。過食と言っても、どんな食事をしたらこんなに太れるのか、日本人には想像できない。
主人公は、米国の大学のオンライン講師をしているが、生活レベルは中産階級の下の方で、健康保険料が高いので、無保険状態。治療費等が高いので、元パートナーの妹(看護師)に面倒を見てもらっている。職業柄、貧困層になれないが、他の職業なら収入を減らし、貧困層になった方が生活は楽。貧困層になれば、食料援助、健康保険が安く入れるなど、社会福祉が手厚い。
このことは、米国だけでなく、先進国共通の問題で、日本においても、「納税者は4割減税、未納税者は7万円給付」など、貧困層になった方が社会福祉は手厚い。
この映画の登場人物は、ほとんどが、中産階級の下の方で、ギリギリの生活をしている人々の様子がよくわかる。
この映画は、米国が抱えるいろいろな問題を垣間見ることができると同時に、今後の日本が直面する問題でもある。

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eimei

1.5disgusting

2023年11月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

難しい

寝られる

予告編からある程度想定はしていたが、
冒頭の設定自体から個人的には全く受け入れられない。
よって、主人公に微塵も同情しないし、わかろうとも思わない。
これはキリスト教の宗教観とか以前のアイデンティティの問題だ。
観終えて不快感すら残らなかった。
主演俳優は熱演だった。
それだけの評価。

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みみず

5.0キリスト最後の5日間

2023年10月25日
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チャーリーは巨漢だが決して特別な存在ではなく、私たちと同じく、善人でも悪人でもないグラデーションの中にいる。
“一見普通ではない”人物の内面を深く掘り下げ、一人称で語ること。それは異質なものに背を向け排除しようとする不寛容な現代に、とても重要な問いかけである。

イエス・キリストは自らの無惨な姿を晒し、原罪を一身に引き受けて十字架に掛けられた。身動きできなくなったチャーリーそのもの。これはキリストの最後の5日間を描いた物語。

うまく昇天できないシーンから始まり、カラスを養い、七つの大罪を引き受け、ダンによるジャッジがくだり、最後の晩餐、そしてついに昇天する。

そうしたキリストのモチーフを軸にしながら、『白鯨』を見事に呼応させ、現代社会にメスを入れる。

復讐に取り憑かれたエイハブ、攻撃を受け続ける鯨。そして悲しみを先送りにする語り手=イシュメール。

制御できない依存と怒り、他者の視線と自分から攻撃され、それを先送りにしながら少しずつ死んでゆく精神。それが我々の原罪性であり、我々の社会構造そのものが内包する地獄である。

あの海辺で正直に生きることを決意したチャーリー。怒りと喪失感で鯨(精神)を殺すことが人生ではないと悟ったエリーの姿を見て、思い残すことのなくなったチャーリーは昇天した。

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Raspberry

2.0言うほどおもしろくない

2023年10月22日
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ブレンダン・フレイザーが実は業界内の性被害を受けていたとか意外なサイドストーリーも暴露されてて、どんだけ示唆に富んだ映画なのかしらと期待してたけど、何だかゴニョゴニョもちゃもちゃして、上質人間ドラマ気取っただけのやつでした。一番の戦犯は娘じゃないかね。何だか下手な演技でいつもキリキリしてて、母親が出てきて彼女は邪悪って言ったときに、あぁなるほどと腑に落ちたのに最後何かいい子になった?こいつはダメだ、ストレンジャー・シングス程度のドタバタキッズドラマレベルの女優だわ。ブレンダン・フレイザーの復帰に泥を塗りました。あとこの小さくもちゃもちゃした感じはもともと舞台劇だからなのね。そもそも映画化が間違ってたかもね。

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三毛猫泣太郎

4.0壮絶。ブレンダンが素晴らしい。

2023年10月22日
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壮絶。そのひと言につきる。

死期を間近に友人や娘や来訪者を通じて振り返る過去が苦しい。自分が望むものを追ったことで傷つく人がいたことを思い悩む姿。死に向かっていく姿。ピザを貪り食う姿も目に焼き付いている。

ブレンダン・フレイザーはこの役を演じるている間は270kg超の巨体を作る特殊メイク以上に心が削られたのではないかと思うし、だからこそ改めてオスカー受賞が嬉しい。そしてオスカーは逃したもののノミネートされたホン・チャウも本当に素晴らしかった。

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cherry3