「ナチス映画にハズレなし!」ホワイトバード はじまりのワンダー 病人28号さんの映画レビュー(感想・評価)
ナチス映画にハズレなし!
ナチスが出てくる映画で、つまらない映画って、「 ヒトラーの為の虐殺会議」 と「 関心領域」 くらいで、まぁ、ハズレはないんだな?
ホロコーストというデリケートな問題は、茶化す事など絶対に許されないので、脚本家も慎重にならざるでござるものな。
ただ、何だ。ガザの非戦闘員を巻き込んだ容赦無い空爆のニュースを見るたびに、ひょっとしたら...
と、下書きボタンを押した状態で率直に思う事を書いてみたのだが、俺は何て恐ろしい事を考えているのだろうか?と、思い、下書きの文章を削除した。
人との会話の処世術として、いの一番に思う事は、人と話す前に、自分が発した言葉で相手がどうリアクションをとるのかを想像しないといけないよね?
今回は前置き短いからな?分かったな?
↑ 誰に言っているんだ?
「 ワンダー君は太陽」 で、障害者イジメをして、転校させられた金持ちの息子が、ホロコーストを生き延びたお婆ちゃんに説教されるお話しです!おしまい!
では、どうかと思うので、話しを進めるが、ヘレン・ミレン婆ちゃん( 役名はサラ)が、自分の過去を美化120%の美少女女優になぞらえて、回想シーンを交えながら語るんだけどさ?障害者の容姿をからかってイジメる奴って、人として終わってるから、更生不可能だと思うぜ?
では、終わってしまうな。いかん、いかん、でだ?
まだ、ナチスが侵攻していないフランスの片田舎で、婆ちゃん( 以下、サラ)は授業中にも絵を描いている空気読めない娘ちゃんだったが、ナチスが侵攻してユダヤ人狩りが始まり、両親とは離れ離れになる。
運良く同級生のポリオに罹って、松葉杖でしか歩けなくなったジュリアンに助けられて、サラは、ジュリアンの家の納屋に借り暮らしのアリエッティとなる。
匿ってもらってる割には、特に恩返しもせずに呑気に一年くらい経っております。
ジュリアンは、チェリーボーイなので、あんな事や、こんな事も想像しているのだが、所詮、チェリーボーイなので、めぞん一刻のようなラブロマンスにはならない。
溜まりに溜まった、チェリーボーイのジュリアンは告る事にする。OKを貰って、翌日はルンルン気分でスキップしながら、歩いていると、
「 何で、あの松葉杖の男はスキップしながら、歩いているんだ?歩きにくいだろ?怪しいな?しょっぴけ!」
と、ナチスに身体検査をされて、よりにもよって、自分がユダヤ人を匿っている証拠を発見されてしまう。
サラは一人のナチスに襲撃されるも、狼が突然、登場。ナチスはワンちゃんに喰われて犬の糞になってしまう。この瞬間、狼が人の言葉を喋り、
「 お前は、犬の肉だ。※ 肉の字にはエサとルビがふってある」
と、呟いたのを聞き逃した人は多かった事だろう。この台詞を呟いた俳優の名前はアーカードさんです。
でもさ?狼って、人を襲ったって、聞いたことないけどな?よっぽど、お腹がすいていたのでしょうか。
で、チェリーボーイのジュリアンは護送車が壊れて、徒歩で連行された時に、脱走を試みるが、そこがチェリーボーイの浅はかさ。狙撃され、行方不明となる。
でさー?ラストまで語っちゃうけど、ヘレン・ミレンこと、サラが美術館で演説ぶっている時に、松葉杖をついた人が歩くシーンが挿入されるわけよー?
当然、チェリーボーイジュリアンが実は生きていて、お婆ちゃんになったサラと再会できると思うじゃーん?再会しないワケ?杖をついていたのヘレン・ミレンなワケ?
矢沢、意味がわかんない?こんなんじゃ、矢沢OKですか?って言えない!バスタオルも売れない?アー、ユー、アンダースタン?
何だろなー、反戦メッセージなんだろうけどさ?これを見ても戦争やめようと思うかな?
家族以外の赤の他人を、最低一日一回笑わせる事ができたら、ペイ・フォワードみたいに世界が平和になると思うんだ?
1月3日の夜、某所で働いていた時にさ?チョコレートの行商をしている外国人が来たのさ?
手書きのカードに
「 わたしはアレクサです。良いチョコレートを売りに来ました」
と、書いてあって、あまりにも哀れだったので、買ったよ!600円のシケたチョコレートだったけどさ。
折角だから、名前イジりをしようと思って、俺はこう言った!
「 アレクサ?電気つけて?」
ノー、リアクション!!
負けずに俺は、
「 アレクサ、今日のワタシの予定を教えて!」
ノー、リアクション!
返事が無い、ただの屍のようだ。
何だ、俺の日本語が通じなかったのか?
まぁ、俺が知っている英語は、ただひとつ!
アイ・ラブ・ユーしか、知らないぜ!!
HA H A H A H A H A!!
おしまい