「そこらかしこに違和感」はい、泳げません umさんの映画レビュー(感想・評価)
そこらかしこに違和感
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主人公が苦手だったり、新たな事に挑戦していく事で世界が広がったり、成長する映画は観ているこちらも勇気を貰えて元気になれます。
コンプレックスがトラウマとなり、コンプレックスを克服する事でトラウマを乗り越えていくような映画は希望を感じられます。
こちらの映画はそのような映画なのかなと思って見始めて確かに内容的には当てはまるのですが観ていてしっくり来ませんでした。
説明不足感が強くて急に主人公の大学講師が女性と小学生の男の子と遊んでいるシーンが出てくるのでてっきり奥さんと子供かなと思ったら違ったり、麻生久美子さん扮する女性が一体誰なのか途中まではっきりしないまま進んで行きます。
時間軸も曖昧でいつの時代で誰が誰なのか分からなくて観ている側がそこまで状況を汲み取って察するような映画内容でも無いのにちょっと面倒だなと思いました。
そしてシングルマザーの女性の髪型が理容師さんにも関わらずとても現代の若い女性がする髪型とは思えないし(そして一旦関係が疎遠になって再会した後にストレートにしていて更に謎)、麻生久美子さん扮する元妻が何故関西弁を話しているのか(それに関西弁がおかしい)、大学生カップルの結婚話などあちらこちらに違和感がありまくり。
それにまだ付き合っている訳でもないシングルマザーの女性が綾瀬はるかさん演じる水泳教室の講師に何故会いに行って話をしているのか。
とにかく引っ掛かりが強過ぎました。
長谷川博己さん演じる大学講師が主婦達と一緒に水泳をしながら少しずつ泳げるようになるシーンは唯一ほのぼのしながら観れました。
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