「マッドマックス監督の恋愛物語」アラビアンナイト 三千年の願い カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
マッドマックス監督の恋愛物語
アクションのイメージしかない監督ジョージ・ミラーがファンタジックな恋愛物語を製作、怪優のイメージのティルダ・スウィントンも普通の女性をチャーミングに演じるなど、観る者の裏をかくやり方ではあったが、してやったりとまではいかず若干消化不良に近かった印象。
空港や講演の客席で目にした魔物?達はなんだったんだろうか。
科学がなかった時代に説明できない事象を神話や民話などの物語にし民衆を沈静化した、と学者の立場で言ってはいるものの、実はそう言う不思議な現象を完全に否定できない自分の矛盾した気持ちの現れなのかなと思った。
だとするとジンの存在そのものもこの主人公の不安定な心から作り出した妄想なのかもしれないと思うのは考え過ぎだろうか。
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