「現代版ランプの精の物語」アラビアンナイト 三千年の願い 映画ファンさすせそさんの映画レビュー(感想・評価)
現代版ランプの精の物語
神話や昔話などの物語を研究する生真面目なアリシア(ティルダ・スウィントン)は講演会で訪れたトルコのイスタンブールの市場で購入した古い瓶を磨いていると……現れたのはかの有名なランプの精霊ジンだった。
早速3つの願いを聞かれるが、自らの人生は満ち足りていて願いなどない、とアリシアが断るとジンは自らの過去を語り始める――
ランプの精霊ジンと千年以上前のかつての持ち主との物語も面白いが、この映画はそれだけに留まらない深さを秘めている。
特に終盤のあるシーンは見る者の解釈次第でこの映画の意味が180度変わってしまうだろう。
この物語をどう見るかはあなた次第、そんな面白さを持った映画だった。
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