劇場公開日 2022年12月1日

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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコのレビュー・感想・評価

全59件中、21~40件目を表示

4.0蝙蝠

2023年1月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

感動路線に振り切る映画かと思ってたので、淡々と不幸な人生が展開していって少し気が滅入った。
それにしても缶バッチの演技の安定感はほんと凄い。
途中カンバーバッチが演じてるという事がどうでも良くなるくらいのレベル。(褒め言葉)
画集欲しくなった。

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ヨッシー

3.5映像とカンバーバッチ

2023年1月7日
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鑑賞方法:映画館

絵画の様な映像とカンバーバッチの演技にグッとひきこまれる。が、ストーリーは散文的…愛する妻に家族に仕事仲間にエトセトラ。とりまく人間模様をくまなく絡ませてるから駆け足の展開になった。それでも時代背景も興味深く面白く見れたけど。

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peanuts

3.0孤独で繊細な青年のお話し

2023年1月1日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

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yoite

3.5猫の瞳に映る世界

2023年1月1日
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鑑賞方法:映画館

哀しくて美しい物語。
飛び抜けた才能には優秀で愛のあるマネージャーが必要なのでしょうね。今も昔も変わらない。次女がそうなれればベストだったのだろうが、「上流階級」という悪夢に縛られて、家族を縛り付ける存在になってしまったのが惜しい。彼女をこそ導く誰かがいれば良かったのだろうな。
それにしても、カンバーバッチはこの手の役をやらせたらピカ一ですな。だからこそ迷走中のMCUの中でも"ストレンジ"が輝くのだろう。

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lynx09b

3.0全く楽しそうじゃない若草物語

2022年12月29日
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鑑賞方法:映画館

妻をなくした後、心を病みながらも絵を描き続けたネコのイラストで有名なルイス・ウェインの生涯を描いた話。

まず、ルイス・ウェインの家は元々上流貴族だったけれど、雇っている家庭教師を嫁に貰ったことで評判がガタ落ちして、本人だけじゃなく妹達の結婚にまで障害が生じるイギリスの貴族社会が恐ろしい。

だから、一般的に蔑まれていたネコが人間と同じように二足歩行して家族を持って生活している絵は、階級の低い者や世間から爪弾きにされてる人でも普通に生活があって私たちと同じように暮らしてるって伝えたかったのかなと思った。まぁあんな精神状態ではそこまで考えてないだろうけど(笑)

家族の中で男はルイス・ウェインただ1人で、女性が家族の生計を立てれるような時代じゃないから自ずとプレッシャーがルイス1人にのしかかってくる状況で、奥さんも早死なんてそりゃ心病むわ。途中、統合失調症の妹のケアのために家族で暮らすシーンがあって、ルイス以外全員女性だからほぼ『若草物語』っぽいのだが全く楽しそうじゃない。

場所はアメリカと違えど『若草物語』の作者ルイザ・メイ・オルコットも作者自身の生活は結構厳しかったように、同時"男性不在"で生きていくとはどういうことかを現実的に見せられた気がする。

あとは、あんなに作品は売れてるのに版権を自分で持ってなくて家は貧乏だったり、生きるのが不器用な感じが、めっちゃ猫っぽいと思った。犬と比べると、愛情表現も乏しいしフラっと出て行っちゃってそれっきりどこかでのたれ死んじゃいそうな危うさが猫にはあると思うのよね。さらに犬って人に対してカーストつけやがるじゃん?そこなんか貴族社会っぽいよね(笑)これは全て動物嫌いな私の偏見ですが。

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せつこん

2.5サイケデリックだった

2022年12月28日
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鑑賞方法:映画館

この擬人化された猫様のイラストは子供の頃から良く見かけていたのですが、生みの親はこんなに昔の方だったんですね。画が妙にサイケデリックな時とオーソドックスなイギリス映画の時と両者が入り混じったカオスな作品でした。物語は、ちょっと冗長すぎて途中から飽きてしまいました。私、あまりこの手のイギリス映画が得意じゃないかも。カンバーバッチは良かったです。

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ミカ

3.5煌めきの後のリアル

2022年12月27日
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泣ける

幸せ

祝福が降り注ぐような映像を見た。
愛で膨らんだ人生のピークとも言える瞬間の二人とネコが見る景色が絵に変わるシーンに泣けた。もうそれが見れただけで様々な至福を受け取れました。

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ケセラッセーラ

4.0猫ヴォイス

2022年12月21日
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ブレミン

3.5最後に救われた

2022年12月19日
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原題を知らずに観たら、電気がルイスにとって重要な要素であり、独特な捉え方が彼の世界を生み出しているのだと知り興味深く思った。孤独と狂気、逃れられない現実、観ていて辛い場面もあったが、最後に救われ自然と涙がこぼれた。カンバーバッチだからこそ演じられた役だと思う。オリビアコールマンのナレーションや美しい風景も心に沁みた。時代とはいえ、自分の能力で人生を切り拓いた家庭教師と、不満を言いながらも家から出ることもなく独身で過ごした上流家庭の女性の対比も考えさせられた。

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lumos97

4.0エレクトリカル ライフ

2022年12月18日
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鑑賞方法:映画館

予告編から、勝手に、猫に癒される作品だと思っていた。クリスマスに恋人と一緒に見るような。邦題の『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』だったら、そう勘違いしてもしょうがないか。

全然、違った。

原題の『The Electrical Life of Louis Wain』な、映画だった。

カンバーバッチの演技、痺れた。

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sand cat

5.0猫がペットではなかった時代の話

2022年12月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

切なくて、哀しくて、
でも愛に溢れた作品でした。
優しい気持ちにで帰りました。

絵を描く事は呼吸をする様なテンポで出来るのに、
世の中を生きるには不器用なルイス・ウェインを演じたベネディクト・カンバーバッチ。

ドクターストレンジとは違う、迫力を感じました。
堂々とした所と、繊細で心の弱い部分を上手く演じられていて、凄く共感出来ました。

最後、クレオパトラの伏線回収。
ズタズタな展開だったので救われました…。
人との繋がりを大切に、という事を改めて考えさせられました。

猫は仲間と群れでいる時もあれば、一人で自由を楽しんでる時もあって、ほんと自由奔放!
私はそんな猫が大好きです。

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rin*

3.5絵のような絵本のような、画家の生涯。

2022年12月15日
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猫の絵で知られる画家の生涯を詩情たっぷりに時には幻想的な映像で描き、まるで絵画か絵本のよう。
愛した妻、猫に先立たれ、徐々に精神に異常をきたすも描き続けたルイス。正気と狂気の境の中でも自分の人生を生きた彼に、わたしも自分の一度しかない「人生」を考えさせられた。

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mami

3.5悲しい・・・

2022年12月12日
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猫を飼っているから気になった映画なので観賞。
うちの猫が、劇中に登場するハチワレ猫のピーターにそっくりなので。

カンバーバッチの演技は素晴らしいですね。
個性的な役が上手い。
本人じゃないかと思ってしまうくらいに。

あんな可愛らしい絵を描くのに、ルイス・ウェインの人生は悲しい事の方が多かったのかな?
結婚前も結婚後も、姉妹に振り回されてのびのびと生きられなかった。
そういう時代だったのかな。

ピーターが死んでしまった場面は、そっくりなうちの猫とダブってしまって、悲しくて号泣してしまったよ。
ヘタな感動ものの映画より泣けた!

特に盛り上がりがある訳でも無く、少し悲しい話だと思うけど、興味がある人は観ても良いと思います。

(注) うちの猫はまだ元気に生きてます!

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BISCONTI

3.0正直なところ、よく解らなかった。

2022年12月10日
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鑑賞方法:映画館

雑誌の映画評で高評価だったので、鑑賞する気になった。観ていてこの作品の良さが全く私には理解できない。

晩年となり年老いてからは、その苦境に同情したが、何故不遇になったのかよく分からない。それなりに売れた作家なのに、家族が浪費してしまったのだろうか。彼が描く猫には、才能を感じた。

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いなかびと

3.0大切な人が死んだ後も、その愛は永遠に消えないものなのだという作品のメッセージに感動しました。

2022年12月8日
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鑑賞方法:映画館

「ネコ画家」として人気だった猫をモチーフにしたイラストで人気を集めたイギリスのイラストレーター、ルイス・ウェイン(1860~1939年)。名前を知らなくとも、猫のイラストを見たことのある人は多いことでしょう。夏目漱石の「吾輩は猫である」に登場する絵はがきの作者とも言われいています。そんな彼の数奇な生涯をほぼ事実に沿って描く伝記映画です。

 ロンドンの上流階級に生まれたルイス・ウェイン(ベネディクト・カンバーバッチ)は父を亡くし5人の妹たちを養うため、イラストレーターの仕事を始めます。
 妹たちの家庭教師として雇ったエミリー(クレア・フォイ)に一目ぼれし、身分が違うという周囲の反対を押し切って結婚。その半年後、妻は末期がんを宣告されるのです。彼女はがんで3年後に早世してしまいます。闘病生活のなかで、妻と最後の時を過ごすウェインでしたが、庭に迷い込んできた子猫のピーターの存在が救いになったのでした。
 そして闘病中の妻を元気づけるため描き始めた愛らしくコミカルな猫のイラストでルイスは売れっ子になります。
 妻が亡くなると、喪失感を埋めるため大量のネコの絵を描き、猛然と仕事に打ち込みますが、悲しみは消えず心を病んでいくのでした。

 初めルイス・ウェインの名を知らないままに映画館へ向かいましたが、猫の絵には見覚えがありました。
 猫に秘められた物語性にいち早く気づき、その魅力を世に知らしめてくれたルイスに、猫好きとしては感謝するばかりです。猫盛りだくさんかと思いきや、映画自体は猫に頼りすぎない普遍的な内容で、大切な人が死んだ後も、その愛は永遠に消えないものなのだという作品のメッセージに感動しました。

 ルイスにとって創作は逃避であり、悲しみの表出であり、社会とのつながりでもあったのです。人生と世界を受容するため、妻のいない時間を生きるため、芸術が必要だったのだと思います。

 どんな問題に直面しても、自分が愛するもの、美しいと感じるものへの思いを貫き通す天才肌の奇人。世界はこんなに美しいのに、時にひどく残酷になるのはなぜか。ルイスは 『良い電気』と『悪い電気』があるせいだと考えたのです。ルイスは世の現象全てを「電気」で説明する理論を振り回し周囲も観客も戸惑わせます。但し、終盤である人物が彼にこう言うのです。「あなたが電気と呼ぶものを、私は愛と呼ぶ」。とても印象的な言葉でした。

 そんなルイスの目に映っていた世界や、エネルギーやインスピレーションのような。“電気”を体感できる幻想的な映像も本作の魅力のひとつ。ハチワレ猫の自然な愛らしさには、思わず頬がゆるんだ。

 いつもながらカンバーバッチの演技が見事です。ルイスのような奇人を演じさせれば、カンバーバッチの個性がぴったりとはまっています。若い頃から精神を病む晩年まで、主人公の繊細で複雑な内面を絶妙に表現していました。その心の世界は不思議な映像としても描かれます。彼が妻と見る風景はイラストのように色鮮やかなのです。その美しさが2人の永遠の愛を具現して、感動的でした。

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流山の小地蔵

3.0配役の妙

2022年12月7日
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ネコはかわいいけども、映画としては「人が壊れていく」のを淡々と描写しているのでツラい作品でした。

ルイス・ウェインのことは全然知らずに観たんですけども、登場シーンからずっと不安なキャラで。
ググると、統合失調症だったのね。
なるほど、カンバーバッチの配役がハマっていたのも納得。
こんだけ難しい表現は、並の役者じゃ無理だもの。
壊れていく中にも、尽きぬ愛が宿っているという部分は、彼ならではだと思いました。

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コージィ日本犬

3.5ネコを描き続けた画家の半生

2022年12月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

萌える

19世紀から20世紀にかけてイギリスで大きな人気を誇った画家、イラストレーター ルイス・ウェインの半生を描く。

若くして父親を亡くし、弱冠20歳で母と5人の妹たちの家計を支えることに。
絵の技量については特筆すべき物があったが、天才肌ゆえか周囲に理解されづらいタイプの変わり者であった。
妹の家庭教師に来ていた女性エミリーと恋に落ちたが、家柄や年齢差を問題に他の家族には猛反対されてしまうが、2人は意志を貫き結婚。
愛する妻と飼い始めた猫との生活の中で猫を擬人化したイラストが人気を博していくが、妻の病は次第に重くなっていき――

伝統を重んじるイギリス社会においては彼の振る舞いはおそらく異端児であるが、妻と猫たちに注いだ愛情には純粋さを感じる。
そんな変わり者の天才画家をベネディクト・カンバーバッチが熱演している。

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映画ファンさすせそ

2.5眠気が。。。

2022年12月6日
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鑑賞方法:試写会、映画館

先に断っておきますが、実は観るまえから「多分、私は苦手なやつだな」と思っていた作品です。
確かにその猫の絵は見たことあるけど、ルイス・ウェインを全く知りません。また、猫について「可愛い」と思う程度の私。たまにYouTubeで猫動画は観ますけど、勿論飼うなんてことはあり得ません。
それでも、カンバーバッチだし、ルイスの妻・エミリーを演じるクレア・フォイに大きな期待を寄せ、TOHO火曜のサービスデイである夕方のシャンテへ。客入りは、17時20分開始という中途半端な時間とは言え公開1週目にしては空いています。。
で、果たして感想はと言えば、、、
「伝記」ではありますが、あまりディティールは語られず割とざっくりした内容で、更にファンタジー要素を取り込むことにより全体的に「雰囲気」押しです。特に前半戦は「三歩進んで二歩下がる」展開に眠気が。。。いや、私だけでなく他から明らかなイビキも聞こえます。それでも、やはり期待していたクレア・フォイの存在感と表情は素晴らしい。なのに、え、もう・・・
とは言え、伝記映画の醍醐味はやはり後半戦の波瀾万丈と思われるかもしれませんが、相変わらず淡々と、しかもダウナーな展開が続きます。眠気は乗り越えましたが、映画の方はファンタジー性がガッツリと画に「エフェクト」として表現され、もはやどういう気分で観たらいいか判らなくなりつつ111分。トイレ我慢しているわけでもないのに、心なしかエンドクレジットが長く感じました。
カンバーバッチは今回も間違いないです。また、ルイス・ウェインがどれだけ愛猫家から愛され、感謝されたことも理解できました。でも、ま、やはり私の好みとは違った感じです。残念。

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TWDera

3.5電気的な愛、またはルイス・ウェインの伝記的な愛

2022年12月6日
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鑑賞方法:映画館

 両手で絵を描く素晴らしさ。しかも無茶苦茶速い。両手で文字を書くといえば『きっと、うまくいく』(2009)に出てきた校長先生。そして水森亜土しか知りませんでした。

 経済観念が弱く、子供っぽいルイス・ウェイン。何でもチャレンジすることで自己を保っているようなところが個性的すぎるのです。特にボクシングをやってる姿なんてのは、まるでチャップリン。結婚するまでは「動物の絵といえば、やっぱり犬!」とか言ってたし、猫派よりも犬派だった意外性。19世紀ではまだまだ猫の価値がなく、ペットとしても普及していなかったようです。ペットとしての猫の地位を確立させたのはルイスだったわけですね!

 シェイクスピアの「テンペスト」も重要な伏線となっていましたけど、転スラを思い出しちゃいました。嵐の悪夢を見る様子からして、ルイスのトラウマとなっていたことが窺える。そうして悲劇。猫の絵を描くことで彼の心は平常を保っていくストーリー。電気についての特許を取ることを目標にしていましたが、結局は猫のイラストで有名になったルイス。後半は妻が亡くなってからが中心となり、彼の心象風景も描かれます。特に森の中の湖の絵画的な映像が終盤にも登場するなんてのが、電気的な繋がりを象徴していて印象的。世界は美しい!

 未来の夢を見るなんて・・・ひょっとしてドラえもんも?と妄想が拡がります。1400万605分の1の確率で出てくるかもしれません・・・

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kossy

4.0ショールのブルー

2022年12月6日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

ナレーションの声と話し方がいいなと思ったらオリビア・コールマンだった。素晴らしい俳優はナレーションも素晴らしい。

紙一重とか天才とか変わり者はCumberbatchにしかできないと思うほど。憎めなくて可愛くて周りが見えず歩き方も変。でも脳天気では決してなく、時代に合わない、時代より早い、メンタルも辛い。Cumberbatchには英国人の役しかやって欲しくないなー。この映画ではメイクで大きな鼻をつけていたように思う。

妻エミリーとの日々のシーンがもっと長いと思っていたので悲しかった。ルイと同じ位に変わっていて物事の本質を見ることが出来るソウルメイト同士が結婚できてよかった。ルイが誉めたエミリーのショール、「母からのよ」のエミリーの答えに「ブルー」とだけ返したルイ。自分のスケッチブックの中に、その「ブルー」を見つけることができて良かった。電気=愛があまねく存在する世界の美しさをまたエミリーと共に眺めることができた。

上流階級も辛いなあ、母に未婚の妹5人!ルイスでなくても大変だ。

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talisman