ビリーバーズのレビュー・感想・評価
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なかなかシュールでそれ故に怖い
無人島に暮らすカルト団体。 極限状態の中、彼らの行動はシュールで笑いを誘う部分もあるが、真剣故に怖い。特に議長が怖い。もう何言っても通用しない狂気。カルトの怖さを物語っている。 抑えていた欲求が爆発し、快楽に溺れていく姿。 無人島に男女がいたらああなるよ。 海を背景にした砂浜でのSEXシーンはたまらんかった。 オペレーターの終盤の心情がよく分からんかった。
エロい
あまり予備知識なく鑑賞 日活ロマンポルノみたいな描写と展開だなーと終始エロい気持ちで観てたら、エンドクレジットで原作山本直樹、監督城定秀夫で、そりゃエロいわ!! あいみょんみたいな女優さん、メチャクチャ体張っておっ〇〇出しまくりでマジカンシャ〜💕 お題も宗教モノで、これまたこのご時世にぴったり! デート映画に是非!(←ダメダメ笑)
「宇野祥平さんが印象に」
今年82本目。 オーディションで受かった北村優衣が熱演。コンビニなどにある2022年秋冬号のPHPカジュアルは磯村勇斗さんのインタビュー。「このへんでいいか」としたら俳優として続かない。今回はかなり体重を落としたり役に正面から向き合う姿勢だと思います。「ザ・ファブル」の時も岡田准一さんが「大体こう言う感じかなと思って演じたら絶対にだめ。」 2人から自分も生きる姿勢を学びました。 2020年10月の「罪の声」が凄すぎた宇野祥平さんが今回も印象に。前置きが長くなってしまい内容書けませんでした。
森と山と塔
あの頃のちょっと斜に構えた文化の中にいた一人としての記憶と興味が強かった山本直樹(森山塔)。この作品も実家に単行本あるんじゃないかなー。読み返したくなりました。汗臭いエロなのに乾いてる感じが好きな作家さんでした。 そういった意味では今回の女優さんは素晴らしかったけれども、艶っぽいというかウェットが強めだったので、男性二人の乾いた汗臭さにはフレッシュに過ぎたかな、なんて。でもこれは贅沢な感想であって、鑑賞中は「上手いなぁ」としか思ってませんでした。是非とも応援したい所存てあります。あの二人に挟まれての体当たりは相当な胆力が必要だったでしょうしね。お見事です。 時代が一周りして今こそ観る意味のある作品に仕上がっていて、近年急上昇の城定監督の味が全面に出ている好作品ではないでしょうか。
ラスト40分は津波。
AVを見知らぬ人たちと観ているのは、なんだかなあ、と極めて居心地の悪い 80分。しかし残り40分は突然、映画です。 原作マンガは、オウム真理教の事件を下地にして、ピープルズ・テンプル集団自殺事件をもとにしたと聞く。"何も起こらない島" から "あっという間の出来事が巻き起こる島" への変貌は、極端がために、非常にマンガらしく映画らしくて最高でした。 カルト、怖っ! "外界と切り離された島" という設定は、実はそのままカルト教団の内側を示しているのでしょうね。信じ切っていることって、所詮こんなものなんだよ、こんな詭弁に惑わされちゃってるんだよ、気づいてくれというメッセージなんだと思いました。素晴らしい。 おまけ1 オープニングカットがドローンでのワンカットだとしたら、お見事でした。 おまけ2 自分も「アルプススタンドのはじの方」で城定監督を知った口なので、「愛なのに」そして本作と、ようやく監督が元いた場所での映画も観た、という感じです。今後もいろんな映画を撮ってほしい!
見えないものが見えてくる・・・毒素を出さなきゃなぁ・・・(^_^)
実際の事件とシンクロしてしまい、とてもタイムリーに感じてしまう。しかも7月8日に公開ってのが因縁めいていて凄い。 最初は芸人たちがよくやる無人島生活みたいな雰囲気だったが、ニコニコ人生センターの本部から食料配達が滞るようになり、サバイバル生活を余儀なくされる3人。そして、送られてきたのは大量の小麦粉!うどんにするかパスタにするか悩んでいる面々が面白い。いや、麺々じゃないってば。 人間の欲望の中でも食欲が満たされないとヤバい。夢を語るにしても影響が出てくるはずだし、性欲だって・・・と、意外にも物語はその性欲のほうに向かっていく(*'ω'*)。個人的には濡れTシャツだけでも満足なのに、大胆にもあんなシーンやこんなシーンまで・・・左右の違いはかなりエロチックだと思います。逆にシンメトリーなおっぱいなんて・・・ 三角関係というのも絶妙。いくら教団側の実験的要素があっても、こうなる恐れは予想できると思うのに。もう『青い珊瑚礁』ごっこするしかない!ただ恋愛感情とは異にして、「がんばれ、がんばれ」という極めて宗教的儀式だと思いこまなきゃならない辛さ。見えないはずの大波だとか、入信した母親だとか、オペレーターには色々見えてきちゃう。臨死体験なんてやらなくても微かに残った良心が生み出したものか。それとも単なる白日夢?白昼夢?もう気分はデイ・ドリーム・ビリーバーだ♪ 人を殺すとかの描写もけっこうあるけど、どこか現実離れしているところは逆に良かった気もする。尊師の血を飲む(多分)とか、妄信的な信者の姿が不気味。やっぱりオウム真理教などのカルトがモデルなのだろう。終盤は連合赤軍っぽいけど、「反省しちゃいけない」ってところが根本的に違った。世界には色んなカルト教団があるので、その一部を垣間見た気分にさせられました。なお、北村優衣の魅力と大胆演技によって加点・・・
みんなのためにがんばりましょう
原作連載時はオウム想定だったようだが、現代でも十通用する。 カルト(マインドコントロール)ってのはつくづく厄介。 北村優衣の脱ぎっぷりは良し。 ただ、おっぱいまでが長い(焦らされ効果アリ)
行き着く先は欲望
予告は面白そうだし、磯村勇斗だし、城定秀夫監督だし、そこそこ期待していた本作。どんな映画なのか全く分からないけど、なんか良さそう。興味本位で鑑賞したわけですが...これR18やん。なんで15なんですか?笑 城定監督の真の姿って感じですね。 まあ、とにかく性的なシーンが多いこと。 直接的なものもありますし、セリフもそういうのばかり。予告からはそこまで感じ取られなかったので、受け入れきれない人も少なくないかなと。私も結構苦手な方なんですけど、新人・北村優衣の美貌により見れました。声のトーンとか、可愛くもあり美しくもある顔立ちとか、かなり魅了されてしまいました。 頻繁にそういったシーンがある訳ですが、もちろんそれだけではありません。ちゃんとストーリーも骨太で見応えがあり、全く飽きさせず非常に面白い。謎が多いからこそ、これからどうなるんだろうかと予想が全くつかないし、集中して見てしまう。城定節も効いており、カメラワークやら演出やらがたまらなくいい。この監督、今年何本撮るの。しかも、全部面白いんですけど。斜め上行く変態映画はこの監督に任せたら勝ち確。大好きです。 胡散臭く、舞台っぽいセリフまでも上手く見せてくれるのがこの映画。バカらしいな〜と思いながら笑えて、でも洗脳ってこういうことなんだろうな〜とちょっと考えて。同日に見た「X エックス」と同じように、ポルノ映画としての質も高いし、カルト映画としてもかなりよく出来ている。パワーかオーラか知んないけど、何故かめちゃくちゃ引き込まれるものがこの映画にはあります。すごく不思議。 突拍子の無さが受け止めきれなかったり、説明不足過ぎて頭の上にクエスチョンが浮かんだりしたけれど、磯村勇斗と宇野祥平の気持ち悪い演技は最高だし、飲み込まれそうになり謎の安心感覚えてしまう空気感が奇妙ながらも素晴らしいし、言語化が難しいけどとにかく変な映画でした笑 でも、結構面白いんだよな〜。 こんなに色々考察して、制限して、人の役に立とうとしておいて、結局は性には抗えないと。浅いようで深い。もう、人間ってやな生き物ね。そもそも、女性を一人で送り込ませる時点でそうなる事はほぼ確定。ということは、先生はこれまでも計画していたのか?だとしたら、いや、そうじゃないとしても先生はめちゃくちゃ気持ち悪いですね。 これはもう原作がよく出来ているんでしょう。 すごく濃密で楽しかった。あまりにも多いわ!長ぇわ!とは思ったけど、ストーリーがものすごく面白かったから大満足です。北村優衣にはすごく注目ですけど、これを超えるのだろうかと不安なのは私だけじゃないはず。
城定監督作品で、初めてイマイチと感じた映画
城定監督の映画が好きで、上映されると必ず観に行きます。今年前半に観た『愛なのに』も予想以上に面白かったし、その次の『女子高生に殺されたい』も見どころ豊富な良作でした。今回の新作は原作が山本直樹、更に本人出演も有り!これは観るしかないでしょう。私は遥か昔、山本直樹の新しい漫画が出ると、必ず買って読んでいたものです。そして、同好の友人と山本直樹作品について語り合った日々は、今では懐かしくも良い思い出です。この新作は良作に間違いない!と、観る前から勝手に予想して、映画館の席に座り、ワクワク気分でいました。 ところが、上映が始まって、10分、20分と経過しても、何か引き込まれるような場面が余り出てこない印象。上映前のワクワク感がだんだん消えてくるし、テンションが下がってきます。後の席では寝落ちしたらしい客のイビキ声が聞こえてきて、うむ、この内容だと疲れてたら寝落ちする人もいそうだと感じました。 そのうち、エッチな裸のシーンが増え始めます。私は貧乏暇無しながら、映画館が大好きなので、睡眠時間を削ったり、有休を上手く使ったりして、1年に150回ほど映画館に通っていますが、裸のシーンがここまで多い映画は無かった。人並み以上にエッチ好きな私は本来、こういう映画は特に引き込まれてしまうのですが、意外と個人的には不思議とエロい気分にはなれず終いでした。これは私が筋金入りのエロ好きで、エロい映像を観過ぎているのも原因の一つと思われますが、恐らく城定監督の優し過ぎる性格ゆえか、余りハードなエロ表現を出演女優に要求しなかった事も一因かもしれません。しかしながら、普段良く行く映画館の大スクリーンで、若い女性の美ボディを観るのは、さすがの迫力で非常に良いものです。エロい場面になると、何かに忖度してるのか、急に照明が暗くなる嫌がらせみたいな邦画が多いのですが、この映画はめっちゃ明るい映像ばかりというのも良いですね。「内容は置いといて、映画館で裸のシーンを多めに観たい」みたいな人にはオススメかもしれません。映画の中盤辺りで、後部座席にいたオタク風の30歳風の男性客が、もっと近くで見たいとばかりに、急に前の席に移動してきて、「おいおい、勝手に席移動するんじゃないよ」と思うと同時に、「だが気持ちは分かる」と思ったりもしました。 この映画、ハッキリ言って城定監督が初めて作った失敗作と感じました。山本直樹の原作が20年以上昔の作品だったため、カルト宗教の捉え方に時代性が強過ぎて、今では違和感があるからなのでしょうか。よく分かりませんが、この映画はリアルタイムで20年前に作られていたら、今とは評価が違っていたかもしれません。正直言って映画としての面白さが薄く、笑わせたいのか何だかよく分からない意図不明なシーンも多くて、何を伝えたいのか、映画的なメッセージ性も薄い。映画の中で現実と夢と妄想が入れ混じる箇所が結構出てくるのだが、それが効果的に上手く表現されてるという感じが無く、そこも違和感ありで、俳優陣もこの奇妙な台本を消化しきれてなさそうな印象があって、残念ながら世界に入り込めず、正直余り楽しめませんでした。城定監督の他の映画はどれも好みだっただけに、これは意外な結果でした。余り低評価はしたくないのですが、他のレビューを眺めると結構良い評価が多いのを見て、こんなレビューを書く人が1人いてもいいかな~と思い、辛口ですが低評価にしました。城定監督の次の新作が出たら、また観に行きます。次回は好きな作品になる事を祈ります。
昔読みあさった山本直樹、ビリーバーズは読んでいなかったが、小さな世...
昔読みあさった山本直樹、ビリーバーズは読んでいなかったが、小さな世界の中での、いかがわしさと理不尽とエロ、まさに端から端まで山本直樹テイストだった。 人間の欲望や汗の匂いまでもが漂って来そうな微妙な距離感、エロが上手く表現されていて見応えありました。 山本直樹が描く、肩が華奢で鎖骨が出ているのに胸がデカいって女の子のエロさを思い出しました。
カルトから生まれたまこと
磯村勇斗さん、映画初主演なんですね。 映画にたくさん出演しているから主演、はじめてなんだな〜と思いつつ。 磯村勇斗さんも北村優衣さんも宇野祥平さんもリアルすぎ。特にふたりは体を張って頑張りました。リアルすぎ。北村優衣さんは普通に美しかった。 奇しくもこのタイミングというのは、『もってる』ということなのかしらん…
新人女優、体を張った演技が光る
予告編からも前半の展開は想定内であったが、偶然にも、カルト宗教への関心が高まっているこの時期に公開されていることから、カルト宗教の様子を垣間見ることもできるだろう。ちょっとポップに描き過ぎているようなところもあるが、いざ没入してみると、怪しさもおかしさも感じなくなるものなのだろう。劇中歌は上映後しばらく頭に残ったし、お題目のように繰り返し唱えられるフレーズも耳につく。自由意志を奪われたその先にあるのは、教祖(教義)を盲信するしかない、まるで機械のような生き方・あり方である。上映終了まで約2時間といったところだったが、けっこうな割合をお色気シーンが占める。ストーリーの展開は特に前半緩やかであり、やや長く感じた。ただ、新人女優・北村優衣の体を張った演技は、包み隠さずいえば「眼福」ものである。眠たくなることはなかった。宗教にハマっても三大欲求には抗えない…。
気になって観てしまいました
エロい方のR指定作品。 新興宗教の闇を描いた?のかなぁ。無人島の🏝エロい内容しか残らない。 問題作ではあります。 個人的にはこの監督のラブストーリーの方が好きです。 初めて劇場の不具合で上映時間が20分くらい遅れました🥲 67
文句無し。傑作。
言葉になりません。 本当に傑作だと思った。 〝人〟というものを突きつけられた。 色々な要素があるけれど、どれが欠けてもならなかったと思う。 一見、チープで軽快な表面を見せつつ、上質で重厚な内面のある作品だった。 笑っているのに恐怖し、恐怖しているのに笑っていた。 観た後、クラクラした。 最後のオペレーターの言葉がとても印象的でした。 人は何かを信じていたいんだと思った。 星五つです。
かつてのATG作品やロマンポルノにあった艶かしいエロスと現実に起こった事件と絶妙にシンクロする社会性が渾然一体となった堂々たる問題作
ニコニコ人生センターなる怪しい団体に所属する男女3人が議長、副議長、オペレーターという役職を与えられて孤島に送られ、本部から指示されるミッションをこなしながら共同生活をする中でどんどんおかしなことになっていく話ですが、『女子高生に殺されたい』ではギリギリ保たれていた節度のリミッターが全く効いていないので邪な人間性がこれでもかと露わにされます。劇中で何度も何度も繰り返されるのが“みんなのために頑張りましょう”。前夜に見た夢までも告白させることで故人の尊厳が破壊された世界では元々は俗世に絶望し理想郷を求めたはずの人が嬉々として自由意志をかなぐり捨てお互いに監視し合う雁字搦めの世界に飛び込む矛盾を強制的に正当化するパワーワードですが、“みんな”を“家族”なり“会社”なり“チーム”なりに置き換えれば自分達が何の迷いもなく受け入れている呪文と同じであり、現代社会が丸ごとカルトと何も変わらないことにゾッとさせられます。 本作が封切りされた同じ日に起こった例の事件の背景にあることと恐ろしいほど精緻にシンクロする描写に激しく動揺しましたが、それは偶然でも奇跡でもなくカルトに掌握されているこの世界で今日もどこかで普通に起こっていることが描かれているに過ぎないのではないかと考えると納得出来てしまうのが不思議です。 そんな社会的なテーマを扱う挑戦的な作品ですが、かつてのATG作品や日活ロマンポルノにあった艶かしいエロスをがっつり纏っているのが本作のもう一つの魅力、R15+という全然デタラメなレイティングは一部の高校生にいい意味で大変なトラウマをもたらすことでしょう。副議長を演じる北村優衣の正に体当たりの熱演は正視に耐えないくらいに痛々しく繊細で美しいです。
力作だけど20年前に観たかったのかも
面白かった。というより予想よりエロエロだった。北村優衣さんの肉感度は凄まじかった。よくここまでやったなぁ、と。さすが城定監督、濡れ場数は半端ない。それと後半のモブシーンもまさかあんな力が入ってるとは。 宗教やイデオロギー集団の内ゲバ的なのと、アナタハン島的なものの合体。ドラマが起きる最小人数の3人ではじまり、1人消すと天国になり、宗教によって始まった天国は、宗教によって終わりを迎える。 原作は未読。正直、これはこのスタッフで20年前に観たかった感じでした。いままさにカルト宗教が世間を賑わせてはいるけど、その有様は、オウムの後、震災後のフィクションとも違った別のステージに移ってると思うし。当時はまだあった経済的安定や日本的民主主義が完全崩壊した今は宗教は世界的にももっと別の問題になっているかと思う。なので最後のスペクタクルがレトロな風物詩的なものに見えました。
いわゆるひとつの無人島合宿型低予算映画。
ほとんどインディーズ映画に近いテイストではある。 いろいろと売り文句はあると思うが、人間の欲望をあぶり出すというほどのものでもなく、カルト宗教の描きかたもステレオタイプといえるもので、特に面白味はない。 原作も20年以上前のものなので、世界観が古いのかもしれない。 城定秀夫監督流のエロが入り、そこが見せ場ということになるだろうが、土俵がポルノではないので、ちょっと中途半端さも感じる。 後半はストーリーが迷走し、ほとんど意味不明と化す。 北村優衣さんのヌードシーンとセックスシーンを鑑賞したい方は、劇場のスクリーンで、じっくりと堪能いただきたい。 ちなみに、私は北村優衣さん初主演作「かくも長き道のり」観ましたよ! 今後も がんばっていただきたいものです!
山本直樹ワールドを最大限に表現
山本直樹ワールドを完全に映画化するのは無理(そんなことをしたら映画ではなくなる)だが、映画にできる最大限まで表現した作品だと思う。他にも映画化された作品はあったが、彼の作品が好きな人にはとても満足できるものではなかった。親しみがあるようでいて空想的な設定のなかでセックスを愉しみながら、どこかその滑稽さも描く山本直樹作品の空虚な感じがよく出ている。マンガのヒロインの身体は実写映画になると生々しくなるが、それでも山本作品のヒロインの陶然とした表情をうまく表現している北村優衣の演技が素晴らしい。山本作品によくいるお邪魔虫のようなウザいキャラの議長役の俳優も上手い。
興奮しました。
これぞ映画、という独自の世界観に興奮しました。 基本は3人芝居。観客の思う通りに進んでいく感じがいい。 人間の本質はこういうもんなんだろうなということをひたすら肯定していく感じもいい。 おじさんのむき出し感、イケメンのブレブレ感、女の人のどうにもなれ感。 まあ、とにかく女優の方の脱ぎっぷりには脱帽でした。
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