「心の闇は闇では追い払えない、光でしか。。 良い映画でした。」ホワイトバード はじまりのワンダー はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)
心の闇は闇では追い払えない、光でしか。。 良い映画でした。
『ワンダー 君は太陽』のアナザーストーリー。
見た感じはホントに子役だったいじめっ子のジュリアンが大きくなって演じていた。
いやぁー、良い映画でしたね。
前作でイジメで学校を退学なった男の子が、祖母に聞かされる戦時中の経験談。
自分の経験から孫の男の子を諭す。
良い話でした。
メインは、第二次世界大戦中、占領されたフランスでドイツ軍のユダヤ人狩りから逃れる女の子(祖母)の話だった。
フランスの田舎町で突然始まるユダヤ人の拘束。
ナチの蛮行、改めて見ると怖いですね。
そのユダヤ人をかくまう人達。
映画の中でも言ってたけど、あの状況下でユダヤ人をかくまうという事は、かくまっている人達もバレたら命を失う事になる。
そう考えると、損得でもないし、見返りを求めるわけでもなく、自分の中の正義による行動、こんな行動を自分が取れるか自信が無いと考えてしまった。
心の闇は闇では追い払えない、光でしか。。
字幕で見ましたが、良い言葉がたくさん出てきました。(吹替があるかは分かりませんが。)
発端は少年の女の子への淡い恋心だったのだろう。
そこで両親も協力し、女の子を助ける。
リスクが伴う他人への親切。
他人を思いやる心と、それを実践する際に発生する心の葛藤。
光の力で、その葛藤を跳ねのけなければならない。。
良い人間にならなければ、なりたいと思う映画でした。
子供に見せたい映画ですね。
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