「観る人が抱えている個々の問題にもヒントを。」はい、泳げません 2子5孫さんの映画レビュー(感想・評価)
観る人が抱えている個々の問題にもヒントを。
予告を見て「笑い」を期待して観に行った。
笑いはあったが予告以上の笑いはなかったような。
水泳教室あるあるの笑いは加味されるかもしれないが。
途中から、あれ?この映画は哲学の香りがするなあと、心のギアを入れかえた。
「はい、泳げません」は泳ぎだけではなく観た人がそれぞれ抱えている「はい、◯◯できません」や「辛い思い出があって前に進めないでいる」にヒントをくれる映画かもしれないと思った。
抽象的な台詞も、観る人それぞれ自由に落とし込める仕掛けなのではないか。
私自身、抱えている傷や問題にも当てはめて観ていたら重たい涙が滲んできた。
原作を読みたいと思う。
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