劇場公開日 2023年10月13日

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「スタイリッシュ・コメディ。痺れました(笑)」オペレーション・フォーチュン pipiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0スタイリッシュ・コメディ。痺れました(笑)

2023年10月14日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

劇場鑑賞作を絞らねばならない現状、何をセレクトするか常に悩んでおりますが、ジェイソン・ステイサム×ガイ・リッチーときては見逃すわけにいかないw

機知に富んだ軽妙洒脱な会話の連続で始終笑いっぱなし。笑い声を抑えるのに苦労しっぱなしでしたw
笑いとワクワクとカッコよさのミルフィーユ。常にその3つのどれかに彩られていてめちゃくちゃ面白かったー♪
アクションもリアリティ満載で素晴らしいと思います。CGだのロープアクションだの嘘まみれの似非アクションとは一味違う!最近はこういうアクション作品が減りました。

特に好きなのは、ミッションを1つこなすごとに3人の信頼関係がどんどん深くなっていくところ。
最初は「新人と女(しかもアイツのとこにいた奴)かよ」って出会いだったのがお互いに腕を認め合い人間性を気に入っていく。
サラとダニーの危機に本部の意向無視でオーソン&JJが駆けつけるところもムネアツ(きっちりボケはかましますが)
ラスト、サラがオーソンと腕を組んでネイサンから立ち去るシーンは、チームとしての心の距離感が一つになっていると感じました。(JJも腕は組んでないけどもちろん一緒です♪)

JJも"巻き込まれ"ダニーもすっごく良い奴だし、
サラは普段のナチュラルメイクと潜入時のバッチリメイクの差が物凄くあるのが魅力的だし、
グレッグの大物感ときたら♪
腹心も殺され、まんまとしてやられたオーソンチームに対して遺恨残す事無く、クールに取り引き出来るところから風向きが変わってきます。
いやぁ、最初はただの好色オヤジかとも思ったんですが、クライマックスでマイクに苦虫噛み潰させるところなんかはダニーでなくても痺れましたwww
IT富豪に仕掛ける心理戦も言い回しが心憎いじゃないですか♪気が利いているってこーゆーことですよ。

もう、マイクは最初っから徹頭徹尾「嫌なヤツ」だったからグレッグにやられて「ザマァ!」と心底思いましたよw(あら、いやだ。ワタクシも言葉が悪い。ええ、監督に合わせてみましたw)
まぁ、ラスト、本当にバイだとは思いませんでしたが、あらゆる享楽に通じていそうだからそれもお似合いですね。モーリスのクライヴだしなーw(そう言えば、ネイサンもアナカン(汗))
ダニーってばすっかり「染められ」ちゃったのね。あらイヤだwでもお幸せに〜www
ってグレッグばっかり書いちゃったな。死の商人だからあんまり褒めちゃダメかもですが。

そして、そして、この人。オーソンです♪
常にとーってもスタイリッシュで強くてカッコいいんですが、時折(いや、結構頻繁に?)見せるチャイルディッシュなギャップが非常に「可愛い」んですねー♪
もう、ほんとに「お〜とこ〜のこ!」って感じでー。

冒頭、ネイサンにも「薬」を飲まれていますがJJにまで2004年飲まれて根に持ってやんのw
いや、わかります。私もマルゴーじゃないけどムートンの2003をプリムールで3本買っといたのに引っ越し屋の手違いで紛失されて。しかも自分で運ぶつもりだったから貴重品の欄に記載してなかったから泣き寝入り(誕生日に頂いた2000のプレミアムボトルまでも!)
もう泣くに泣けない悲劇でした。
(息子の二十歳祝いと結婚祝いと初孫誕生祝いに開けようと思っていたのにー)

「明日に向かって撃て」とBBQは監督ファンなら「お約束」www
Raindrops Keep Fallin' on My Headの歌詞もオーソンの気持ちにピッタリだしサラも一緒に歌ってるしw
あとね、確信ないんですが劇中曲、もしかしてゴッド姉ちゃん、、、じゃなくて父ちゃんのパロディ?(音楽に詳しい方、教えて。合ってる?(笑))

とにかく台詞が粋でカッコいいやらおかしいやら。聞き逃さないよう余計な考えごとをしないよう一場面一場面に集中して鑑賞(いや爆笑?)していました。
流石ガイ・リッチー、流石ジェイソン・ステイサム。
私の好きなリッチー成分とステイサム成分満載の作品でしたw
こんなキレッキレのコント作品も撮れるとはガイ・リッチーも円熟の極みでしょうか♪

無駄な台詞、無駄な場面なんて微塵も無い。コントの伏線になってる事も多いし。ネタバレ悪評価のブログや個人サイトが散見されるけどプロなのか?アマなのか?プロなら筆を折った方が良いぞ?
映画comのような素人レビューサイトは食べログみたいなもんで、自分と感性近いフォロアーさんの感想が鑑賞指針になるから素直に思った事書けばいいけど、プロで本作を理解出来ないなら評論家の名は返上すべき。
酷評付けずに「放っておいてくれ!」
(コントのオンパレードだと感じなかった人は、ジョンウィックやワイスピの方が向いてると思う。
英語力なんて不要。字幕で充分わかる。ただ多方面の雑学はあった方が良い)

唯一、ちょっぴり残念だったのはダニー&マスタングの露骨なグリーンスクリーンかな。
ただ、ワイスピ4作目、ほとんどのカーアクションがCG無しだったのに、ポール&GT-Rだけグリーンスクリーンだったんですよね(遠景はレプリカ&スタントマンさん)
理由は800万ドルだから。
GT-Rでそれなんだから65年の初代フォード・マスタングじゃアクションシーンに使うわけにいかないんでしょうね。いったい今、何億円するんでしょうね。

オーソンもサラもJJも超一流のスペシャリストなので不安は一切なく(ボケはかましまくるけどw決めるところは絶対キメるから大丈夫♪)やきもきさせられるのは同業者のマイクが掠め盗っていく事だけ。しかし、マイクの立ち位置が変わってくれるおかげでそれまで募った不快感を一気にぶっとばしてくれるカタルシスが気持ちよかったですw

ラスト、あの品のよろしくない単語を敢えて無理に翻訳せずにスペルをそのまま字幕に出した翻訳者さんにも拍手ですwww
猥雑トークもガイ・リッチーの特色ですがその辺りは「大人の娯楽作品」ですから余裕の笑顔でいなしたいものです。

本作をダウンタウンの「笑ってはいけない」に例えている方がいらしたけど上手い事言うなぁと思いました。
ステイサム、よくあの強面キープで演じ続けられるよね。
役者さん達が笑っちゃってるNGシーンがあるなら是非NG集を制作して欲しい(笑)
(でもきっと、1番笑ってる人はガイw)

テンポも最高だし、何度でも観たいからDVD出るなら買っちゃおうかな。(NG集、付けて下さいw)
ステイサムはハゲマッチョなのにどうしてこんなにスタイリッシュなんだー?
きっとリアルの彼自身も美味い酒やご機嫌な車達が好きなのでしょうね。きっと色々と趣味も良いんだろうなぁ。
いやぁ、改めてリッチーとステイサムの相性の良さに感嘆です。
お気に入りの映画が、また一本増えました。嗚呼!面白かった♪

pipi
アリエンTeaさんのコメント
2024年2月5日

共感とコメントありがとうございました。

アリエンTea
NOBUさんのコメント
2023年10月23日

いい加減にしろ!と言われそうですが、仕事は終わりましたが眠れません。原因は明らかで昨晩10時~1時半迄寝た事です。普段、3時間睡眠なので当たり前ですが。人間、二日間位寝なくても死にません。
サア、そろそろ出勤だ!
所で、昨日「おっぱいとお月さま」と言う作品を鑑賞したのですが、とても面白く。男って、何だかんだ言いながら、孫悟空ではないですが、女性の掌の中で右往左往している生き物なのだなあ、と思いました。不眠症にお付き合い頂き有難うございます。返信は勿論不要です。

NOBU
NOBUさんのコメント
2023年10月23日

ヤバイっす!今日からの仕事の下準備が進まないのです。マア、何とか成るだろう。最近、小学生の時のガールフレンドの夢を時折見ます。彼女とは小学三年から六年迄同じクラスで、いつも私が学級委員長、彼女は副委員長で六年の時には、生徒会長、副会長でした。聡明で、誰からも愛される女の子でした。夢は人助けする婦長になりたいと言ってました。余りに夢に出て来てくれるので、数年前に彼女の家に行ったのですが、引っ越しをしていて会えませんでした。予知夢かなあ。何だか心配何です。あ、勿論私には家人が一番何ですが。返信は不要です。

NOBU
NOBUさんのコメント
2023年10月23日

私の両親は本だけは、幾ら買っても良いよ、と言うスタンスでしたが、西村さんと大藪さんは叱られました。梅原日本史は、高い単行本を買っても叱られなかったのになあ。マア、当たり前ですね。では。

NOBU
NOBUさんのコメント
2023年10月23日

今晩は
 「野蛮な読書」の解説の中で、平松さんが実際に宇野さんにお会いになったシーンが出てきます。
  洋館の豪邸に招かれると、燕尾服に身を固めた白髪長身の男性が螺旋階段から降りて来て”これから社交ダンスの会があるんです。”と言って社交ダンスの客が集まって来たそうな。床には虎がカッと口を開けて牙を剥いた毛皮、テーブルにはシルクハットとステッキ。
 いやあ、凄いですね。
 私は小学生時代に大藪春彦や特に西村寿行のハードバイオレンス小説をドキドキしながら読んだくらいかな・・。
 ハードでしたね、西村寿行は。捕らえた女性を全裸にし、股間に蛇を(以下、自粛・・。)では。

NOBU
NOBUさんのコメント
2023年10月22日

あー可笑しい。
 スイマセン。「春画先生」に頂いていたコメント今気づきました。
 ムッチャ、面白いじゃないですか!
 レビュー上げたらどうですかね。
 宇野鴻一郎氏の本で持っているのは「鯨神」と古本屋で見つけた「味の旅 舌の旅」(お気に入りコッテリ食エッセイ)です。
 あと、平松洋子さんの「野蛮な読書」で実際に平松さんが宇野氏を訪れるエッセイも面白かったな。では。
 (昔、団鬼六氏の事を、鬼団六って言っている奴がいたなあ・・。)

NOBU
NOBUさんのコメント
2023年10月15日

今晩は
 間違えってないっす。
 春画先生、レビューには詳細を書かなかったですが、性を知った事の飽くなき欲望を想い出しました。(オバカ。)

NOBU
NOBUさんのコメント
2023年10月15日

寝坊したああああああ・・。何でだああああ。
本日、「春画先生」一本になりました・・。(でも、春画好きだから、楽しみです。)
小学生か!

NOBU
NOBUさんのコメント
2023年10月14日

今晩は
 御身体の調子を見ながらかと思いますが、今週は「月」が私には色々な意味で響きました。
 あ、明日の「春画先生」は楽しみだなあ・・。では。
 ご養生下さいね。では。

NOBU