「泣いてしまった」ホワイトバード はじまりのワンダー mさんの映画レビュー(感想・評価)
泣いてしまった
スピンオフ作品ということで期待はせず鑑賞
スピンオフというより全く別作品として成立していました
ナチスものの映画は山ほど見てきましたが本当にそれぞれの切り口があるんだなと
でも、ナチスものの作品をたくさん見てきたせいで、ラストへいたる描写が始まった時点で
もう涙が止まらなくなりました
それでも救いがあったのはジュリアンへ伝わった気持ちが描かれていたから
去年オッペンハイマーを見たときはなぜかもやもやした気持ちで映画館をあとにしましたが
この映画を見て思ったのは、改めて怖いのは兵器ではなく人間だということ
どんな状況下においても冷静に人としての判断をくだせる人間とそうではなくなる人間がいること
銃や核兵器だけでは人は殺せない、それを使う人がいるから悲劇は起こる
核兵器やそれを使用したことを正当化するオッペンハイマーでは得られなかったものをこの映画で再認識することができました
たくさんの人に見てほしい良い映画でした
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