「マッドマックスの監督の初おとぎ話ファンタジーロマンス映画」アラビアンナイト 三千年の願い シナモンチュロスさんの映画レビュー(感想・評価)
マッドマックスの監督の初おとぎ話ファンタジーロマンス映画
とにかく映像が綺麗で表現が小説や絵画をみてるみたいで芸術的だったのですが結構ファンタジー要素が強いのでそこまで癖なくみれた気がします‼️
ファンタジーといっても3つの願いを叶えてくれるジンとナロトロジー(物語論)の専門家アリシアのロマンスストーリーがメインなので大人のファンタジーっていう感じ🤔✨✨
マッドマックスシリーズで有名なジョージ・ミラー監督がファンタジー要素強めな作品をつくったのには驚きでしたが、
すごくストーリーや映像・衣装・音楽などの緻密な部分までこだわっているのが伝わってきて、今後ディズニーなどのアニメ作品になっている原作の小説などをジョージ・ミラー的解釈で新たな物語としてみてみたいなって思います。
今作はディズニー製作のアラジンに出てくる青い魔人ジーニーとは違って、人間に優しいのかと思いきやそうではなく3つの願いを叶えるために厳しい線引きをするという点があるのでより本当のイスラム世界の「千夜一夜物語」に登場するジン(精霊や魔人)に近いのかなって気がしました。
人間は愚かな生き物だから3つも願いを叶えてあげましょうといわれたら最初と二つ目は理性的なものかもしれないけど、最後の願いは心の底に眠る人間の本質的な邪悪な部分が露呈してしまうのかもしれないと思いました。
要するに自分が頑張らないで他者や何かに頼ってしまうと人生がいい方向ではなく、どんどん破滅への道に進んでしまうということを教えてくれてるような感じです☺️✨✨
2024年に私の好きなアニャ様主演のフュリオサが公開予定なのでそれまでにマッドマックスシリーズを制覇したいと思います。
※ジョージ・ミラーの作品は昔DVDを借りて、ベイブをみたのがはじめてで劇場で鑑賞した作品は今回初なので星4評価にしました。