「独特の展開感はあるけど、共感は持てる内容。」はい、泳げません yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
独特の展開感はあるけど、共感は持てる内容。
今年185本目(合計461本目/今月(2022年6月度)32本目)。
ということで、今日(25日)はこちらに始まる3作品。
この映画、東京テアトル系列の映画なんですよね。過去の作品だと「ツユクサ」などがあったかなと思います(ほか、何かにつけてカレーを食べる映画。名前忘れた…)。
一方で原作の小説があることも事実なので(エンディングロールで流れる)、これをまるっきり無視することもできない状態。
泳ぐことが苦手な主人公と、泳ぐことだけが特異な水泳の先生と(どちらを主人公にとるかは難しい…)の交流が始まったら、「泳げない」理由に実はそれなりの理由を過去に抱えていて…という展開で進みます。
こういった関係もあり、中盤から水泳映画というより結構重苦しい展開になってしまいます。このことは他の方も書かれていた通りです。とはいえ、原作小説が存在し、それもそうなっているのだろうと推知できる状況では(つまり、あることないこと書けない状態では)仕方がないところです。
ラストへいたる展開がちょっとこう急展開過ぎる(日本映画なので日本語なので趣旨はわかるし、理解はできる)というのも多くの方と同じ意見ですが、これもまぁ映画自体を適正な時間枠に収めようと思えば(このご時世なので3時間枠等は難しい)仕方がなかったのかな…というところです。
採点に関しては下記が気になったものの、大きな傷ではないのでフルスコアにしています。
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(減点0.2) 開始1分でカフェ?で食事をしていると、いきなりどっきり的に、顔に納豆をマヨネーズ的にかけられるといういたずらシーンがあります(この映画は一般指定だし、納豆がどうこうという話に派生しない)。
これも原作小説にはあるのだと思うのですが、一般指定の映画で、かつ、いきなりこの展開はちょっときついかな…(特に納豆は日本食の一つとはいえ、食べられる人、食べられない人の差が激しい食品の一つ)です。
※ ちなみに、このいたずらする2人は「納豆男」「納豆女」という扱いらしいです(エンディングロール)。
とはいえ、原作小説も参考にされたのでしょうし、全体としてみてそれ以外に不愉快にさせたりする表現は一切存在しないので、減点幅はこの程度でしょう。
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