劇場公開日 2022年12月1日

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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコのレビュー・感想・評価

全45件中、1~20件目を表示

4.0愛と繊細さと奇想天外さのバランスが秀逸

2022年11月29日
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もしウェインの名を知らなくとも、彼が描いた猫たちには多くの人が触れたことがあるかもしれない。猫といえばウェイン。時代の激変期たる20世紀初頭、彼のイラストはイギリス社会に大きな猫ブームを巻き起こした。もちろん本作における猫たちも格別に可愛らしいが、しかしこの画家が不器用ながら懸命に愛を温める姿は、輪をかけて観る者を優しく惹き込んでやまない。変わり者の異能者を演じれば右に出る者がいないカンバーバッチが、温もりや喜びに加えて悲しみや傷つき易さやひたむきささえ滲ませながら、階級の垣根を超えた愛がいかに主人公の人生に潤いと輝きをもたらしたかを繊細に伝える。同じモチーフを生涯描きつつ、精神の不調や老いも相まって、その画調が奇想天外に変遷を遂げていく過程にも目を見張るものがある。この特殊な愛の物語において、常に遊び心を散りばめ、登場人物の心象を丁寧に構築した若き監督ウィル・シャープの手腕を称賛したい。

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牛津厚信

3.5Biopic on Seldom Mentioned, Influential Artist

2022年11月2日
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鑑賞方法:試写会

単純

Louis Wain has a pleasantly misleading title, it's not about one of Tesla or Edison's scientific contemporaries, but rather that of one of their generation's eccentrist artists. Credited with creating psychedelic art before psychedelia, his charicatures of walking and talking cats perhaps instilled the creature's status in human life. Cumberbatch shows once again his affinity for singular roles.

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Dan Knighton

3.0ネコ成分は、ほんのちょっとだけ

2024年2月24日
PCから投稿

邦題の付け方、ある意味うまいかも。

100年以上前の伝記映画なので。
あんまりピンとこないのが正直なところ。

今作はカンバー・バッチの熱演を堪能する、って感じで。
他の役者さんだったら、途中で断念したかも。

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ゆき@おうちの中の人

5.0猫のいる美しい世界

2024年1月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

初めて知った猫の画家ルイス・ウェイン
一昔前なら天才と狂人は紙一重
現代ではサヴァン症候群というのでしょうか

脳の発達している部分が特殊で天才的な才能があるルイス・ウェイン
現代でも人と違う事が悪い事と見なされがちですが、現代よりも更にサヴァンの人達が生きづらそうな時代
そんな時代に天才画家として生きた彼の半生

愛する妻と猫との美しい幸せな時
そして愛する妻と猫をなくした失意の時
いつでも世界は美しい、と言う事実

素晴らしい映画でした

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TRINITY

3.5スマホやタブレットが普及して、倍速視聴が普通になった・・

2023年12月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

寝られる

・・なった結果?
この映画のスピード感と展開の速さ(遅さ)は、ちょっとウムムてなっちゃう。

時系列でスクリプトを組み立てた方が良い時と・・
バラバラにするなり?結末を頭に乗せたり(タランティーノ風?に)する方が、イマドキなのでは無いだろうか?

素敵なお話しなんだろうけど?こちら側のスマホ病?タブレット病?サブスク病?のせいで、ひょっとしたら、魅力半減したかも・・。

湖水地方を救ったミスポター。
猫にペットとしての市民権?を間接的に?直接的に?与えたルイスウェイン。

デートで見る度】☆④
オススメ度】☆③
☆はDVD100円レンタル水準で・・。

芸術家てのは、最初にその才覚に気付いた、いわゆる『手を差し伸べてくれた人物』が、善人か?悪人か?で、その人生が大きく変わるんよなぁ・・。

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えびかに伯爵/二世

4.0微笑ましい>悲しくて切ない

2023年10月30日
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ルイスウェイン役のベネさんの微笑ましいシーンが沢山出てきます。後半になるにつれて悲しく切ないシーンも多くるのですが、可愛い猫の絵や、純粋なルイスウェインさん自身に魅了されました。絵🐈🐱が欲しくなりますね。
この時代の後半辺りから、ミスポター(ピーターラビットの作家)さんのように、上流階級の働く女性も登場するんですよね。

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サラ

4.0迷い込んだ猫と絵に慈しむ愛を感じた作品

2023年7月7日
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鑑賞方法:映画館

ルイス・ウェインの生涯そのものは、自分の病気、家族が亡くなったこと、結婚生活など
困難さがあったけど、猫と妻をずっと
愛し続けた気持ちが伝わってきました。

擬人化した猫は個性あふれる可愛らしさ
愛嬌があるように描かれていました。

クリスマスを祝う猫たちの絵は、自由に楽しむ姿、人間を見つめる瞳は愛されたい
何処か憎めないキャラクターでした。

吾輩は猫画家である。
イギリスのルイス・ウェインの絵に気品と
幸せになりたい気持ちが感じられました。

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美紅

4.0いつもながら映画の邦題が酷い

2023年6月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

テーマは電気なのね
辛い描写も多いが、猫ちゃんと絵が素敵

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わまるえん

3.5サイケデリックな彼ら

2023年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

詳しく知らないまま見たのだが、あのアニメーションはどうだったんだろ。

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mikyo

3.0ぐうたらの母や妹たち

2023年1月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

イギリスの上流階級生まれのルイスは父が早くに亡くなったため、母や妹たちのためにイラストレーターとして働くようになった。そして、妹の家庭教師だったエミリーと身分が違うし年上だと反対されたが、強引に結婚した。しかしエミリーは、しばらくして末期の乳ガンだと宣告されてしまった。そんな雨の日、エミリーは庭に迷い込んできた子猫にピーターと名づけ飼い始め、ルイスはエミリーのために子猫の絵を描き始めた。そして・・・という実話に基づくルイス・ウェインの家族の話。

当時は身分の違いでの結婚は世間が許さなかったのだろうと思った。しかし、父が亡くなって、生活のためにルイスが働くのはわかるが、母や妹たちは何をしていたのだろう?結婚もせず仕事をしてた様にも見えず、文句言ってただけのぐうたらの様にしか見えなかった。
ルイスは再婚もせずエミリーとエミリーの愛した猫の絵を描いて一生を終えた様だが、それはそれで幸せだったのかもしれない。
ルイス役のカンバーバッチは良かった。

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りあの

1.5パコと魔法の絵本 …

2023年1月15日
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鑑賞方法:映画館

画角も小さく暗い色彩なのに何故か中島哲也の傑作を思い出すオープニング。
カンバーバッチだしね 期待させる滑り出しなんだけど あれ? 全然面白くないや。 まさかこのまま終わりまで? ハイ 終わりまで。

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すったもんだだよ

4.0蝙蝠

2023年1月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

感動路線に振り切る映画かと思ってたので、淡々と不幸な人生が展開していって少し気が滅入った。
それにしても缶バッチの演技の安定感はほんと凄い。
途中カンバーバッチが演じてるという事がどうでも良くなるくらいのレベル。(褒め言葉)
画集欲しくなった。

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ヨッシー

3.5映像とカンバーバッチ

2023年1月7日
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鑑賞方法:映画館

絵画の様な映像とカンバーバッチの演技にグッとひきこまれる。が、ストーリーは散文的…愛する妻に家族に仕事仲間にエトセトラ。とりまく人間模様をくまなく絡ませてるから駆け足の展開になった。それでも時代背景も興味深く面白く見れたけど。

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peanuts

3.5猫の瞳に映る世界

2023年1月1日
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鑑賞方法:映画館

哀しくて美しい物語。
飛び抜けた才能には優秀で愛のあるマネージャーが必要なのでしょうね。今も昔も変わらない。次女がそうなれればベストだったのだろうが、「上流階級」という悪夢に縛られて、家族を縛り付ける存在になってしまったのが惜しい。彼女をこそ導く誰かがいれば良かったのだろうな。
それにしても、カンバーバッチはこの手の役をやらせたらピカ一ですな。だからこそ迷走中のMCUの中でも"ストレンジ"が輝くのだろう。

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lynx09b

3.0全く楽しそうじゃない若草物語

2022年12月29日
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鑑賞方法:映画館

妻をなくした後、心を病みながらも絵を描き続けたネコのイラストで有名なルイス・ウェインの生涯を描いた話。

まず、ルイス・ウェインの家は元々上流貴族だったけれど、雇っている家庭教師を嫁に貰ったことで評判がガタ落ちして、本人だけじゃなく妹達の結婚にまで障害が生じるイギリスの貴族社会が恐ろしい。

だから、一般的に蔑まれていたネコが人間と同じように二足歩行して家族を持って生活している絵は、階級の低い者や世間から爪弾きにされてる人でも普通に生活があって私たちと同じように暮らしてるって伝えたかったのかなと思った。まぁあんな精神状態ではそこまで考えてないだろうけど(笑)

家族の中で男はルイス・ウェインただ1人で、女性が家族の生計を立てれるような時代じゃないから自ずとプレッシャーがルイス1人にのしかかってくる状況で、奥さんも早死なんてそりゃ心病むわ。途中、統合失調症の妹のケアのために家族で暮らすシーンがあって、ルイス以外全員女性だからほぼ『若草物語』っぽいのだが全く楽しそうじゃない。

場所はアメリカと違えど『若草物語』の作者ルイザ・メイ・オルコットも作者自身の生活は結構厳しかったように、同時"男性不在"で生きていくとはどういうことかを現実的に見せられた気がする。

あとは、あんなに作品は売れてるのに版権を自分で持ってなくて家は貧乏だったり、生きるのが不器用な感じが、めっちゃ猫っぽいと思った。犬と比べると、愛情表現も乏しいしフラっと出て行っちゃってそれっきりどこかでのたれ死んじゃいそうな危うさが猫にはあると思うのよね。さらに犬って人に対してカーストつけやがるじゃん?そこなんか貴族社会っぽいよね(笑)これは全て動物嫌いな私の偏見ですが。

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せつこん

2.5サイケデリックだった

2022年12月28日
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鑑賞方法:映画館

この擬人化された猫様のイラストは子供の頃から良く見かけていたのですが、生みの親はこんなに昔の方だったんですね。画が妙にサイケデリックな時とオーソドックスなイギリス映画の時と両者が入り混じったカオスな作品でした。物語は、ちょっと冗長すぎて途中から飽きてしまいました。私、あまりこの手のイギリス映画が得意じゃないかも。カンバーバッチは良かったです。

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ミカ

3.5煌めきの後のリアル

2022年12月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

祝福が降り注ぐような映像を見た。
愛で膨らんだ人生のピークとも言える瞬間の二人とネコが見る景色が絵に変わるシーンに泣けた。もうそれが見れただけで様々な至福を受け取れました。

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ケセラッセーラ

3.5最後に救われた

2022年12月19日
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原題を知らずに観たら、電気がルイスにとって重要な要素であり、独特な捉え方が彼の世界を生み出しているのだと知り興味深く思った。孤独と狂気、逃れられない現実、観ていて辛い場面もあったが、最後に救われ自然と涙がこぼれた。カンバーバッチだからこそ演じられた役だと思う。オリビアコールマンのナレーションや美しい風景も心に沁みた。時代とはいえ、自分の能力で人生を切り拓いた家庭教師と、不満を言いながらも家から出ることもなく独身で過ごした上流家庭の女性の対比も考えさせられた。

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lumos97

4.0エレクトリカル ライフ

2022年12月18日
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鑑賞方法:映画館

予告編から、勝手に、猫に癒される作品だと思っていた。クリスマスに恋人と一緒に見るような。邦題の『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』だったら、そう勘違いしてもしょうがないか。

全然、違った。

原題の『The Electrical Life of Louis Wain』な、映画だった。

カンバーバッチの演技、痺れた。

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sand cat

5.0猫がペットではなかった時代の話

2022年12月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

切なくて、哀しくて、
でも愛に溢れた作品でした。
優しい気持ちにで帰りました。

絵を描く事は呼吸をする様なテンポで出来るのに、
世の中を生きるには不器用なルイス・ウェインを演じたベネディクト・カンバーバッチ。

ドクターストレンジとは違う、迫力を感じました。
堂々とした所と、繊細で心の弱い部分を上手く演じられていて、凄く共感出来ました。

最後、クレオパトラの伏線回収。
ズタズタな展開だったので救われました…。
人との繋がりを大切に、という事を改めて考えさせられました。

猫は仲間と群れでいる時もあれば、一人で自由を楽しんでる時もあって、ほんと自由奔放!
私はそんな猫が大好きです。

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rin*