ビリーバーズのレビュー・感想・評価
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信じる者は下半身埋められる。
原作未読。小さな無人島で共同生活を送る互いの素性も知らない3人の男女。彼らはカルト教団の信者で日々その日見た夢の報告、テレパシーの実験、中身の分からない箱の運搬に明け暮れている。 「先生」の教えに従い安住の地へ出発するその日まで過酷な修行は続く…って、いや、いや、おっさんと若い男女がひとつ屋根の下。どうなるかなんて目に見えてるやん。しかも食糧支援はギリギリ以下で思考回路も正常ではない。修行が足りぬから淫らな夢など見るのだと説教垂れてた本人が欲望剥き出しで大暴走する様はまさに滑稽の極み。 宇野祥平がただの変態を潔く怪演。磯村勇斗と北村優衣の絡みは結構生々しかったです。思い切りましたね。もう途中から3人共気持ち悪かったです。やっぱりちゃんと栄養あるものを食べないといけませんね。 何を信じても、誰を信じてもそれは本人の自由。だからこそしっかり見極めなくてはいけない。先生のパワーが注入された怪しげな液体を飲まされる前に。
良いね。
城定監督は一般映画でもバリバリ良作を量産できるのは素晴らしい。 女優の北村さんの脱ぎっぷりや宇野の存在感も素晴らしい。時々映画的に興奮させてくれるのも、良い。ヨーロッパとかアメリカンインディーっぽい感じもする。それこそ、ライトハウスとかの感じ。安倍銃撃事件直後なのもあり、二世問題とかについても考えてしまう。 夜を走ると引き続き宇野がカルトの世界の人というのも良いですね。宇野も脱げばもっとサービス的に面白いと思うけれど、そこは若い二人の肉体美を全面に押し出したかったのかな。山本直樹原作は今年観た夕方のお友達と二本目ですが、どちらも良い。原作の漫画も読んでみようかな。
今観られたことが奇跡
これだけ頑張って作った作品なのに、もしかしたら上映中止だったかもしれないと今は思う やっていることは不思議なのに、観ていると間違っているのは自分かもしれないと思えてくる 映画には観るタイミングがあるのだと、この映画を観て改めて思う
見えないはずのものが見える男が見る夢。
と、その中の女。って言うラストが、無茶苦茶昭和的なんですが、コレが意外にも滲みた。
またやるん?飽きもせず?などとなどと。城定監督でピンク爆発!からの悲劇。からの内省ワールド。イヤイヤイヤ。途中、もうどないなっとんねん!と喚き叫んでひと暴れしたくなるよな展開からの、東欧映画みたいな収め方が結構快感です。
河口を下るボート。死者と向き合い静かに会話する男。向う岸は彼岸。カルトに浸り切った男が女の夢の中に居るのか。男の夢の中に女の夢が入り込んで来たのか。
いずれにせよ向う岸に着けば。もうどうでも良くなる話。だから一緒に行こう。的な。
原作はマンガとの事ですが、ピンク全開からの、この昭和日本的ファンタジーなラストに、不思議な郷愁めいたものを感じてしまいました。
北村優衣さんの体当たり演技に拍手👏
で星⭐️上乗せw
なんか緊張感があって良いね
予想外の一品でした カルト集団の話としてでなく、人と人と人の恋愛感情のもつれとして見ると面白い とにかく若い二人の舞い上がって行く時の感情表現が凄い!! ちょっと北村さんの裸体が多いのはご愛嬌として、楽しめた映画でした ただ、食糧難の島にしてはふっくらし過ぎかな
しばらく考えさせて
↑って感じでカルトや過激派などの比喩し、矛盾点を滑稽にも表現したのかなー やっている“信者”は真剣なんだろうけど… 心理や本質を極めたいとの思いが、ボタンの掛け違いでこうなると思う そもそも深く物事を考えぬものは、これ等にはハマらないことを考えれば、ある意味、“問い”と常に答えを求める全うな人なのだろう 同時期に公開中の“恋は光”は男女が惹かれる本能を、哲学的に思考した ただアレコレ思考するよりも、これまた公開中の“アルピニスト”を観れば、あのような極限で最短で悟りを開けそうだとも思う PS.磯村君って初主演なんですか~!? “PLAN75”でも観たしね(といっても名前、今覚えましたw) 相変わらす議長役の方、個性的でナイスな演技!!! そしてなんといっても女の娘、勝負したね!!!! これから女優していくって覚悟がスゴく感じました!!!!
眼福
大きな画面でいいもの見せてもらった。 不謹慎だけど、カルトに注目が集まってしまった今、多くの人に観てもらえるといいですね。 俳優さんって大変。 磯村勇斗人気俳優なのに大丈夫かな。でも人気あるのわかる気がする。 城定監督の作品は「アルプススタンドの〜」で初めて観たけど、こっち系の作品がホームなんですね。 面白いはずだ。 それにしてもよく「アルプススタンドの〜」のオファーしたな。オファーした人も受けた監督もすごいや。
とてもよかった
まさに統一教会の問題が話題の今、見るタイミングが最高だ。恋愛がまったくうまくいかない人は写真でマッチングして結婚させてくれる統一教会のシステムが救いになることだろう。また、洗脳だとしても、生きる現実が厳しすぎる人にとって教義などが救済になることもあるだろう。なので一概に否定できないところが恐ろしい。
映画はエロくて怖くて面白い。また、無人島での自給自足生活は厳しい一方で楽しそう。
自分はもう年寄なので元気がなくて、若い女性がいてもあんなふうになれる自信がない。どんな状況であったとして若くて元気なのは素晴らしいことだ。うらやましい。
人間の本能むき出しの無人島生活のなれの果て
人間の三大欲求は無人島という極限状態において、 何を一番欲するものなのかという人体実験の過程を見せられた気がした。 餓死状態一歩手前の空腹をはるかに通り越し、むせ返るような体臭、喉も干からび、ただ寝る、そしてお互いの見た夢を報告して解説し合う毎日の生活。 その中で男2人女1人という絶妙な関係性。 結局人間は動物的本能をむき出しにして性欲が勝るのか。北村優衣と磯村勇斗の浜辺での絡みは実に美しく官能的で、むさぼり合うというのはまさしくこういうことなんだろうなと。そしてあの豊満な肉体は大地のような暖かさを感じてしまった。体を張った演技は新人ながらも素晴らしかったと思う。 作品を見ていると、カルト教団の思想や考え方が何が起こったとしてもうまく言い変えたり、捉え方を変えるだけで良いようにも悪いようにも変換可能で、真実は何なのか、実際そんなものはあるのか、すべては夢の世界の話なのか。いや、すべては紙一重ってことでしょうか。それではみんなのために頑張りましょう。 あれ、洗脳されてますか...私。 何はともあれ、今年は城定監督やらかしてくれてます!!
カルトだが…
今このタイミングでカルト宗教を描いた本作だが、テーマはむしろそうした異常な環境下で炙り出される人間の欲望…いや、肉欲か… 戯画的な物語の顛末よりは、肉欲を認めエスカレートしてゆく辺りが白眉か。 北村優衣が体当たりで良い演技をしているし、肉感的な美しさがあって良かった。
左の方が大きい
『アルプススタンドのはしのほう』で知って以降、追い続けている城定監督。
毎回違う作風で楽しませてくれています。
正直、崩壊の帰結はごく当たり前のところではあるのだけど、抑えつけていたところに大きな刺激がきたら、そりゃ爆発するよね、という部分はリアルだった。(無菌室にいると、逆にウィルスに弱くなるような)
また、特に議長が、どこまでが本当に信心からでどこからが情欲からなのかなど、モノローグが無い事でハッキリさせないところも解釈の幅があって良かった。
ただ、前半後半ともにやや間延びした印象でもあったので、もう少しコンパクトだとより好みかも。
ラスト、あれで議長が生きてるハズないし、署長室で電話させるわけもないので、あれは夢だと思いました。
※タイトルは気にしないでください。笑
信じるものは救われない?
「肉欲は信仰に勝る」という映画だが、男女3人で孤島で生活していれば、当然、そういうことになるだろうと納得させられる。 自分の性的欲求が教義に反するものではないと主張する議長の屁理屈が傑作で、マインドコントロール下にありながらも必死で自己を正当化しようとする様子が笑わせる。また、今、観ているものが夢なのか現実なのが分からなくなるような、不連続で唐突感のある編集も面白い。 ただ、どうして登場人物たちが、あんな怪しげな教義を信じ込んでしまったのかがよく分からず、もどかしい。それぞれの過去の描写はあるのだが、もう少し、入信の背景みたいなものが描かれていたら、「洗脳」にも説得力が生まれたのではないだろうか? 同じように、オペレーターと副議長が、「洗脳」から目を覚ました理由も、今一つ不明確である。集団自殺を察知しただけで、洗脳が解けるだろうか?おそらく、好きな人とのセックスを禁止するような教義は信じられないということが背景にあるのだろうが、それでは、そうしたことを推奨する教義であったなら、目を覚ますことはなかったのだろうか?信仰というのは、難しい。
歪み、ズレ、迷い、
えらい昔に読んでたマンガの実写映画化。 今の時期だから映画化できたのか? 今の時期になぜ映画化したのか? 真っ青な空の下で信仰と欲望の間に流れるドロドロした心の動きとのコントラストが印象的。 題材はカルト新興宗教。テイストから言うとオウム的に見える。調べるとマンガは1999年に開始。地下鉄サリン事件は1995年。マンガとして楽しめるようになった頃というところか。 元々、宗教に興味があったので、当時は面白く読んでいた。 信仰の深さはいろんな部分に歪みを作る。カルトは度を超えて顕著になる。一般社会と隔絶させるのは更に深くする手で、同調圧力がかかることで更に深みに。ここまではカルトの解説だが、欲望というズレがイイ転機として描かれていた。 ただ、濡れ場を削ってでも、もう少し心の変化「迷い」をじっくり描いても良かったのでは?と感じた。 マンガは最後まで読んだか覚えていないし、ラストシーンは覚えてない。なので映画が原作通りに終わったかわからない。 多少、蛇足感を感じたが、筋に沿ったスマートな終わり方だったと思う。 全体としてはうまくまとめられていたと思った。レビューとしては、ほぼマンガの感想のような気もしないではないな。 そして今、統一教会の話題もニュースで流れる。 と、当たり障りのないことを書いて終わりにできる様な作品でもないので、ここから追記。 まあ、途中からエロ描写中心の作品です。 なかなか絶妙。 ディスりではなく、程良くダラシないオッパイ。そのエロさと共に、改めてオッパイって左右の大きさに違いがあるもんなんだなぁ、などと思ったりする。それくらいしっかり写してる。 これってシネコンで上映して良いやつ?ってくらいのレベルに感じた。 よくビリーバーズを動く作品に仕上げてくれたと思う。この描写が無ければ、ビリーバーズではない。ビリーバーズにはこの表現が必要なのだ。そういう意味でこの作品を撮った人達、この作品に理解を示した人達は素晴らしい。 あと作者が教祖として登場して、、、、ってどうなん?!www
気になる左右差
ロケ地も気になりました。三浦半島の浦賀にあんなプライベートビーチみたいなところがあるんですね。行ってみたい。
ダンボール箱を運び入れる地下の構造物は昔の砲台跡か?
話しの行く末は想定外ではありませんでしたが、淫夢、白昼夢を含めた夢と自由の描きかたは嫌いじゃありません。
毎熊(第3本部長)やっと出てきた!
あれ?銃撃されたのに生きていたの?
そこんところはちょっと?
噛みきられた議長も生きていたの?
うっそ~
ちょっと冷めました。
あの男の人、原作、この映画、観たんやろか
あの人の告別式の日に観ました。臨場感、現実感に満ち溢れていました。特にラストの銃撃シーン、主人公と母親のシーンが。 改めて、人間は精神に影響される生き物だと思いました。 改めて、国家と宗教は同じだと思いました。 皆んなの為に頑張るより、自分の為に頑張るのが、周りに迷惑を掛けないと思いました。次の選挙には、期待したいんですが・・・・・・
原作未読で、磯村勇斗ファンは覚悟してみた方がいいというエロい作品と...
原作未読で、磯村勇斗ファンは覚悟してみた方がいいというエロい作品という位の知識で鑑賞。 でもカルト集団や無人島という変わった設定の中で、何かを信じたり、正しいと思う事が穏やかに修行をしている時は幸せであるだろうが、マイナスになり始めると恐ろしい 一般社会にも通じるなと思う。 磯村くんは繊細なオペレーターをさすがに上手く演じていたし、北村さんも大胆で可愛かった。 エロいことはエロいけど、海というロケーションで綺麗だった。まあ、事前にTVで城定監督特集観て麻痺してるかもですが 宇野さんは前科者と罪の声しか知らなかったのでこの怪演!振り切ってて笑えた
山本直樹らしさを損なわない実写化
高校の時、友達が教えてくれたのが森山塔というエロ漫画家。当時のエロ漫画としては描かれる女の子の絵がかわいくて衝撃的だった。そして、やたらとシュールだったのも印象的。そんな森山塔が商業誌に連載することを知った。ペンネームを山本直樹と変えることも。 山本直樹としての漫画はエロもあるがギャグ漫画だったり、バイオレンスシーンが多いシリアスな漫画だったりで当時はかなり戸惑った。本作の原作となる漫画は山本直樹となってから少したってからの作品。カルト宗教を扱っているのは時代を感じさせるが、やはりかなりシュールな印象。エロいシーンも結構あって、山本直樹らしい漫画だと言える。 本作はそんな山本直樹の原作を、特にエロの部分をキッチリ実写化していた。山本直樹原作の映画としては珍しい。 結局のところ性欲ってものは人間が生きる上で描かせない欲望であって、人生を素晴らしくもするしボロボロにしたりブチ壊したりもする。それはどんな状況であっても。正直、大した話ではないが、なんとなく面白い映画だった。 副議長役の北村優衣はとにかくよかったが、やはり磯村勇斗がすごかった。この人の幅の広さったらなんだろう。ものすごい俳優だ。また、先生役についての事前情報を入れていなかったのでエンドロールでは少し驚いてしまった。これがその人なのか!と。
洗脳と本能の狭間にいる人間を描いた衝撃作 北村優衣の魅力に終始圧倒される
原作未読。無人島で、新興宗教に洗脳された3人を描いた作品です。 漫画が原作なので、リアリティーには欠けますが、洗脳された心情と本能である欲情がぶつかり合っている人間を上手く表現していると思います。 そして、何と言っても北村優衣さんの魅力がおっぱい詰まった作品です。顔も好みで、演技も素晴らしいです。元気をもらいました。アッチの方向ではなく、一般の女優としてブレイクしてほしいです。 観て良かったと思える作品でした。
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