「魅力ゼロの魔人」アラビアンナイト 三千年の願い ブッカーさんの映画レビュー(感想・評価)
魅力ゼロの魔人
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この映画を見る前に、類似のモチーフの映画「アラジン」を思い出す。こちらに登場するランプの魔人ジーニーは陽気で無限のパワーを持ち、しかしご主人様の命令は絶対、あなたが魔法のランプを持つかぎり最高の友達である。
こうした作品は魔人の魅力が8割で出来ていると思うのだが、この作品のジンには人間的(魔人的?)魅力がまるでない。
ひたすらに自分自身を憐れみ続け、突発的にヒステリーを起こす。こいつの自分語りが物語の大半を占める。それも、俺の女だいたい不幸になったし俺も不幸なんだよというゴミのような内容。終盤ではこの魅力ゼロの魔人と中年女性のロマンスが始まる。勘弁してくれ。
話が見えないうちに映画自体が終わっていた。序盤の幻覚描写から考えると自立しているように見える独身女性が、しかし孤独に耐えられず新しいイマジナリーフレンドを作りましたという話?だとしたら時間返してほしい。
基本的に無価値な作品ですが、中盤に登場するおデブハーレムの女性は一見の価値ありなので☆2とさせていただきます。
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