「理屈に拘るもどかしさを表現」はい、泳げません bluewaveskyさんの映画レビュー(感想・評価)
理屈に拘るもどかしさを表現
アラフィフ在宅ガオラー(Little Glee Monsterのファンのことをガオラーと呼びます)の私としては主題歌に起用されたので皮切りの上映を観に来たが、主題歌2曲は映画の内容を映した書き下ろしなのだが、最後のクレジット時に歌が流れるのがファンとして申し訳ないほど、ユーモアあり、シリアスあり、ハートウォーミングな映画だった。
長谷川博己演じる小鳥遊雄司は哲学者ゆえに物事を理屈で考え過ぎるタイプで上手くいかないのだが、職業問わず人間誰しもそういうことがあり、非常に共感できるポイントだと思った。雄司は理屈に拘り、関西弁の前妻(麻生久美子)と恋人(阿部純子)とその息子のあいだを揺れ動く。
また静香コーチ(綾瀬はるか)のスイミング教室の雄司の仲間、オバタリアン4人組(伊佐山ひろ子、広岡由里子、占部房子、上原奈美)が雄司への静香のコーチングの雰囲気を盛り上げるのに一役買い、和風ダシのようにいい味を出していた。
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