ビリーバーズのレビュー・感想・評価
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いやー、怖いけど笑えて面白かった。 音楽とかも滑稽に思わせてくれて...
いやー、怖いけど笑えて面白かった。
音楽とかも滑稽に思わせてくれて、よかった。
ただ、すごい流れだっただけに、オチがもう少し欲しかった感があった。
振り返ると青空、海、裸
1999年ぐらいのどこか終末感のある頃の漫画なのに
2022年にもなって今も変わらず、カルト的集団の異様で独特な雰囲気が
昔と思えない肌感で観れるのが、なんとも異常なことではあるのだが
そういったストーリーが一瞬で消し飛ぶほど裸で海に立つ北村優衣さんに奪われるものがあった。
徐々に加速するエロと閉鎖世界で歪んでいく人間関係がグチャグチャになって
この3人の結末はきっとこうなってしまうだろうなと思ったけど
二人の会話にはどこか影があって、もっと恐ろしいことになってしまう予感さえ感じた
磯村勇斗さんの優等生でありどこか危険な顔もみえてしまう、危うさが
配役のオペレーターさんのなにかわからないが何かある感じに深みが出ていて良かった!
ストーリー的に人を選ぶ物語ではあるが、海岸で交わる画は、この夏最もエロくて人恋しくさせる
しっかりエロい
仕方がない。山本直樹作品を映像化して、エロく描けなかった方が大問題だ。吉本新喜劇を観にきておいて、悲しいことがあったのに笑ってしまった。どうしてくれるんだ!なんてクレームが通用しないだろう。山本直樹はエロいのだ。
とは言え、氏の描く繊細なエロさが描けていたかと言われれば頷くことはできない。いや寧ろ、あの細い線で紡がれる空気感を映像化できたらとんでもないことなのだ。
ただし、「山本直樹作品=生々しいエロ+繊細な線で描かれる画」だと思っている人間にとって、繊細さが失くなってしまったビリーバーズは映画館で観るVシネマ作品だった。Vシネが悪いわけじゃない。卑下する訳じゃない。賞賛すべき作品ではないけど、嘲罵するほどでもない。評価がし辛い。そもそも評価なんて必要ないか。
本作品の内容に興味を持ったなら、是非漫画で読むべき。これは間違いない事実です。
エロティック・カルト・コメディ
上映後、磯村勇斗さん、舞台挨拶付き!
撮影で一番大変だったのは、海での合体シーン。
波が来るのでそれに合わせて下半身が露出しないように
身体を上下していたそうな。笑笑
沼津へお帰りなさい、はやとくん。
小顔で脚長、八等身!超かっこよかった〜♡
見終わった後の疲れも全て吹っ飛ぶ爽やかさでした。
やはり女性は 愛されている瞬間が とても美しい。......たまらんわ。
話題絶頂のカルト集団 奇行が目立ちます。
興味深いのは 罰が土に埋められること あれはおもろかった。
浜辺での 合体はとても美しく 無人島ならでわ。
いいなぁー 昔 小浜島の 細崎でヤリそこなったのよねー。
とにかく イロエロと面白い作品でした。
演技特に 埋められっぱなしの うつろな目は 凄かった。
3人芝居による圧巻の私欲まみれな日常、自分勝手な人間に滑稽さを感じる
宗教の話題が持ち上がったこの時期。この題材が劇場でかかるという皮肉。と聞いてはいたけど、思ったより正しいところに帰結してしまったのが少し物寂しい。ただ、Tシャツに透ける胸はむっちゃエロいことを、真正面に伝えてくる映画ではある。笑
基本はほぼ3人。議長、副議長、オペレーターの3人で無人島暮らし。ニコニコ人生センターを進行する彼らの無垢な暮らし。汚れた俗世にサヨナラするため、淡々とした暮らしぶりを受け入れていく。そのバランスを崩すまでは…。人間が集団として受け入れるコミュニティの最小であろう、3人というのがなんともニクイ。二人の男に邪念が無いとも言い切れず、女は油断を見せない瞬間がないはずがない。初めから切れかかっていた糸が切れたとき、各々の愚行があまりにも目に余って面白い。3大欲求であるうちの1つ、性欲が彼らの輪廻に飛び込んできた時、城定秀夫監督の手腕が一段と光る。
いわゆる宗教観と呼ばれる、誰も立ち入ることの出来ない領域。傍から見たら変わっている、という視点は外界から見ただけの話で、彼らは一切信じ切る。故に問題が絡む。破綻しているような状況であっても彼らは受け入れ、疑うことを罪とする。小さなコミュニティで描きながらコミカルさもテイストしているので、そこに緊迫感は薄い。しかし、段々とパワーバランスを失い、理性も失った彼らの哀れな姿はもっとも人間らしく感じる。ちょっとそこが長いんだけれども。だからこそ、クライマックスは滑稽さを炙っており、凄く好きなシーン。それくらい人間は脆くて痛いのだ。
主演は磯村勇斗さん。圧巻の佇まいに放たれる空虚と、かき乱された性欲がスクリーンで引き寄せる。そこに宇野祥平さんのウザさ、汚さが累乗することで生まれる愚かさがたまらない。主演としての説得力、力の弱さも匂っている点が凄く良い。そして北村優衣さん。眼を見張るほどのスタイルを存分に発揮しているが、何より注目したいのは、垢抜けである。作品の中で漂っていた、処女のようなアイデンティティは汚れた俗世の 中で溶けていく。次第に醸し出される色気に幼さはない。3人芝居だからこそ魅せられる、唯一のヒロイン像に恍惚とした美しさと欲を掻き立てられる。
古い原作ながら高い説得力を持つのは、時代が変わっても進んでいないことの現れなのかもしれない。それほど人間は単純で自分勝手。あまりにも濃い彼らの生活と歪みは、みんなのために頑張った結果なのだろうか。そんなことを考えてしまう。
夏にピッタリ!
宗教に対して知識がないのですが、性欲を悪とするのは一般的なのでしょうか?
なんとなく コントロールするには、我慢し過ぎない方が良いと思いました
夢日記をつけると頭がおかしくなる理由を教えてもらった気分です
怖いですね
よく心が弱い人が宗教にハマると聞きますが、心が弱くない人なんていないし。今自分が当たり前と思っていることを疑うのは簡単でないと感じました
単純に多数派か少数派なんですかね
原作は何年も前に読んだですが。新しい宗教が活発になるタイミングは歴史的に激動がある時なのでコロナ禍を経た今 当時との違いも含めて味わい深かったです
原作者の方が 教祖という'神'的立ち位置で'先生'と呼ばれている役なのはケレン味がありますね
疑わないのと信じるのとの違いを考えさせられる映画でした
あの頃のロマンポルノが蘇る。いやー邦画って本当にいいもんですね〜
最近エロい映画多いよなぁと思いつつ鑑賞。日活ロマンポルノとか数えるほどしか見たことなかったけど懐かしさでいっぱいになるような表現が多かった。いい意味でのチープさとかシュールさが満載で退屈しませんでした。先生の漫画は全然詳しくなかったけどカメオ出演とか無茶苦茶よかったし女優さんは懐かしのポルノ女優風で性春時代が蘇りました。役者さんみんな熱演でいい映画になりました。
なかなかシュールでそれ故に怖い
無人島に暮らすカルト団体。
極限状態の中、彼らの行動はシュールで笑いを誘う部分もあるが、真剣故に怖い。特に議長が怖い。もう何言っても通用しない狂気。カルトの怖さを物語っている。
抑えていた欲求が爆発し、快楽に溺れていく姿。
無人島に男女がいたらああなるよ。
海を背景にした砂浜でのSEXシーンはたまらんかった。
オペレーターの終盤の心情がよく分からんかった。
エロい
あまり予備知識なく鑑賞
日活ロマンポルノみたいな描写と展開だなーと終始エロい気持ちで観てたら、エンドクレジットで原作山本直樹、監督城定秀夫で、そりゃエロいわ!!
あいみょんみたいな女優さん、メチャクチャ体張っておっ〇〇出しまくりでマジカンシャ〜💕
お題も宗教モノで、これまたこのご時世にぴったり!
デート映画に是非!(←ダメダメ笑)
「宇野祥平さんが印象に」
今年82本目。
オーディションで受かった北村優衣が熱演。コンビニなどにある2022年秋冬号のPHPカジュアルは磯村勇斗さんのインタビュー。「このへんでいいか」としたら俳優として続かない。今回はかなり体重を落としたり役に正面から向き合う姿勢だと思います。「ザ・ファブル」の時も岡田准一さんが「大体こう言う感じかなと思って演じたら絶対にだめ。」
2人から自分も生きる姿勢を学びました。
2020年10月の「罪の声」が凄すぎた宇野祥平さんが今回も印象に。前置きが長くなってしまい内容書けませんでした。
閉鎖空間の宗教的狂気と人間の性欲
とある孤島で生活をする2人の男と1人の女。「ニコニコ人生センター」という宗教的な団体に所属している3人は、『孤島のプログラム』と呼ばれる無人島での共同生活を送り『安住の地』へと旅立つ日に思いを馳せていた。メールで送られてくる不可解な指令が、性欲や過度な食欲に物欲といった俗世の汚れを浄化し「安住の地」へ出発するための修行なのだ。だが、飢えとの戦い、突如現れた外界からの侵入者、ほんの僅かなほころびは、徐々に互いの本能と欲望を暴き出してゆく、というストーリー。
テアトル梅田が閉館なので何でもいいから、というチョイスで鑑賞。期待していなかったがなかなか面白かった。
振り切った狂気を演じる3人がそれぞれはまっており、特に宇野祥平の熱演は暑苦しくてよい。無人島で三人きりなので儀式の馬鹿馬鹿しさに客観的な視点がなくツッコミのないボケが段々と歪んでいく様子に引き込まれていく。
ヌードや濡れ場などのシーンがやや長いが、城定監督ということも見せ方もうまく、北村優衣の脱ぎっぷりとスタイルもストーリーに説得力を持たせている。
何気にテーマ曲がいいと思ったら曽我部恵一を主題歌に迎えていて驚き。
人間の欲を明らかにするにしては愛欲に寄り過ぎている感が否めない。あらゆる欲を描いてほしかったが原作があるのでそこは難しいところか。
また、あえてではあるとは思うがオチに広がりを持たせるのはいいが、やや広すぎる。それだけに最終的な印象が少しぼやけたかもしれない。
森と山と塔
あの頃のちょっと斜に構えた文化の中にいた一人としての記憶と興味が強かった山本直樹(森山塔)。この作品も実家に単行本あるんじゃないかなー。読み返したくなりました。汗臭いエロなのに乾いてる感じが好きな作家さんでした。
そういった意味では今回の女優さんは素晴らしかったけれども、艶っぽいというかウェットが強めだったので、男性二人の乾いた汗臭さにはフレッシュに過ぎたかな、なんて。でもこれは贅沢な感想であって、鑑賞中は「上手いなぁ」としか思ってませんでした。是非とも応援したい所存てあります。あの二人に挟まれての体当たりは相当な胆力が必要だったでしょうしね。お見事です。
時代が一周りして今こそ観る意味のある作品に仕上がっていて、近年急上昇の城定監督の味が全面に出ている好作品ではないでしょうか。
みんなのためにがんばりましょう
なんやかんやあって、突然やってきた馬鹿5人の言ってたフリーセックス状態になるのが、完全を目指しても人間らしい部分を捨てられなかった答えのようだった。
禁じていた欲が爆発して、2人だけの世界になってからの野生的なまぐわいは、果たして議長が求めていた「愛」だったのか、それとも人間として「結合」を避けることはできないというバッドエンドなのか。
夢に従って淫猥行為に至ったのはギリ許すとして、全力で応援されて「頑張れ」と連呼される状況がシュールというか笑いが堪えられなかった。
俗世であれば、できるだけ内密に行いたい行為を応援される光景は、人生で初めて目にした。これは私の初体験だ。
ラスト40分は津波。
AVを見知らぬ人たちと観ているのは、なんだかなあ、と極めて居心地の悪い 80分。しかし残り40分は突然、映画です。
原作マンガは、オウム真理教の事件を下地にして、ピープルズ・テンプル集団自殺事件をもとにしたと聞く。"何も起こらない島" から "あっという間の出来事が巻き起こる島" への変貌は、極端がために、非常にマンガらしく映画らしくて最高でした。
カルト、怖っ!
"外界と切り離された島" という設定は、実はそのままカルト教団の内側を示しているのでしょうね。信じ切っていることって、所詮こんなものなんだよ、こんな詭弁に惑わされちゃってるんだよ、気づいてくれというメッセージなんだと思いました。素晴らしい。
おまけ1
オープニングカットがドローンでのワンカットだとしたら、お見事でした。
おまけ2
自分も「アルプススタンドのはじの方」で城定監督を知った口なので、「愛なのに」そして本作と、ようやく監督が元いた場所での映画も観た、という感じです。今後もいろんな映画を撮ってほしい!
見えないものが見えてくる・・・毒素を出さなきゃなぁ・・・(^_^)
実際の事件とシンクロしてしまい、とてもタイムリーに感じてしまう。しかも7月8日に公開ってのが因縁めいていて凄い。
最初は芸人たちがよくやる無人島生活みたいな雰囲気だったが、ニコニコ人生センターの本部から食料配達が滞るようになり、サバイバル生活を余儀なくされる3人。そして、送られてきたのは大量の小麦粉!うどんにするかパスタにするか悩んでいる面々が面白い。いや、麺々じゃないってば。
人間の欲望の中でも食欲が満たされないとヤバい。夢を語るにしても影響が出てくるはずだし、性欲だって・・・と、意外にも物語はその性欲のほうに向かっていく(*'ω'*)。個人的には濡れTシャツだけでも満足なのに、大胆にもあんなシーンやこんなシーンまで・・・左右の違いはかなりエロチックだと思います。逆にシンメトリーなおっぱいなんて・・・
三角関係というのも絶妙。いくら教団側の実験的要素があっても、こうなる恐れは予想できると思うのに。もう『青い珊瑚礁』ごっこするしかない!ただ恋愛感情とは異にして、「がんばれ、がんばれ」という極めて宗教的儀式だと思いこまなきゃならない辛さ。見えないはずの大波だとか、入信した母親だとか、オペレーターには色々見えてきちゃう。臨死体験なんてやらなくても微かに残った良心が生み出したものか。それとも単なる白日夢?白昼夢?もう気分はデイ・ドリーム・ビリーバーだ♪
人を殺すとかの描写もけっこうあるけど、どこか現実離れしているところは逆に良かった気もする。尊師の血を飲む(多分)とか、妄信的な信者の姿が不気味。やっぱりオウム真理教などのカルトがモデルなのだろう。終盤は連合赤軍っぽいけど、「反省しちゃいけない」ってところが根本的に違った。世界には色んなカルト教団があるので、その一部を垣間見た気分にさせられました。なお、北村優衣の魅力と大胆演技によって加点・・・
みんなのためにがんばりましょう
原作連載時はオウム想定だったようだが、現代でも十通用する。
カルト(マインドコントロール)ってのはつくづく厄介。
北村優衣の脱ぎっぷりは良し。
ただ、おっぱいまでが長い(焦らされ効果アリ)
まさかの実写化
原作が20年も昔の古いマンガ作品なので、なぜ今このタイミングで?という印象ですが、逆に時事ネタとかぶるというタイムリーなものになりました。
原作者山本直樹ならではの性描写が多く、どうしてもそちらの方に観る者の関心が引っ張られてしまいます。でも、どちらかというと人間のダメな部分を肯定的に描いているのかなと思います。
洗脳状態(信仰状態)が深ければ深いほどそれを解くのは困難だと思われますが、副議長のそれは観客の都合に合わせてあっさりと解けていきます。
ストーリーは終始オペレーターの精神世界の話と解釈すれば、副議長がオペレーターを誘う機会が多いことや集団自殺の際に副議長が幼い子どもを救う違和感には納得がいきます。
よくわからん映画だったと思う方は、繰り返し映画を観るか原作を読まれることをオススメします。
しんどい
映画としては素人目線で、構成やテンポは満足いくものでした。
しかしとにかく内容がしんどい。
カルト宗教が醸し出す異質な世界観、無人島生活の不清潔感、性的シーンの描写のしつこさ、合間合間の暴力性、これはR15じゃなく間違いなくR18です。21歳でも普通にしんどいのに15歳が見たらトラウマもんですよこれ。
最近話題のカルト宗教がテーマとなっていますが、宗教のせいで家庭崩壊が~、生活が~、みたいな重苦しさはさほどなく、どちらかといえば人間のエゴと三大欲求(特に性欲)について描かれた作品の様な気がします。原作は読んでいませんので映画との違いがあれば悪しからず。
特に印象に残ったのは議長が淫夢を見た原因を副議長の女の子に擦り付けて咥えさせるシーン。女の子は全裸になり議長のをいやらしく咥え、オペレーターの若い男は議長に「お前こんな大事な儀式のときに何してんだ!」と呵責され「がんばれ!がんばれ!」と激昂しだす仕舞。ああ…これがカルト宗教か…と熱いシーンを死んだ魚の目で見つめる私がそこにはいたはずです。その後も議長は宗教的な大義名分を掲げては何かと女の子に結合を欲求していて、こいつそれまでも隠れてひとりこそこそと侵入者の船にあった食料を食い漁ったり、汚れたものであるはずの俗世の雑誌を拾っていたり、どれだけ崇高な宗教に属していようが人間結局はエゴの塊だなあと感じました。
それにしても女の子がえろい。
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