ビリーバーズのレビュー・感想・評価
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ニコニコ人生ってどんなの?
磯村勇斗が出てるくらいの情報しか入れないで着席。えっ、こんな映画に磯村君が!?
カルト宗教のニコニコ人生センターのメンバー、議長のオヤジ、副議長の女子、オペレーターの男子の3人は、無人島で修練を行っていた。毎日毎日、どんな夢を見たのか告白しあう。夢は外部から入ってくる毒のせいで、悪夢になったり、淫夢になったりするんだとさ。その毒を浄化するのが、この宗教。心を浄化して新しい世界へ旅立つのが目標らしい。ふ〜ん、だから何?なんて、もやっとしてたら、副議長、常にノーブラでTシャツだったのね。Tシャツのまま海に入って、透け透け。変だなって感じてたら、そこからはずっとエロエロ。突然素っ裸になったり、フェラしたり、やりまくったり、随分裸さらしてた。ビックリだわ。そして最後は銃撃戦!?敵はなんだったの?
とにかく、納得できない理屈ばかりで残念でした。エロエロシーン楽しんでる自分も最低でしたけどね。
新たな
パンフレットが良いでおすすめ
宗教カルト集団の3人のメンバーが島で合宿生活をしている。それは最初は長閑な感じであるがだんだん狂気的で官能的な感じになって、最後が大事件が起こり、顛末を迎える。3人のキャラクター、演出が最高だし、ストーリーも飽きさせない。ラストの空虚感も余韻が残る。
また、パンフレットが良いので、鑑賞後読んで補完することをおすすめする
山本直樹原作にハズレ無し。
ここまでやるかっ!北村優衣の体当たりすぎな演技に驚愕!!
オウム真理教や連合赤軍、人民寺院、マンソン・ファミリーなどの新興宗教やコミュニティをモデルとした漫画「ビリーバーズ」は、日常からは切り離された環境の中で信仰心と欲望のどちらが勝るのかというような実験要素を詰め込んだ作品だ。
そういったカルトやコミュニティの儀式は、俯瞰的に見ると滑稽でバカバカしいものに感じずにはいられないものの、それを意味あるもの、大切なものだと認識してしまうほどにマインドコントロールされてしまう状態というのは、恐ろしくもあり、人間の精神構造がいかに繊細で脆いものだということを痛感させられてしまう。
そこにエロスの要素を組み込ませたといわれているが、ヒッピーのコミュニティや、それこそマンソン・ファミリーは、フリーセックスや乱交を儀式的に行っていただけに、その要素こそもカルトである。今作が特徴的なのは、そこにソリッド・シチュエーション・スリラーの要素が加わっていることだ。
食料や物資が定期的に届くかもわからない、外部の情報もわからない……という極限の状況下で、夢と現実、信仰と欲望の境界線が揺らぐ中にいる、男ふたりと女ひとりの実験的要素もスリリングで見応えがあるし、性犯罪者の心理にあまりにも近づき過ぎているという危険性もある。
さらに今作の監督である城定秀夫は、ピンク映画やお色気シーンのあるVシネ系出身の映画監督だ。そんなシチュエーションを柔らかく、観た人になんとなく想像させるといった、生易しい描写なんてするはずもない。
出演者がB級俳優であれば、それも予想できたと思うが、今作に出演している磯村勇斗や北村優衣は、あえてそこに冒険するような立ち位置の俳優ではないだけに、今作での体当たり過ぎる演技には驚愕するだろう。
特に北村優衣は、後半はヌードになっている時間の方が多いのではないかと思うほど。
確実に言えることは、家族で観るような映画ではない!
素っ頓狂
信じる者は下半身埋められる。
原作未読。小さな無人島で共同生活を送る互いの素性も知らない3人の男女。彼らはカルト教団の信者で日々その日見た夢の報告、テレパシーの実験、中身の分からない箱の運搬に明け暮れている。
「先生」の教えに従い安住の地へ出発するその日まで過酷な修行は続く…って、いや、いや、おっさんと若い男女がひとつ屋根の下。どうなるかなんて目に見えてるやん。しかも食糧支援はギリギリ以下で思考回路も正常ではない。修行が足りぬから淫らな夢など見るのだと説教垂れてた本人が欲望剥き出しで大暴走する様はまさに滑稽の極み。
宇野祥平がただの変態を潔く怪演。磯村勇斗と北村優衣の絡みは結構生々しかったです。思い切りましたね。もう途中から3人共気持ち悪かったです。やっぱりちゃんと栄養あるものを食べないといけませんね。
何を信じても、誰を信じてもそれは本人の自由。だからこそしっかり見極めなくてはいけない。先生のパワーが注入された怪しげな液体を飲まされる前に。
良いね。
今観られたことが奇跡
見えないはずのものが見える男が見る夢。
と、その中の女。って言うラストが、無茶苦茶昭和的なんですが、コレが意外にも滲みた。
またやるん?飽きもせず?などとなどと。城定監督でピンク爆発!からの悲劇。からの内省ワールド。イヤイヤイヤ。途中、もうどないなっとんねん!と喚き叫んでひと暴れしたくなるよな展開からの、東欧映画みたいな収め方が結構快感です。
河口を下るボート。死者と向き合い静かに会話する男。向う岸は彼岸。カルトに浸り切った男が女の夢の中に居るのか。男の夢の中に女の夢が入り込んで来たのか。
いずれにせよ向う岸に着けば。もうどうでも良くなる話。だから一緒に行こう。的な。
原作はマンガとの事ですが、ピンク全開からの、この昭和日本的ファンタジーなラストに、不思議な郷愁めいたものを感じてしまいました。
北村優衣さんの体当たり演技に拍手👏
で星⭐️上乗せw
なんか緊張感があって良いね
しばらく考えさせて
↑って感じでカルトや過激派などの比喩し、矛盾点を滑稽にも表現したのかなー
やっている“信者”は真剣なんだろうけど…
心理や本質を極めたいとの思いが、ボタンの掛け違いでこうなると思う
そもそも深く物事を考えぬものは、これ等にはハマらないことを考えれば、ある意味、“問い”と常に答えを求める全うな人なのだろう
同時期に公開中の“恋は光”は男女が惹かれる本能を、哲学的に思考した
ただアレコレ思考するよりも、これまた公開中の“アルピニスト”を観れば、あのような極限で最短で悟りを開けそうだとも思う
PS.磯村君って初主演なんですか~!?
“PLAN75”でも観たしね(といっても名前、今覚えましたw)
相変わらす議長役の方、個性的でナイスな演技!!!
そしてなんといっても女の娘、勝負したね!!!!
これから女優していくって覚悟がスゴく感じました!!!!
眼福
とてもよかった
まさに統一教会の問題が話題の今、見るタイミングが最高だ。恋愛がまったくうまくいかない人は写真でマッチングして結婚させてくれる統一教会のシステムが救いになることだろう。また、洗脳だとしても、生きる現実が厳しすぎる人にとって教義などが救済になることもあるだろう。なので一概に否定できないところが恐ろしい。
映画はエロくて怖くて面白い。また、無人島での自給自足生活は厳しい一方で楽しそう。
自分はもう年寄なので元気がなくて、若い女性がいてもあんなふうになれる自信がない。どんな状況であったとして若くて元気なのは素晴らしいことだ。うらやましい。
人間の本能むき出しの無人島生活のなれの果て
人間の三大欲求は無人島という極限状態において、
何を一番欲するものなのかという人体実験の過程を見せられた気がした。
餓死状態一歩手前の空腹をはるかに通り越し、むせ返るような体臭、喉も干からび、ただ寝る、そしてお互いの見た夢を報告して解説し合う毎日の生活。
その中で男2人女1人という絶妙な関係性。
結局人間は動物的本能をむき出しにして性欲が勝るのか。北村優衣と磯村勇斗の浜辺での絡みは実に美しく官能的で、むさぼり合うというのはまさしくこういうことなんだろうなと。そしてあの豊満な肉体は大地のような暖かさを感じてしまった。体を張った演技は新人ながらも素晴らしかったと思う。
作品を見ていると、カルト教団の思想や考え方が何が起こったとしてもうまく言い変えたり、捉え方を変えるだけで良いようにも悪いようにも変換可能で、真実は何なのか、実際そんなものはあるのか、すべては夢の世界の話なのか。いや、すべては紙一重ってことでしょうか。それではみんなのために頑張りましょう。
あれ、洗脳されてますか...私。
何はともあれ、今年は城定監督やらかしてくれてます!!
カルトだが…
左の方が大きい
『アルプススタンドのはしのほう』で知って以降、追い続けている城定監督。
毎回違う作風で楽しませてくれています。
正直、崩壊の帰結はごく当たり前のところではあるのだけど、抑えつけていたところに大きな刺激がきたら、そりゃ爆発するよね、という部分はリアルだった。(無菌室にいると、逆にウィルスに弱くなるような)
また、特に議長が、どこまでが本当に信心からでどこからが情欲からなのかなど、モノローグが無い事でハッキリさせないところも解釈の幅があって良かった。
ただ、前半後半ともにやや間延びした印象でもあったので、もう少しコンパクトだとより好みかも。
ラスト、あれで議長が生きてるハズないし、署長室で電話させるわけもないので、あれは夢だと思いました。
※タイトルは気にしないでください。笑
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